不完全性教育

http://d.hatena.ne.jp/yoriyuki/20060222

あたりを見ていて思ったのですが、個々の議論はさておき、不完全性定理をわかりやすくかつ正しく説明した授業や文献が(日本で)あまりないことが、諸悪(流布する誤解)の根源かも*1ここの"friendly logics"という授業は非常にわかりやすかったのですが、内容は再現できません(弱)。

ちなみに(僕もよく知らないので正確な表現ではないかもしれませんが)某ISの卒論・修論発表等で*2ゲーデル不完全性定理より決定不能」みたいな迂闊な発言をすると、H先生から「第一不完全性定理ですか、それとも第二不完全性定理ですか?」「その定理と、あなたの問題が決定不能であることは、どう関連するのですか?」みたいな突っ込みを浴びまくるとか何とか。

追記:どうもはてなのコメントの動作がよくわかりません(動作がよくわからないのはコメントだけではありませんが)。コメントしたはずなのになくなっていたり、コメントした対象の文章自体が消滅していたり。承認しないと表示されない設定も存在する、というだけなんでしょうか…?

*1:さらに問題発言を繰り返すと、まともな計算機科学教育をやっている大学というか学科が非常に少数なので、当然の結果として、きちんとした計算機科学教育を受けた人間も少ないわけですが。

*2:さすがにD論発表でそんなことを口走る人はいないし、いたら落ちると思いますが。