やっと終わった

快晴とはいかぬが今日も良い天気だ。
いよいよピアノ発表会がやってきた。最後のアガキと分かっていながら、8時半から必死にピアノにしがみついて練習する。11時、滝に打たれた気分になって神仏のご加護を念じながら熱いシャワーを浴び、身を清めた。13時前、いざ出発。部屋に居れば気が付かないが、今日も最高気温は25℃オーバーで外を歩けばかなりの暑さだ。
会場に到着、先生と雑談しながらミニ三脚にデジカメをセットする。定刻の13時半前に生徒三人が揃ったのでちょっと早めに発表会が始まった。トップの私、大きく深呼吸をして演奏開始。ウン? おかしいゾ。全然調子が出ない。手の震えはこないものの初っ端からつっかえ、ツッカエ、やっとこすっとこ、危なっかしいったらアリャしない。それでも何とか終わらせた。ここで問題が、、、。折角セットしたのにビデオのスタートを入れ忘れていた。
二番手は若いママで、先生との連弾。アガリ症と言っていたが私の比ではない落ち着きようで、無難に演奏を終える。最後は、秋になると自家製漬物を戴くAさん、大姉御の貫禄で二曲を弾いた。ここで先生から「ビデオのためにもう一度弾く?」と私に余計なご提案。ここで断るのもオジンがすたると、恥の上塗りで二度目に挑戦した。結果は? 五十歩百歩、イヤ五歩十歩といったところだった。最後にAさんの提案で用意した花束を先生に渡し、みんなで記念写真を撮ってお開きとなった。
帰ってきてビデオを見直す。上手くいったらブログにアップしようと思っていたが、永遠のお蔵入りは間違いのない出来だ。小一の学芸会ではヤマタノオロチをやっつけた主役のスサノオノミコトを演じ、小四では合唱コンクールで先輩女子とデュエットし、小五では学年選抜合奏団で指揮棒を振り、小六では「アラジン」でランプの精の大男を熱演し、、、etc. 舞台度胸はあると思っていたが、きっとピアノには魔物が住んでいるに違いない。
先生は来年もやろうと張り切っていたが、どうしよう。今から憂鬱である、、、