おまえなんか、訳してやる!

どんどん一言で 訳していくサイトです。 今567語くらい。

2007-04-01から1ヶ月間の記事一覧

<ゲージ粒子>………“力の粒子”引用訳“力子”おま訳

以上の、力を伝える粒子を<ゲージ粒子>と言うそうです。中国語では「规范玻色子(規範ボソン)」など。ゲージは物差しの意味なんですが、これは専門用語なので「物差し粒子」と訳す意味はあんまりないと思います。ゲージ理論(ゲージ理論 - Wikipedia)を…

<グラビトン>………“重力子”一般訳

おなじみの重力。重力が「素粒子のやりとり」で働いているという考え方はあんまり馴染みが無いですが、量子化というのはそういうもんだそうです。「gravity」が「重力」なので、直訳で「重力子」。この訳は<グラビトン>よりも使われているようです。まだ発…

<グルーオン>………“膠着子”“強力子”“糊粒子”引用訳

「強い力」はクォーク同士を結びつける力。さらに陽子や中性子を原子核に結びつける「核力」の元にもなる力だそうで、原子より大きな物質があるのは全部これのおかげ。電磁気力に比べてもべらぼうに強い力で、つまりあの「核エネルギー」の源泉です。photon…

<ウィークボソン>………“弱中間子”“弱力子”引用訳

「弱い力」というのは宇宙の最初の頃は電磁気力と同じだったものが、ヒッグス粒子に影響されるため質量を持ち、原子の中という非常に短い距離でのみ働く電磁気力と比べて非常に弱い力になったものだそうで、「電磁気力」と「弱い力」をまとめて「電弱力」と…

<フォトン>………“光子”一般訳“電力子”おま訳

電磁気力を伝えるのが光子です。電気関係に限らず、物が他の物を押したり、物が燃えたり、化学反応が起きたり、筋肉を動かしたり、そういう日常的に感じる現象のほとんどは、元を正せば電磁気力によるもの、光子の受け渡しなんだそうです。さすが宇宙を支配…

この世を総べる4つの力。

よたよた反陽子

いたって真面目な記事ですが。 よたよた反陽子の大量蓄積 - 理研ニュース April 2005 冷たい「のろのろ反水素原子」の生成に新手法 「よたよた」も「のろのろ」も極低温環境で反応性を鈍くした状態を指すようで、学術的に定着しそうな表現ではないかもしれま…

<ヒッグス粒子><ヒッグス・ボソン>………“抵抗子”おま訳

量子力学の読み物をしていて、もっとも感心したことのひとつが「質量」の原因が分かりはじめていることでした。宇宙空間は、真空であっても、どこでも、ヒッグス粒子という未発見の粒子でビッシリ埋め尽くされていて、それが摩擦になって物や力には「動かし…

次回から上のを少しずつ消化する、しまりのない更新が続きます。

素粒子を名づけ直す試み

前回の続きです。訳のために粒子の名前の英語・中国語を書き出してみました。 ■ 粒子の名前 日本語・英語・中国語(簡体)リスト 日本語(その他の呼び方)[english]……中国語(繁体含むその他の呼び方) という並びになっています。 フェルミオン(フェルミ…

<ボソン>………“ボース粒子”一般訳“力的子”おま訳

中国語は当て字で「玻色子」。電磁力を伝える「光子」のような力の粒子と、原子核で陽子と中性子を束ねている中間子などがボソンで、物に質量を与えると考えられている未発見のヒッグス粒子も発見されればボソン。やはり感覚的にはあまり物質的に感じられな…

<フェルミオン>………“フェルミ粒子”一般訳“物質粒子”引用訳“物的子”おま訳

量子力学で、すべての粒子は<フェルミオン>と<ボソン>に分類されます。粒子自体に体積があるのがフェルミオンです。*1クォークとか電子が代表例。<フェルミオン>はよく“物質粒子”と呼ばれますが<ボソン>のほうは“力粒子”とは言われません。どっちと…

<レプトン>………“電弱感子”おま訳“軽子”引用訳“軽粒子”一般訳

電子やニュートリノなどの軽い粒子です。現在見つかっているレプトンはすべて素粒子なのでこっちは軽“粒子”で問題ないわけですが、使用する場面が少ないためか、むしろ“重粒子”より使われない印象です。中国語で「軽子」。(4/14追記)後日素粒子をごっそり…

<バリオン>………“三強体”おま語“重子”引用訳“重粒子”一般訳

電子のように軽い物質粒子に対して、陽子や中性子のように重たいものがバリオンです。デルタ (Δ) 粒子やラムダ (Λ) 粒子といった聞きなれない種類のものも、たくさんあるそうです。「粒子」というのは元々それ以上分割できない、内部構造を持たない物質の基…

ギリギリすぎる知識でお送りします……。

素粒子の名前

最近、ネットで得た知識で量子力学(というか素粒子や宇宙論を含めた量子物理学)の話をちらほら読めるようになったのですが、今の科学って進んでるんですねー。自分が義務教育で習った科学は、だいたい19世紀までのものなんだなあと実感します。携帯のGPS機…

ひさびさに書いたらほめてもらえた

ここで改めて気付く。訳には、命名的な訳と、説明的な訳の 2種類があるということに。体操競技でいえば、「トカチェフ」が命名訳、「懸垂前振り開脚背面とび越し懸垂」が説明訳に相当する。そして体操競技では、上に示したとおり、選手名のつけられた技にも…