アルペンルートツーリング(三日目=最終) 奥社、恐るべし

昨日より少し雲が目立つ朝だったが、今日も好天である。昨日の陽射しで融けたのか、宿から見える鹿島槍ヶ岳も少し黒グロしていた。08時過ぎ、宿のご主人に見送られ出発する。
宿の前を走る県道31号線から36号線に入り「戸隠神社」方面へ。小川村から北上すると、県道の脇に「アルプス展望広場」があり、北アルプスを一望できる。霧に煙る小川村付近が幻想的だ。





左から「爺ヶ岳」「鹿島槍ヶ岳」「白馬槍ヶ岳」「白馬岳」。この景色、一日中見てても決して飽きないだろうが、断腸の思いで戸隠方面へ向かう。
09時半過ぎ、戸隠の鏡池に到着。天気も良いので大勢のニワカカメラマンで一杯だ。ここに来るのは3回目? 勿論今日が一番の絶景である。アルプス同様、ずっと眺めていてもいい景色だ。この良い気分で家路につけばよかったのだが、あとのマツリ。
鏡池から県道36号線に戻り、数分走って戸隠神社奥社へ行く。大きくもない鳥居をくぐって、だらだらと緩やかな上り坂が続く。聞いたところでは奥社まで40分とか。この程度なら無理なくいけるかなと思ったのだが、。
15分ほどで随神門、この前後に有名な杉並木がある。この門が、私にとって地獄門となる。門をくぐってから急坂になったかなと思った途端、恐怖の石段が始まった。上がることしばし、2段上がっては呼吸を整え、3段上がってはお茶を飲み、4段上がってはデジカメを撮り、の繰り返し。息も絶え絶え、ようやく奥社にたどり着く。帰りの下りの石段は、ヒザが大笑い状態でバイクの運転が心配になるほどで、鳥居に戻ったときは90分が過ぎていた。
戸隠から信濃町に通じる36号線は紅葉の真っ盛り、でも落ち葉も積もっているからコーナーは気を付けなければならない。道の駅「しなの」から見る「妙高山」がきれいだった。来週オバカン旅行で来るときも今日のような天気を期待したいがどんなものか。
信濃町ICから上信越道に入って帰路に就き、15時前、新潟安着。初日は雨に泣かされたが、昨日、今日と最高の秋晴れに恵まれ絶景を楽しむことができて満足している。今年中にあと何回走れるか、冬はもうそこまで来ている、、、