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2010-01-20

医療保険

契約している医療保険が値下げ(!)されて更新(解約&再契約)が必要になったので、この機会に考察してみました。プロや詳しい方のツッコミをお待ちしております。

まず、そもそも保険の目的は、(正確な比喩ではないかもしれませんが)「大数の法則」のように、多くの人が集まることにより、確率的事象の影響を予測しやすくすることです。例えば「百万分の一の確率で、一年後に十億円が必要になります。払えなかったら破産です」と言われたら、(普通の)個人では対処のしようがなく、「百万分の一の確率で一年後に破産する」しかありません。そこで、「今のうちに1,100円を払ってくれれば、一年後に十億円が必要になっても肩代わりします」という仕組みがあると助かります。それが保険です。(期待値との差の100円は手数料です。加入者が100万人だったら、一人100円×100万人=1億円が保険会社の収入になります。)

では、「入院1日目から、最大60日目まで、一日5千円を支払います」という保険と、「入院61日目から、最大1,000日目まで、一日1万円を支払います」という保険はどちらが得でしょうか。無論、前者は比較的高確率、後者は低確率の事象ですが、当然ながら保険料も確率に応じて(かなり正確に)決まっているので、「確率の高い出来事だから保険に入る」というのはナンセンスです。例えば、もし確率100%の事象だったら、明らかに自分で貯金したほうが(保険会社の手数料分だけ)得です。同様に、よほどのお金持ちか貯金不足で限り、「入院1日目から60日目まで」などという保険に意味は無く、むしろ確率は低いけれども損害が大きい「入院61日目から1,000日目まで」のような保険のほうが有用です。残念ながら現在のところ、日本の保険会社で後者のような医療保険は存在しない(?)ようですが…

追記:もちろん、高額療養費制度は存在しますが、現在の公的医療保険制度がいつまで存続するかわかりませんし、(現役の場合は)長期入院により収入が減少するリスクのほうが問題です。所得補償保険もありますが、逆選別のため(?)か、一般に割高のようです。最も悩ましいのは「入院」ではなく「療養」により収入がなくなるリスクで、良い案があったら教えてください。(自分の場合、「療養」できる状態ならば、無理すれば「就業」も可能かもしれませんが…)

interdbinterdb 2010/01/21 05:14 統計的な話はひとまず脇においといて、「生命保険のカラクリ」という本が面白いですよ。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4166607235

sumiisumii 2010/01/21 06:56 ありがとうございます。その本は知っていて読んでいないのですが(すみません)、その著者の方の会社の医療保険を見ると、(私の素人考えでは)あまり意味のなさそうな「1泊から60日または180日までの入院給付金」しかなかったり、月払のみで年払ができないので(主張されているような)割安ではなかったり、ちょっとよくわかりません。

interdbinterdb 2010/01/22 05:43 「基本的に保険は損」だそうです。保険会社の経営など、統計以外の部分で興味深いという意味です。保険に何を期待するかという判断材料になると思います。
なぜよい保険がないのか、保険会社の仕組みを知るのも一興です。

sumiisumii 2010/01/22 07:52 保険の損得を語るのに統計や確率が出てこないということはちょっと(まったく?)考えにくいと思うのですが、保険のもっとも基本的なメリットである「大数の法則によるリスクの平均化」についてはどう論じられているのでしょうか? 「期待値に比べて手数料が高い」とかではなく、論理的な話がきちんと書かれているのであれば、面白そうなので買って読んでみたいと思います。

interdbinterdb 2010/01/22 12:29 いえ、興味がないなら読む必要ないです。
そもそも"保険のメリット"と書かれる時点で、保険に対する考え方が180度違う感じですので。

保険設計自体は理論本がいくつかあるのでそちらを読めばよいと思います。

sumiisumii 2010/01/22 17:15 どうしても気になるのでざっと立ち読みしてしまいました。:-) 全体としては「保険は不要」という主張ではなく、「保険のメリット」についてもちゃんと同じようなことが書いてあって、むしろ至極合理的な内容だったと思います(最後のほうの自社商品をすすめている部分はちょっと?でしたが)。情報どうも多謝です。

sheepmansheepman 2010/02/06 13:02 保険会社が利益を出せないから(あるいは非常に高い保険料をだれも払わないから)だと思います。人間いつかは歳をとって病気になって入院して死ぬので、医療保険は損害保険と違って積立という側面が強くなります。なので、生涯に支払う医療保険料の合計を考えると、保険金の上限はどうしても数百万円程度になると思います。

sumiisumii 2010/02/06 13:09 「1000日の入院」の確率がそんなに高いでしょうか…? 現に、「1日から730日まで」という入院保険や、「入院または自宅療養により就業不能になってから60歳まで」のような所得補償保険は実在して、前者はさほど高くもないですよね。

sheepmansheepman 2010/02/06 14:10 色々検索してみたら、こんな保険がありました(アフィリエイトサイトですが、保険会社のサイトを見ても内容が書いてないので)。こういうのも運用可能なのか。

http://www.hokende.com/mrt030/320.asp

sumiisumii 2010/02/06 15:08 はい、(特定の会社名や商品名は挙げていませんが)本文でも触れた所得補償保険の一種ですね。ひょっとしたらネットではわからないかもしれませんが、「1日から730日まで」のような入院保険も実在して、しかも保険料は一般的な「1日から60日まで」のような入院保険と大きくは変わりません。なので、むしろ「61日から730日まで」のような(より安い)保険がほしい、と述べた次第です。

sheepmansheepman 2010/02/07 23:04 自分でも調べてみたいので、「1日から730日まで」のような入院保険を提供している保険会社の名前と商品名を教えていただけないでしょうか。

sumiisumii 2010/02/07 23:45 会社名や商品名だけでしたら、"1入院730日型"とか"1095日型"とかで検索すれば多くヒットします。保険料等の詳細はネットでわかるかどうか、ちょっと知らないのですが…(すみません)

sheepmansheepman 2010/02/11 23:12 ありがとうございます。調べてみます。

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