BOY’S VOICE 新・永遠の少年たち

少年の声と少年文化に特化したブログです。

コンポ、どんどん省スペース化

最近、私の趣味の一つとなっているのは、断捨離。たまりにたまって生活を脅かされていたモノを少しずつ(本当に亀の歩みのようですが)処分しています。確かに捨てているはずなのに、あまり減った感がない・・・(汗)のは寂しいのですが、自己満足半分、己を鼓舞しながら続けています。


勤め始めてすぐの頃、念願だったステレオコンポ(ONKYO製)をそれこそ、「一生使うぞ!」と心に決めて、大枚はたいて買ったものですが、電化製品には寿命があるものと痛感してしまった昨今。何回も修理して使い続けていましたが、経年劣化による部品の磨耗は避けられませんでした。仕方ない、これが寿命というものでしょうね。


まあ、ただでさえ高温多湿の家の中で放置されてるものですから、それも当然のことかもしれません。長年がんばってくれた、シルバーに光るCDプレーヤー&アンプ&ダブルデッキの大御所さんに別れの挨拶を告げ、ひたすらコンパクトなのに、恐ろしく多機能マランツ製CDレシーバーを購入しました。


唯一、ONKYOのスピーカーだけは、問題なく音を鳴らしてくれるので、それにコードと繋げただけというシンプルさ。

この製品を買ったのは、ヨドバシカメラのベテラン定員*1のお薦め、があったことが決め手でした。何せすっかり音響製品の移り変わりなんて存ぜぬ”浦島”状態のワタクシでしたから、脳裏に焼き付きました。実は、薦められてからも2年くらい放置していたのですが、結局、選ぶ段になったらコレになってしまったという。


それでも、音の広がりは、とにかくブラボー!の一言。故障していてまともに機能しないステレオの代わりにラジカセ生活だっただけに、久しぶりにクリアに響き渡るサウンドに感動しまくり。まるでCDが、音が生き返ったかのようでした。いやあ進化って素晴らしい(笑)。


一方で、課題は、所有していたDENON製レコードプレーヤー。PHONE端子がないと聴く事ができないタイプの古いプレイヤーだったので、フォノイコライザー(ミニアンプ)*2という見慣れない製品を追加で購入し、アナログ機器用の入力端子と接続したところ、こちらも生き返りました。というより、以前よりもずっと奥行きのある音が楽しめて、ほとんど眠ったままのレコードを改めて聴き直している、という状態です。


フォノイコライザーは多数の種類がありますが、プレイヤーのカートリッジタイプでも使えるものが分かれるので、ご注意を。


マランツ製CDレコーダー*3は、他にもBluetooth接続、Wi-Fi接続によりPCやUSB外付ハードディスクも再生できるという優れものですが、まだ全然使いこなせておりません。ダウンロードした曲をそのままデッキに飛ばして聴ければいいや、なんて面倒くさがり家の私ですが、ハイレゾもいずれは試してみたかったりします。


ただ唯一の欠点は、エジェクトボタンを押してもCDの蓋がオープンしない時があり、*4最もCDを聴きたい私はハラハラものです。指でプッシュすれば開くようなレトロで簡単な作りの蓋にしてくれればいいのに、この手の気取った(?)製品は、蓋の開閉の故障が多いのでそこがなんとも。。。


マランツの問い合わせ窓口に確認したところ、電源コードを抜いて1時間ほど放電すると、記憶された情報が消去されてまた蓋が開くようになる、とのこと。実際、それで直ったこともあったのですが、「おいおい、たかだかステレオなんだよ、コンピュータじゃないだから!」と内心呆れてしまったのも事実。


まあ、この小ささで機能ギッシリ詰め込みなわけだし、半分以上、コンピュータみたいなものだから、仕方ないのでしょうね。まあ、騙し騙し使って、ダメなら修理か、という状態です。それにしても、電気製品の進化のえげつなさに今更ながら、ため息です。


嬉しいというよりも、なんだか切ないと感じてしまうのは、昭和世代の自分だからこそ、かもしれません。最新の音響製品で、'70年代のレコードなんかを聴く、アンバランスさもまたよろし、と。

*1:白髪のいかにも音楽マニアっぽいオジイ様でした。

*2:最近のレコードプレイヤーは、イコライザー内蔵のものが多いので不要な場合も多い。

*3:イマドキの音響製品は、いずれも多かれ少なかれ便利ではありますが。

*4:結局、初期不良だったみたいで早くも修理に出してしまいました(涙)。