真の災いは、幸せを妬む者にこそ訪れる

というわけで、「楽しげに街を歩く全てのカップルに災いあれ」なんて今更言ってるヤツなんて脳内でキャチナしてしまいましょう。
そうもこの時期になると涌いてくる「クリスマスになると幸せそうになるヤツに対して恨み言を吐く人間」は今でも好きになれない。クリスマスなんて一度も幸せな気分で迎えたことがない、ってヤツなら(一万歩ぐらい譲って)言っても構わないだろうとは思うけれど、一度でもクリスマスで幸せな気分になったヤツには多分言う権利はない。無根拠だけれども。

というのは冗談で、楽しい夜を迎える人たちだけでなく、すべての寂しい夜を迎える人たちにメリークリスマス。俺はイブもクリスマスも仕事だけどな!

装甲騎兵ボトムズ(TVシリーズ)第1話 「終戦」

何故か唐突に始まるボトムズ全話インプレ。
実はペールゼン・ファイルズ(以下ペールゼン)あたりから始めたかったけど、なんだかペールゼンを借りてる時は何となくめんどくさくなったんで見送って、TVシリーズを見直すついでにTVシリーズから始めてみる。

細かい部分について箇条書き

  • サブタイトル前の明滅の激しさはヘタするとポケモンショックを引き起こすんじゃ無かろうかと思うくらい激しい。一つ一つのエフェクトがそれほど長くないからいいけれども
  • タイトル直後のテルタイン*1のショットでも出てくる「レンズが歪んでる風の特殊効果」って放送初期にしかないような。あとスコタコや衛星のレンズが実写っぽいのって1話のみっぽい
  • 「特にミッションディスクの確認に念を入れ」る必要があるのは相手が味方だからか、奇襲を掛けるからなのか
  • キリイの言う「例の部隊」というのは時間軸的に考えるとISSのことになりそうだけど、何となくレッドショルダーのことでもありそうではっきりしない
    • TV版のみで考えるとレッドショルダーになるだろうけど、OVA含めて考えると直前はISSということになる。でもキリコがISSとしてモナド攻略戦に参加したのって公になってるんだろうか。ペールゼンの劇中描写から見ると公になってそうな感じではあるし、仮に公になってないとしてもボローやキリイあたりは知ってそうだけれど
      • ペールゼンではISSに入る際に一度除隊という扱いになってるけど、この後の回でのモノローグで「軍を脱走した」って言ってるんで救出された後に復隊してる可能性もあるが、リドの奇襲は軍ではなく秘密組織がやってるわけだからちょっと違う事情がある感じも
  • キリイが「怪しまれてはならんから連れてきた」とか「感付かれんようにしろ」と言ってるのはこのままキリコを秘密組織に取り込もうとしているからなんだろうが、これもちょっと裏があるそうに見える。もっともTV版だけで考えると味方が味方を襲う作戦というのはどんな兵士でも疑問を抱かざるを得ないと思うし、金目のものを奪うというのが目的のひとつであってもちょっとムリがありそうにも思う
    • OVA含めて考えると「共食い」だのなんだのと幾度も味方を襲ったり襲われたりしてるとあまり疑問を持たないような気もするが、だがここでキリコは思いっきり疑うわけで
      • OVAでレッドショルダーの内情が描かれる前だから当然っちゃ当然なんだが、性格設定とかに齟齬が出てきてるのは否定できない
  • ターレットの回転音が「ガッキョン」じゃなくこのときは「カシャッ」になってる
  • デカいキャノンを抱えた紫スコタコは実はキリコ機を狙ったんでなく(奪取される前に消すのに)PS入りのカプセルを狙ったじゃないかと思えなくもない
  • ルキア到着後の拷問で使ってたのは、ペールゼンからの流れで考えるとペールゼンに対して使ってたMRCっぽく見える。ただしMRCは自我剥奪機のようなもので薬物と機械の作用で強制的に口を割らせるものである(ペールゼンの場合は予め大公用の薬物を投与してあったかあるいは効果がない薬物を投与されていたかで効かなかった)事を考えると、違うものか簡易版のようなものである可能性もある
  • しかしキリコはここまで何回死んでる(心停止してる)んだろうか。カウントしてみよう
    • 野望のルーツで一回(ペールゼンに撃たれて死亡、しばらく経って息を吹き返す)
    • ペールゼンで1回(ガレアデに到着して早々心停止)
    • で、ここで1回
  • 監視衛星がどうしてもガンダムのボールにしか見えない

