ごめんね青春!7話

 7話もすごく良かった!




 文化祭のポスターを塗る平ちゃん先生&中井ちゃんのキラキラの空気感、「じゃぁまた来週、学校でね」と別れて、遠くから手を振る平助さんの涙、中井ちゃんの涙、胸がギュンと締め付けられた歩道橋のクダリ。




 青春ねぇ。青春っていいわねぇ。




 あたくしも平ちゃん先生みたいな先生と、あの子達みたいな生徒のいる高校に通いたいわ(無茶言うな)。




 平ちゃん先生、素敵すぎるし、リサ先生も可愛いし、生徒達も一人ひとり愛しいし。歩道橋で一人ずつお顔が映った時、皆、古くからの大切な知り合いみたいに思えてグッときちゃって。何度も言うけど、もうあと数回しか彼らを見られないなんて、哀しすぎる、と思いました。歩道橋メンバーだけでなく、キャスト全員が面白くて愛しい、素晴らしいドラマですわね。




 そしてファンとしては、優しいけど優柔不断、情けなキュートな平助先生のカッコ良さがだんだん前面に出てきた感じで嬉しいです。




 一平たんの道ならぬ恋に関しては、兄を殴ったりもする毅然とした態度と、「ドンマイ先生も、エレナっちょも、兄貴と同じくらい大事な存在だから」という親身で優しい気持ちで、できるだけ皆が傷つかないよう心を砕いて奔走する、頼れる人だし(結局はドンマイ先生自ら、重い、と去って行ったけど)。




 中井ちゃんとポスターを塗るシーンの、自然で可愛いやり取りは、憧れの、優しくて素敵な先生そのものだし。




 突然のキレ平ちゃんは、リサ先生をキュンとさせちゃうし。




 てか、ようやく原先生の好きな所が分かったのね。遅くてよ、リサ先生。しかし、そこが分かったら、もう、リサ先生のことですから、次週「あんたのことが好きなの!大好き!」ってバチコ〜ン言っちゃうという。息を呑んだ平助先生は、その後、何と言うのでしょう、どうするのでしょう。




 そして、今回、平助さんがついに、苦しそうな表情で火事の真相を話しかけたら、コスメたんのカミングアウトでまた見送りになったけど。予告では、トランスジェンダーが許せない理事長のコスメパパが、合併・合同文化祭もなし、と激怒しておられましたわね。




 ちょっとイメチェンした様子の中井ちゃんが次回も出るようですし。




 とうとう、ごめんねラジオにあのユウコさんがごめんね電話してくるみたいですし。




 お話はどう展開していくのでしょう。早く次回が見たい!でも終わってほしくないという毎度のジレンマ!!きゃ〜!




 ということで、7話の平助さん周りの素敵ポインツ。




 冒頭の、殴って、ハグして、お風呂に入る平ちゃんがもう素敵!相手、一平たんだけど。お風呂での「俺の知ってるドンマイ先生、何か違うわ」も、お風呂上がりのもう一線「超えちゃった感じ?」も、ナイス表情&セリフ回しでしたし。再びコブシで兄を落ち着かせたり、威嚇したりする平助さんが男前でしたわ。




 続いて中井ちゃんとポスター塗りするシーン。「そんなこと言われたらやりたくなっちゃうじゃん」なんて微笑んで(あの人あんなん上手やんな〜)刷毛を手に取る平助先生。さっきもちょっと書いたけど、あのシーン、素敵ね。柔らかい光、下駄箱、外の緑。




 「それ、カブトムシですか?」「えっ、ギターだけど」「平ちゃん先生、全然センスない」「うるさいな」なんて笑顔で語らう二人。今まで割とツケツケ物を言っていた中井ちゃんの柔らかい口調や表情がとってもキュートでしたし。




 「もうちょっと色を変えるとか」に、「あ〜立体感的な?」とか言っている平ちゃん先生の佇まいがすごく自然でチャーミングでしたわ!あんな先生とのあんなやり取り。きゃ〜、まさに憧れの青春・学園生活。




