HDDへの長期保存

HDDにデータを保存し、 2年3年と通電もしないまま放置していると、データが破損してしまいます。 半年や、1年に一回でも電源を通し、一度外部にコピーして戻す作業で 破損は防げると思うのですが 内部のデータを、全てデフラグのように少し移動させるようなソフトってありませんか? HDD内のルートに実行ファイルを置いて、 定期的にクリックするだけでOKみたいな・・・
昔々…

人々はHDDを低レベルフォーマットしていました。HDDを買うと、BIOSから低レベルフォーマットするのが自作派の最初の仕事でした。低レベルフォーマットすると、セクタ情報がHDDに書き込まれます。ところが、アームの長さが温度で変わることや、経年変化から、データが書かれる位置とセクタの位置が微妙にずれるのではないかと考えた人が現れました。そうだ、それを修正するツールを作ろう。HDDを若返らせるのだ!
そうして現れたのがSpinriteです。SpinriteはIBM PCBIOSにある、「トラックフォーマット」コマンドを巧みに使って、データを壊さず再フォーマットしました。つまり、

  1. あるトラックのデータをRAMにコピーする
  2. そのトラックをフォーマットする
  3. そのトラックにデータをかき戻す。

すべてのトラックにこの処理を行えば、あら不思議、データをバックアップせずに再フォーマットできます。
その後、HDDにはサーボが搭載され、トラック位置にだまって追従するようになりました。別の理由から低レベルフォーマットはなくなりました。Spinriteはまだ、存在します。が、それはもう、最初に現れたときとまったく違うツールになりました。

磁気データの長期的損失が怖いユーザーは、みな記憶装置を多重化するか、バックアップをしっかりとっています。それが最良ですね。探しているソフトは面白いと思うけど、いまどき初代Spinriteのようなソフトがあるか…。正統的なバックアップに比べて、安全性が低いからねぇ。
一台余計なHDDがあるなら、unixのddコマンドでイメージを作って再書き込みすると、ご所望の機能となります。
FreeDOSから拡張BIOS経由でセクターリード、セクターライトを繰り返せばいいのか。昔それでゼロフィルするソフト作ったな。

Ubuntu Linux

先日、Linuxについて書きましたが、ちょうどよくUbuntuの記事が書かれていました。

Ubuntuを巡って人々が延々と議論しているのは、デスクトップLinuxが、WindowsMac OS Xと並ぶような、デスクトップOSとしての選択肢となりうるかという問いだ。

まだ使ったことがないので、Ubuntuを試してみました。Ubuntuの日本語版には、VMWare仮想マシンイメージも用意されています。今回はこれを使いました。当然ながらインストール作業はありません。キーボードや使用する言語の選択だけで設定は終わりです。
「上品だな」というのが感想です。オレンジ基調のデスクトップですので初見は派手なのですが、文字がきれいなので上品に感じたのかもしれません。firefoxの動作も安定していますし、OpenOfficeもストレスなく使えました。
開発ツールと相性がよければ、今使っているSuSEと取り替えるかもしれません。

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