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赤毛のアン」で有名なルーシー・モード・モンゴメリについてのサイトです。著作リスト年表赤毛のアンモンゴメリの関連本や、時代背景(ヴィクトリア朝)が分かる本の紹介などなど。

2009-04-22

丘の家のジェーン(L.M.モンゴメリ) - レビューとあらすじ

お勧め度★★★★★


丘の家のジェーン(ランタン丘のジェーン)」は、

ルーシー・モード・モンゴメリの作品の一つで、

赤毛のアン」から29年後に出版された作品です。

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書名原題出版年種類原文
丘の家のジェーンJane of Lantern Hill1937小説PGA

この作品の面白いところは、

ジェーンの内面的な変化です。

最初は、叔父に質問されただけでうろたえて答えられないジェーンですが、

プリンス・エドワード島での二度の夏を経験して、

ジェーンは強くたくましく成長します。

祖母との関係の変化も見どころです。


また、プリンス・エドワード島の風景や、

猫たち、村の人々、当時の家政の様子などが、

生き生きと描かれた作品です。


読み終わると、続きの展開がとても気になりますが、

残念ながら、この続編は出版されていません。

モンゴメリは晩年、「丘の家のジェーン」の続編を、

書き続けていたのですが、

結局、未完成のまま亡くなっています*1


ジェーンの続きは、私たち読者の想像力に任された、

ということですね……。



あらすじ


ジェーンは、うららか街の大邸宅で、

祖母と母の手により、何不自由なく育てられていた。

しかし、祖母がジェーンを憎んでいるという悲しい事実に、

ジェーンは気づいていた。

学校の勉強も苦手、社交も苦手で、

隣の屋敷の孤児とだけ友達になっているジェーンを、

祖母は勝ち誇ったような軽蔑の眼で見ているのだった。


美しく優しい母も、祖母の言いなりになっており、

ジェーンに自由に愛情を見せることすら出来ずにいる。

祖母の好みに合わせ、毎日のように美しく装い外出する母だが、

本当は、心に悲しみを隠している様子だった。

ジェーンは、悲しみの理由を母に尋ねてみることすらできずにいるのだった。


そんな、重苦しい生活を送っていたある日、一通の手紙が届いた。

それは、プリンス・エドワード島の父からの手紙だった。


プリンス・エドワード島で一緒に夏を過ごすよう、

父から招かれたジェーン

プリンス・エドワード島での生活は、

ジェーンを大きく変化させることになる――。


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*1:『運命の紡ぎ車』p.246。モリー・ギレン著、宮武順三、宮武順子訳。篠崎書林、1979。

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