記念すべき第1回。これ以前に野望のルーツやらペールゼンやらがあることを考えると、興味深かったり逆に微妙な齟齬があったりしていろいろと面白く感じる。
キリコが味方側への攻撃に対して反抗に近いような疑念を感じている点については、必要ならば(というか必要が無くても)味方を襲ったり、それどころか入隊するには「共食い」をくぐり抜けなければならない「レッドショルダー」の生き残りにしては、純粋に作戦として味方への攻撃をやったことはなさげに見えるにしろ少しナイーブ過ぎる印象もある。
ロッチナについてはペールゼンに出てきたルスケと同一人物かはというのがやや微妙ではあるものの、容姿としては「どう見てもルスケです、本当にありがとうございました」というレベル。だからロッチナもキリコを知らないわけはないんじゃね? と思うんだけど、モナド攻略戦で失脚したウォッカムの配下だったことや、以前属していた情報省がモナド攻略戦失敗に際してあんなことになってたことを考えると、所属していた事実を隠すためにある程度この件については知らないと「演じていた」可能性も無くはない。いずれにしてもペールゼンでの展開はTV版から見ると後付けなので何とも言えないところではある。

*1:ずっとテル「ダ」インだと思ってた。ちなみにイスクイもずっとイ「クス」イだと思ってた

今サブウェイ

病院行ったあとでサブウェイでまったりと。何となく携帯からの更新テスト。


向こうの席にいる二人組はさっきまで別の一人にキーワード云々とかオーバーチュア云々とか話してたので、多分ネットビジネス筋の人かと。

空のカップの横にある物体についてはとりあえずノーコメント。

TK逮捕に関して、漏れのちょっとした告白

ちょっとばかし旬の過ぎた話題になったけれど、下記の記事を読んであることを思い出した。

小室哲哉の名言「今年はレイヴが来る」を振り返る - 【B面】犬にかぶらせろ!
漏れもガラージハウスとかそこらへんは全く分からないんだが、「今年は〜が来る」ネタで思い出したのが、dosというユニットのメンバーの一人が謡ってたドラムンベースっぽい曲「ディープグラインド」だった。
ドラムンベースっぽいっていうかドラムンベースと明言してたような気がする。TK自身が「今年はドラムンベースが来る」って言ってたかは定かではないんだけど、何となくだが似たようなノリでそんな曲を作ったような感じはしないでもない。

そして恥ずかしながら、「ドラムンベース」という言葉をはじめて知ったのはその曲を知ったときだった。漏れはTKからドラムンベースという言葉を教わった、ということになる。
その後ちょっとばかしドラムンベースをほどほどに聴くようになる*1けれど、当時は(ジャングルなんて「レイブレーサー」のサントラに入ってる曲程度しか知らんのに)「ジャングルとどう違うんだ?!」と思うくらいだった。

TKというと当時は「ワンパターンな人」と思って軽蔑してたけれど、よくよく思い出すときちんと(しかも微妙に恥ずかしいかたちで)影響を受けていたという恥ずかしい告白でした。

にしても、高校の頃のTKマニアな放送局長はこのニュースをどう思って聞いたんだろうか。もっとも気になるのはそっちの方だったり。

*1:とはいってもPhotekとか4heroとかゴールディくらいしか聞いたことない、というよりは「Photekをよく聞くようになる」と表現した方がいいかもしれない

レビュー 「装甲騎兵ボトムズ ザ・レッドショルダー」(OVA)

っていうかうちのATOKはなんで「装甲騎兵」が一発で変換できたんだ? いまはじめて入力したばっかだったぞ!?

