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男たち、野獣の輝き このページをアンテナに追加 RSSフィード Twitter

2016-07-23

[][]『ロスト・バケーション』★★★


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滅多に観られない真面目なサメ映画登場!

<Twitter採録>

出てくる男どもがとことんダメなやつらなのも、清々しさすら感じさせて、どこか懐かしさすら覚える高ポイント。「だよな!」の連続展開と、どんどん主人公が追い詰められていく粘着質な展開は大好物です。手持ちの布石が全部外されるあたりもガッポーズもの。

傑作『オープン・ウォーター』路線にはいかす、活劇路線に突入するクライマックスへの持っていき方も燃え燃えで、冒頭の作劇の不穏さが巧妙にミスリードしている。こうこなくっちゃな! というサメバトルに喝采。

それにしても、あの酔っ払い野郎の観客全てに殺意を抱かせながらも、苦笑するしかないようなお約束な末路には「溜飲がさがる」としか形容のしようがないww

実はカモメ映画でもあるわけですが、CGではなく実物を使ってると知って驚いた。確かにナチュラルな良い芝居してましたもんねえ。カメラがまた絶妙にフレームの端に捉えていたりして良いんですよ。アイデアの元は『キャスト・アウェイ』のウイルソンかもしれませんね。

カモメの存在は、お遊びとかではなくて、作劇上大変上手いアイデア。終始画面に映ることで画面に変化を観客にゆとりを。主人公が食べちゃうんじゃないのかと薄っすら思わせておいての、実は治してあげるくだりはかなり重要な転換点で、観客をがっしり味方につける。


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こちらが陰鬱なサメ映画の極北とするなら、今回の『ロストバーケーション』は爽快なサメ映画として大変楽しめる作品になっていました。

2016-07-20

[]『ブルックリン』★★★1/2


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映画史上類を見ない船酔いシーン

この美しいポスターに期待して観に行ったら、その期待を見事すぎるほど裏切らない良い映画でした。


長くなってもアレなので、個人的に強烈に記憶に残っているシーンだけメモ代わりに書いておきます。


主人公がアイルランドからニューヨークに船でやってくるわけですが、このシークエンスがちょっと普通じゃないんですよ。

まず、食堂でヒロインがまっずそうに食べているスープかなにかが、本当に「裏美味シネマ」史上に残るほど不味そうな代物で、ここからして暗雲が立ち込めまくるんです。
そして、同室の女性がヒロインに「ものを食べないように」という忠告。
何が起こるんですか?

当然それは


「船酔い!」



この描写が極悪!



まず、共同トイレを隣の部屋のいじわるに閉めだされてしまったヒロインは、辛抱たまらず廊下に飛び出すんですよ。そしたら消火用のバケツを取り出す。
(ああ、可哀想に……)

と思った観客の同情を180度外角へ打ち飛ばすように、ヒロインが身体を翻すやそこへおしりを叩き込んで……


そう!


「尻」=「ケツ」=「アス」


ですよ。


気持ちが悪くなった人間なら誰しも経験する

「吐き気と下痢が同時に襲ってきて、どっちを解決すればいいんだ!?」

という悪夢そのものの選択です。

こいつをそのままストレートに画面で活写するんですよこの映画。

しかも、この可愛らしいシアーシャ・ローナンがそのまま演じる。こんなどの層に狙いを定めているのかわからない、少なくとも上のポスター目当てで観に来ている人間は間違いなく求めていないエゲツないシーンなんです。

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そして、なんとご丁寧にも、そのバケツに向かって(顔を突っ込んで)ゲロゲロゲロとおっぱじめる!

書いていても気持ちが悪くなるようなリアリティ満点の演出に、「そりゃオスカーノミネートでもしとかなきゃ浮かばれねえ」と思うことしきりでした。



そんな映画です。(ウソ)

2016-07-13

[]『インデペンデンス・デイ リサージェンス』★★


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ジョーイ・キングがまた出てた

[][]『アマデウス』★★★★


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動的なアクションが無くても映画はここまで盛り上げることができる

何度も観るチャンスはあったのですが、何だかんだで最初に観た日曜洋画劇場から30年も経った2016年、ついにスクリーンでこの映画を観ることが出来ました。個人的には劇場公開版に慣れすぎているので、このディレクターズ・カット版は少々長く感じてしまうのですが、それはまあ贅沢な悩みというものです。

全編常にストーリーと映像と音声とお芝居に没入してしまうマジックが漲っている最高の映画の一本。

何もかもが素晴らしくて何から書いていいかもよくわからなくなりそうなぐらいですw


なんといっても、終盤の病床のモーツァルトに代わってレクイエムの代筆を買って出るサリエリのシークエンスですねえ。ただ楽譜を書いているだけなのに、どんなアクション映画よりも熱く燃えるという!


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