これといって書くことが思い浮かばないので夏に観た映画の感想を今ごろ書いてみる。


「地下広場」
夏にBOX東中野で行なわれた昔のフォークの記録映画の特集上映の中の一本。
一緒に上映された「最後の春一番」や「全日本フォークジャンボリー」はライヴイベントの記録映画として当時のライヴを経験していない私にはとても貴重だったのですがこれはちょっと違います。


これは'69年の新宿西口地下でのフォークゲリラを撮影したものです。
フォークゲリラの人達が活動の道具として歌うのを聴いても感動しないんですけど。
しかも歌の映像はあまりなく、基本は西口地下での学生と社会人の討論を延々と映しているだけ。
司会者抜きの「朝まで生テレビ」をだらだらと見せられているような感じですわ。
ね、苦痛でしょう(笑)。


あとは警官隊との衝突とかそんなんばっかり。
娯楽性は全く無く、ごく普通の記録映画でこの特集には合ってなかった感じがしました。


つまらない映画を観たことは過去にもありますが、途中で外に出たくのは初めてでした。
終わったあとは他のお客さんの気分も重くなってたらしく、微妙な空気が流れてました。


たまにはこんなこともあらぁね。