MagLev について調べてみた

なんかredditとかでやたらとこの“Maglev”ってのが引っかかったんですが、ナニモノなんでしょうか?

ときどきの雑記帖 i戦士篇 - Maglev?


MagLev っていうのは、Magnetic levitation の略で、磁気浮上(〜式鉄道)を意味します。有り体に言えば、リニアモーターカーとかですね。って話ではなく…(^_^;)

MagLev は、独自 Smalltalk システムに組み込んだエンプラ向け OODB を手がける GemStone 社が、現在開発中の新しい Ruby VM(と、必然的にそれを含む Ruby 処理系)です。同社の Smalltalk VM(GemStone/S VM)を Ruby 向けに拡張するかたちで実現・提供されるようです。ちなみに、MagLev の無償提供プランは計画中ながら、オープンソースにはならないみたいです。

今回 Reddit などで話題になっているのは、先の RailsConf でのお披露目を兼ねたデモへの反響だと思います。


MagLev は、まだ開発がはじまったばかりですが、名前からも連想されるように、最終的には Rails を快適に走らせることを強く意識しているようです。Ruby、ひいては Rails の大きな欠点の一つは遅いことですが、これを同社が培った Smalltalk VM の高速化技術とスケーラビリティで克服できるのではないかという考えのもとに進められているプロジェクトだと個人的には理解しています。


GemStone 社は、Ruby を通じて Smalltalk に目覚めてしまった Avi Bryant と協力して、氏の開発した Web アプリケーションフレームワーク“Seaside”を GemStone Smalltalk でも動作するようにしています(Seaside はオリジナルが組まれた Squeak Smalltalk のほかに、現在、Cincom SmalltalkGNU Smalltalk でも動作します)。Seaside について同社はまた、GLASS(GemStone, Linux, Apache, Seaside, and Smalltalk)と呼ばれるパッケージ化も計画しているようです。


これと似たようなことをバブルまっさかりの Rails でも…ということだと思います。ただ、同社の主力は OODB のはずなので、Rails の場合、ActiveRecordRDB との関係がどうなるのかちょっと分かりません。もっとも、Ruby 処理系としての MagLev 自体が、まだ実験的な実装しかないはずなので、ずっと先の話ですね。

余談ですが、Seaside については、来たる 6/28 に札幌で開催される OSC2008 北海道において、umejava さんこと、ソフトウメヤ CEO の梅澤真史さんのお話を聴くことができそうなので、個人的にはとても楽しみにしているところです。