 (そんな二人を風に吹かれて見ているリサ先生の表情がまたいいのよ。この時、リサ先生はからくりから中井ちゃんの転校のことを聞いていて、中井ちゃんと平助先生に共同作業・校歌作成を振ることを既に心に決めていたと思うのですが。




 それは中井ちゃんが平助先生を好きだと知っているリサ先生の粋なはからいでもあるけど。二人のポスター塗りのキラキラの空気感を見て、リサ先生がフンっとかちょっと焼きもち焼いちゃっているみたいなのがキュートでした。




 この時はまだリサ先生が平助先生の好きな所を発見する前だったけど、「マイ・フィアンセ」的意識の為か、あるいは自分でも気付かないうちに平ちゃんに惹かれ始めていたのか。「ドンマイ先生がお好きですこと」でも、チラッとそんな気配あり?と思いました。




 ちなみに、中井ちゃんの抱えている仕事を皆に振り、平助先生の全体責任者の任をリサ先生が代行することになったことは、えぇんちゃう?なんて思いました。パーソナルな理由を抱えた人が背負い込んで合同文化祭を成功をさせるより、皆で力を合わせて達成した方がより良いものね(また何目線やねん)。中井ちゃんが転校しちゃうのは寂しいけど、来週もお姿が見られるみたいだし)。




 続いて、ポロシャツを手洗いするエレナっちょが、あまりに良い子で、一平たんが本当のことを言いかけるクダリ。すんでの所で兄を部屋に引きずって行って「良い子だから、言っちゃダメなんだろ」と叱責する平助たんが男前。「本当のことを言って楽になるのは自分だけだろ」と。あのあたりポロシャツ顔兄とジャニーズ系垂れ目弟・実は同じ年・の呼吸がピッタリね。




 そして「ドンマイ先生と早く別れろ」と厳しく言う平助さんに「分かってるよ」と言いながら。「もうドンマイなんて言わせない、ドンマイ人生に俺がピリオドを」なんて言う兄に、「分かってねぇじゃん!」と怒鳴った後、思わず動いた、という感じの平助さんの手付きも言いのよ。ご覧になって。大きな垂れ目を切ない三角にして激昂するのもナイス。




 「ドンマイ先生も、エレナっちょも、俺にとっては、兄貴と同じくらい大切だからさ」の言い方も表情も、上滑りでなく、とっても心がこもった感じで心を打ちました。




 一平たんが去った後、自分が楽になるのも大切なことだよ、と言う菩薩ママに「分かってるよ。分かってるって。楽になりたいよ。俺だって」と苦し気に言う伏し目の涙目も最高。美しくて、切ない。菩薩ママのヘッドスパとかイデデデとかに笑ったり、平ちゃんの切ない表情にやられたり、忙しい。




 そして音楽室。校歌を作り始める平助先生と中井ちゃん。言うまでもないけど、ここの二人も可愛い!可愛いったらカワイイ!




 続いてドンマイ先生が完成したマフラーを平助さんの首に巻く保健室のシーン。久しぶりに高校生の平助さんを見たら、やっぱりちゃんと高校生でラブリーだった!「誰かのことを好きになっても、結ばれるイメージより先に、終わり方を考えちゃうんです」と言うドンマイ先生(演技最高)に平助先生の目も潤むのも、素晴らしかった〜!




