続きというか派生というか。

先日上げたエントリに関連して、
アニメの作り手さんになかなか関心が向かない理由とか - 彼方むんむん
経由でこういう記事を見つけた。
http://d.hatena.ne.jp/y_arim/20080602/1212438532
あの番組に関して言えば番宣番組の製作者に同じ作り手であるところの谷口悟朗監督に対する敬意が感じられないところがとてつもなく不愉快なんだけど、いわゆる“一般人”の「監督の名前なんか知るか」という主張はまあそうだろうなという感じです。
自分の周りの人たちを見ていても、映画やドラマはキャストにしか注意を払わないし、音楽も歌っている人にしか目が向かない。そんなもの。
結局目に見える範囲までしか興味を持たないんです、“普通”はね。映画が好きって言う女の子に「リドリー・スコットはどうしようもないのからすげえ良いのまで、幅広く撮ってるよね」とか振ってみても「?」って顔されるでしょう?少なくとも、僕はされた。
好意的に解釈するならば、彼女たちは映画を“見る”のが好きなのであってその映画がどのように作られたかには興味がないんです。悪く取るなら、興味の持ち方が薄っぺらいとか映画なんて見ている“自分”が好きなだけだろうとかになるんだろうけど。
目に見えるところで止まっているからといって、驚くような事でも非難されるような事でもないでしょう。笑点大喜利だって落語家が答をその場で考えていると思ってる人、今でも多いんだから。
まぁでも目に付くところまでしか気が回らないのは、みんな同じでしょう?誰しも人の事言えないですよ。
たとえばマンガや小説の製作に当たって作者と同等、場合によっては作家以上に努力し貢献しているだろう担当編集者のことを気にも留めないくせに「作り手へのリスペクトが・・・」なんて言ってもカッコつかないよね、ってお話です。