たこわさ

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マクロスΔ MISSION 13「激情 ダイビング」感想

Walkure Attack!(初回限定盤)(DVD付)

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今回の満足度:5点(5点満点中)
(以下ネタバレ)

あらすじ

ケイオス側の作戦を読んでいたグラミア王は、エリュシオンがアル・シャハルにフォールドアウトするタイミングでシグル=バレンスをフォールドさせ、入れ違う形でラグナへと侵攻する。エリュシオンの再フォールドまでの時間を稼ぐ為、ハヤテ達Δ小隊ワルキューレなど、一部の部隊だけがラグナへと引き返すが、新統合軍は作戦は失敗したと判断し反応弾による遺跡破壊作戦を実行に移しつつあり――。

感想

非常に熱い展開の連続だった。もちろん、細かいツッコミ所を挙げればきりがないのだが、そこはマクロスシリーズ全体に流れる「細かい事はいいんだよ!」なノリを考えれば、指摘するだけ野暮な所だろう。
機体を失ったハヤテが亡きメッサーの愛機を借り受け、フレイアがハヤテの危機にハインツをも圧倒する「歌の力」を見せ付けた一連の流れは実に「コテコテ」である。が、そのコテコテ感こそがマクロスなのだ、という制作陣の熱い魂の叫びを感じた想い。
フレイアとミラージュのハヤテへの想いは確かなものになりつつあり、「激情」を持って飛び出したフレイアの勇気と愛を前に、ミラージュがどこか割り切ったような態度を見せていたが……肝心のハヤテが天然ジゴロを地で行く性格なので、この恋愛レースがどこに行くのかはまだ全く見通しが付かない。ハヤテの言動が全て狙ったものだったら心底見損なった奴になるが(笑)。
国王の意志を継いだかに見えるロイドだが、やはり腹に一物あるようにも思えてしまう。シチュエーションによって眼鏡を変える癖があるとの事だが……あの場面で眼鏡を変えた事の意味は、果たして? 相変わらずワルキューレ(というかフレイア)のファンっぽい反応をしている所も何だか不思議な印象だが。
私的には、美雲が人間らしい面を沢山見せた点にも注目したい。ラグナの遺跡が爆破されたと知った時の不安げな表情、フレイアを庇って傷付いた姿、いずれも今までの美雲には見受けられなかった一面だ。苦い敗戦が彼女に何か変化を与えるのかもしれない。

ウィンダミアを巡る問題は、今回の遺跡爆破の件で新統合軍側にも更なる策謀の動きが見受けられ、まだまだ隠された真実が残されている模様。「母星」を失ったハヤテ達の今後に注目。