 思いがけずマフラーを首に巻かれてビックリするのもナイス&キュートでしたし、マークは斬新だけどイケメン平助先生には紫のマフラーもお似合いでしたわ。(平ちゃんにマフラーを巻いた後、自分はカーテンに巻かれるマドンナ先生もナイス)。




 そしてそして、リサ先生がキレ平ちゃんにキュンとするクダリ。教室に乱入してきたリサ先生に、ネクタイつかまれて引きずり出される平助先生が、情けなキュート。(そこで古井君が平ちゃん?って言うのも良い感じ)。




 すごい勢いで美術室に押し込まれて鍵を掛けられちゃって、胸元を整える平ちゃん。女子か?!しかし、その後、イラッとさせるリサ先生の態度に、「うるっせぇな〜」とキレるのですが。キレ亮がカッコいいのはもちろんのこと、怒鳴る前の無言の怒りの表情がエクセレントで、さすが錦戸亮!と思いました。




 キレ平にキュンとなったリサ先生が去った後、学校にも現れた後ろメタファー・菩薩(マリア様)ママの(中井ちゃんのサインに気付かなかった)「平助のバカ!垂れ目バカ!タレかっぱ!」に「母ちゃん、うるさい」という言い方も良かったな。




 「何、学校来ちゃってんの?」「平ちゃんが後ろめたいからだよ。本当のことを言って楽になったら?」「そうだね、そろそろ潮時かもしれないね」の言い方も表情もナイスでした。





 そんな思いを持ちつつの板書シーン。「知らぬが仏」と「正直の頭に神宿る」。やっぱり原先生の板書シーンは素敵ね。ちゃんと先生らしいし、人を逸らさぬ説得力があると思うの。そして「頭に神が宿ることを信じて、先生が見本を見せよう」「実はあの火事の原因は…」と苦しげに本当のことを言いかける表情、プライスレス。





 そこで、さっきも書いたけど、コスメたんの(皆知ってる、逆に今更?な)カミングアウトが切り込んで、平助先生の告白はまた先送りになる訳ですが。「頭に神、宿りました」と清々しげに笑うコスメたんに笑い返した後、ちょっとトホホ顔になる平助先生がラブリー!





 このクダリ、相撲ミュージカル遠藤の主役・遠藤ちゃんもすごく可笑しくて、平助先生も笑っているんだけど、その後、ちょっと、また言えなかった、みたいなお顔をするのも良いのよ〜。





 そして終盤。音楽室で(1番だけ)出来上がった校歌を歌う中井ちゃんと、ピアノ伴奏の平助先生。




 最後の登校日だと内緒にしている中井ちゃんと、それを知らないテイの平助先生。




 「お願いします」「うん」




 それぞれの思いを秘めて、共にツブラな瞳で見つめ合う二人。




 平助先生がキレイな指で清らかに弾くピアノ、中井ちゃんの初々しい澄んだ声。とっても良かったです。(ピアノ弾いている所、もうちょっと長めに見たかったな〜なんて思ってしまうのは錦戸ファンのサガですけれど)。





 そして、とうとうお別れの時。1番しか出来なかったけど、俺たち頑張ったよな、といつもの調子で言いながら、握手の手を差し出す平助先生。え、何?と言いつつ、握手をする中井ちゃん。「何でもない。じゃぁまた来週。学校でね」で、もう平助先生、目が潤んではる。声も泣くのをこらえている感じ。素敵。





 その後、遠くから頑張って笑顔で手を振るけど、涙ぽろぽろの平助先生が愛しい。やっぱり彼の泣き力はすごい。





 その後、からくりが携帯で連絡を入れて、感動の歩道橋シーンとなる訳ですが。ここ、全員の表情が好きでした。おさる、そんなに伸び上ったら危ないわ、なんてママ(ってか既にババ?)みたいなことを思ったり。振り返った中井ちゃんの眉根にシワを寄せた泣き顔もキュートだと思ったりしました。





 ラスト、全員での校歌斉唱では、皆さん良かったけど、ドンマイ先生の昭和ノリが好きでした。そして平助先生が、ありがとう、のシスター校長の言葉に満面の笑みになるのも、その後、リサ先生にキレたことを詫びて深々と頭を下げるのも、息子を呼び出せと激怒するコスメパパの背後に三女制服で登校してきたコスメたんを見た時のお顔も、良い感じでした。




 他にも素敵ポインツ多数でした。とうてい書ききれないくらい。7話の平助先生もすごく魅力的でしたわね〜。次回も楽しみ!