華ちゃんの命日

7月2日はお向かいの華ちゃんの命日。
もう、1年経ったなんて。私はまだ公園の道で私たちの少し前を歩く華ちゃんのしっぽが揺れていたのを、同じ道を通る度思い出す。1年経っても、2年経ってもご家族にとっては決して忘れる事なんて無いでしょう。
ずっと預かっていた華ちゃんの毛で、チョーカーとストラップと、華ちゃん人形を作製。作り始めてしまえばそれほど時間がかかる作業でもないのだけど、どうも宿題を先送りにする私。年内に･･･とか思いつつ、結局こんなに遅くなっちゃって･･･。命日には何とか間に合わせたい！と思って。
1年前の華ちゃんの毛（ブラッシングの毛だからもっと前かも）だけど、何となく華ちゃんの匂いがして、アポロとは違う。毛には時々木くずが混ざってたりして、華ちゃんが散歩で付けてきた木くずだと思うと、切ない。
友達に教わりながら作った、パールのビーズのクロスと、ポンポンを合わせたチョーカーと、ビーズと組み合わせてストラップを作る。お父様が使っても良いように、片方は男性っぽく、片方は女性っぽく。
それから、華ちゃん人形。これは、針金で作った骨組みの上に、毛を巻き付けてフェルティングさせる。専用の針でちくちく刺していくんだけど、形が結構難しい。前回アポロの毛で作ったときはちょっと胴長すぎて、微妙にダックスになった（汗）。今度は失敗できないから慎重にやったつもり。でも体は結構ゴールデンっぽいのに、顔が少し丸顔過ぎ。鼻を埋め込んだらさらに鼻ぺちゃに･･･。華ちゃんはもっと美人だった。ごめんね、ゆきさん。鼻にした黒い毛はやはり去年亡くなったバーニーズのアイシャの毛を使いました。アイシャと華ちゃん、面識はないけど、人形で一緒になったから、向こうで挨拶してるかな。
最後に赤い革ひもで首輪とリードを付けた。羊毛じゃなくて全部華ちゃんの毛だから、どうしてもモケモケになっちゃうんだけど、ゴールデンだから良いかな。一応お腹の飾り毛としっぽの飾り毛を作ったんだけど、モケモケなだけなんだか、飾り毛なんだか。
プロの人ならもっと上手に作るんだろうけど、気持ちだけは一杯込めました。
夜、お家に持って行ったら、お父様が「誕生日はお祝いしたんだけど、命日は忘れていました」っておっしゃって、涙ぐんでました。
ああ、そうだよね。思い出したくなかったかも。誕生日に、合わせれば良かった。そしたら、「誕生日に、華ちゃんが戻ってきました」ってお返しできたのに。
下の写真、やっぱりちょっと鼻ペちゃ。ポンポンは元々はお友達に作り方を教わった。最近は、ビーズと組み合わせたり色々アレンジ。