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花鳥生活 このページをアンテナに追加 RSSフィード Twitter

2018-01-13

続あしながおじさん/ジーン・ウェブスター

子供の頃から何度も再読しているが、新潮文庫から新訳が出たので久々に読んでみた。

前作「あしながおじさん」の主人公ジュディ・アボットは富豪と結婚し、自分が育った孤児院ジョン・グリア・ホームを大学のルームメイトで親友のサリー・マクブライド(裕福な家庭の娘で、大学卒業後、特にすることもなさそう)に託そうとする。嫌々ながら一時的に引き受けたサリーだったが、前院長ミセス・リペットの抑圧的で管理的な運営に反感を持ち、子供のことを考えた改革に乗り出すのだった。

前作同様サリーによる書簡体小説であり、猪突猛進のサリーが孤児院運営の日々をユーモラスに綴る。宛先はジュディ・アボット、恋人と思しき政治家ゴードン・ハロック、そして原題のDear Enemyである嘱託ロビン・マクレイである。

頑固で偏屈なマクレイ医師とはことあるごとに衝突し、ツンデレの感。それで献上した宛先がDear Enemyだが、以前に読んできた翻訳では「敵様」「敵さん」だったものが「敵(かたき)殿」と訳されている。なにか新味を出そうと思ったのかもしれないが、新訳としてはなんだか古くさい感じもある。二人称の「貴女」「貴男」も今時使わんだろうと思うんだが・・・。

内容自体はとても面白い。誤った優生思想があるのが頂けないが、これはまぁその当時の認識なのだろう。問題児に手こずりながらも奮闘する負けず嫌いのサリーの日常が楽しい。

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