旅での出会い

今日も真っ青な空が広がり、ここ中央区でも気温は30℃越えの真夏日になったようだ。
今回のツーリングでもいろいろな人との出会いがあった。
稚内で同室だった浜松の定年成り立ての60歳のオッサン。キャンプ道具を積んだカブでのツーリングらしいが、宿に泊まることが多いらしい。寝間着などない安い宿では、ほとんどみんなジャージ姿でそのまま横になるが、ナントこの人、ジャージ姿から寝る寸前パジャマに着替えたのだ。キャンプ場でもそうするのかと想像すると、思わず吹き出したくなった。
同宿したライダーたちは、みんなメカに強かった。美瑛で一緒した方は22年目の、ニセコで同室だった方は32年目の、それぞれBMWに乗っていた。勿論整備はほとんど自分で行い、車検も自分で取っているとのこと。専用のガレージにはほかにも年代物のバイクをもって楽しんでいるらしい。ツーリングにはチューブを持参し、ときに自分でパンクも直すらしいから私から見ればもうプロである。ただ乗るだけのメカに弱い年金ライダーからみれば、神様のような人たちだった。
新潟の人たちとの出会いも多かった。東川のガーデンであったご夫婦は川向の関屋の方、美瑛では新潟中央自動車学校の教官だったし、霧多布の62歳のカブ・ライダーは燕の方だった。そして、雨竜町の宿に男三人・女一人のハイカーグループは糸魚川上越の方だった。上越からは距離的にも駐車場無料の富山空港を利用し、千歳でレンタカーを借りての旅とのことだった。独特の方言ではなく、話しているイントネーションで新潟人と何となく分かるから面白い。
メールアドレスを交換したのは、ウトロで一緒だったチャリンコの北大三年生。一緒に飲んでて好感が持てたし、9月末には黒部の友人を訪ねるためフェリーで新潟に寄るらしい。連絡あるかどうか分からないが、来たら新潟を案内して飯でも食べようと思っている。
いろんなところを見て回るのも楽しいが、一期一会の出会いも楽しいものだ。これからの旅でもどんな出会いがあるか、大いに期待したい。