というわけで、とある場所に書こうと思ったら思いの外長くなった&その場所の空気にそぐわない文章になったのでこっちに書く。

(追記)訳あって増補。以下ネタバレあり

このまえTV本編をDVDで全部見終わったのでこっちに手を出してみた。

メモ/気になるポイント

  • アバンタイトルの日付はアストラギウス暦7213年7月、本編の日付は7214年3月
  • 本編に入るまでの構成は「アバンタイトル-サブタイトル-OP(TV版素材・歌詞テロップのみ)-本編」の順
    • ちなみに次作「ビッグバトル」は「OP(ノンテロップ・映像加工あり)-アバンタイトル-サブタイトル-本編」の順
  • 「野望のルーツ」(以下「野望」)を観てからだと、キリコがリドでの出来事を不審がる理由のうち、「味方の基地を襲撃する」のを不審に思う理由がよく分からなくなってくる。あれだけ「共食い」だの友軍のスパイの侵入があったりすると結構そういうのが当たり前に思えてきそうなんだけれども
    • ただ不審に思った事象のメインが味方基地への襲撃でなくPSに関する部分だろうから、そこはどうでもいいのかもしれない
    • それに野望冒頭の友軍襲撃もキリコが「後から知った」と語ってるしなぁ
      • たたそれでも、野望の頃のキリコとそれより後の本編1話のキリコとではキャラクタに微妙な違いがあるような気がする(これは野望レビューの時に触れよう)
  • グレゴルーがターンピック周りの様子を見ながら「信号が来てねえこれじゃターン出来んはずだ」と言ってるけど、ターンピック自体が伸びてそうなのに信号が来てなくてターンできないというのは、一緒にダッシュ用ホイールの速度が変わるor止まるかしないとダメだからなのか
  • イプシロンがその後登場する時の姿からは想像できないくらい若い。フィアナもイプシロンも開発や育成のことを考えると多分当時のキリコかそれより年下くらいの年齢で目覚めさせてレクチャを行ってると思うからあれくらい幼く見えてもおかしくはないんだけれど、その後の描写を考えると軽くギャップが
  • レッドショルダーは4/5(=80%)が戦死ってことだから、34〜5残ってる(=それが残りの20%)って事は大体175人くらいはいたってことになるのか

(以下続く)

総評

 結構面白い作品ではあったんだけど、ウド編とクメン編の間に入るエピソードとして考えると個人的には違和感がある。
 イプシロンとフィアナがあんなことをやってるのをおぼろげながら目撃したのに本編ではあんまり覚えてなさげというかあまり影響してない*1とか、本編ではサンサ編あたりまで割と「適度に強いけど仲間の助力なしだとさすがにいろいろとツラい」程度だったキリコが、この時点で特殊な存在であることを見破られかけてたりするのが特に分からない。その後出ているOVAではペールゼンが本編のロッチナ的な「キリコを監視あるいは観察するような立場のキャラ」ではあるらしいからそこは見破っててもおかしくはないのかも知れないし、時系列ごとに見ていったりその後のOVAを観ることで印象が変わったり納得したりするんだろうけど。
 ひとまず現時点では、「本編から見るとはっきりとではないけどなんとなしに矛盾を感じる」内容ではあるんだよなぁ。なんというか、「北斗の拳」のラオウにおける昇天前の描写とそれ以後&ラオウ伝の描写の違いみたいなのがあるわけですよ(悪辣な人間として描かれてたのに死んでから「ラオウ実はいい人伝説」がやけに強調されるみたいな)。

装甲騎兵ボトムズ 1/20 スコープドッグ レッドショルダーカスタム

装甲騎兵ボトムズ 1/20 スコープドッグ レッドショルダーカスタム

OVAに出てきた奴でないけど、レッドショルダーというと「肩のペイントが血のような赤でなくしかも左肩が赤い」こっちの印象が強い。これのアクティックギアは持ってるけど、こっちも欲しいなり

*1:本編終了後に作られた後付け的エピソードだから当然だろうけれど