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Nardis

October, 22, 2017 gossip

| 18:42


PCやらitunesやらデータがぶっ飛んで(バックアップしないもんだから)、それっきりになっているもの(写真、音楽、動画、連絡先etc.)がいくつもある。
台風の渦中、“10年近く前にやたらと聞いていてまた聞きたいのだがバンド名も曲名も分からない事例”に直面した。



私はCDを買わなくなってからというもの、(地方在住ということもあって)聞きたい音楽を探す場所が実店舗からネット上(youtubeやらsoundcloudやら)に移っている。
既知のレーベル、好きなDJやアーティスト、ジャズソウルディスコ等のマニア、全く知らない人がセレクトする曲を試し聞きして購入する。
それゆえCDショップにあった「同時代性」は失われ、「国(洋楽/邦楽)」「メジャー/インディー(販売網)」の垣根は非常に曖昧になっている。
一方で、いつの時代のどこの国のどんなアーティストかさえ(調べなければ)知ることなく、なんの思い入れもなく聴きたいものを聞いている。



00年代にリバイバルしていたガレージパンクっぽい曲調。。。
The Strokesのような(男子が好きそうな)格好いいメロディはなく、Yeah Yeah Yeahsのような気怠い曲調に、ドラァグ・クイーンを彷彿とさせる肥満女性vo.が強烈にシャウトするダンサブルな曲だった。当時本国ではヒットしていたらしく(どこの国だか知らんがかなりの視聴数だった)、youtubeで関連おすすめされたのが最初だった。
MVではその肥満vo.とパンク女子が狭い部屋でピザ食って踊りまくっていたように記憶している。

しかし洋楽やロックに明るくない自分には検索ワードが思いつかない。
適当に検索しても「大ヒット」しているバンドや「美人女性ボーカル」にたどり着いてしまう。そんな記事しか必要とされないのかもしれない。
やるかたなく半日が過ぎ、ついに検索ワードに「肥満」を放り込むと。。。。



NME誌掲載のvo.べス・ディットー http://www.nme.com/photos/the-wisdom-of-beth-ditto-1432753



出た。彼女だ。
バンド名は、gossip。


“How many indie rock bands aren’t straight white boys? And what do they have to be pissed about in this country? Nothing.” (Pop Matters, March, 2006)



太ったレズビアン差別を受けて育った彼女は、同性愛者に対する結婚の自由を否定した米ブッシュ政権へ対する反逆ソングにこの曲を引っ提げて登場。
一躍時の人となる。
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soulwaxによるエッジーで秀逸なリミックス
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そしてピザの方はオフィシャルではなくオルタナ・ヴァージョンのMVだった。映画『KIDS』のような下層社会のティーンたちの姿はそこはかとなく絶望的でスキ。
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よりPOPでフロアチューンに仕上げたPunks Jump Upによるremixもヘビロテで聞いていたっけ。
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この2曲と2remixだけ当時繰り返し聴いていた。MGMTとかUffieとかJusticeとかエレクトロなポップが妙に輝いていた時代だった。
しかしメジャー移籍後は(私の中で完全に)音楽的魅力が薄れてしまったため、全く後を追っていない。
ほしいものはカンタンに見つかるけど、なくしたものを探すのは難しい。


台風と選挙と「gossip探し」で実に悩まされる一日だったことをここにひっそり書き留めておく。

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