Living, Loving, Thinking

2018-05-20

1991年の「レイラ」

フミコフミオ「はじめてブラのホックを外した夏を覚えているかい?」http://delete-all.hatenablog.com/entry/2018/05/09/190000 *1


曰く、

「勉強してくる」と家族に嘘をついて家から抜け出しては仲間とそこに集まっていた。誰が言いだしたのかわからないが、その屋上は「ヘブン」と呼ばれていた。当時、僕の通っていた高校は、授業のあと、補講という名目で自由参加の受験対策をやっていて、クラスメイトの大半は教室でテキストと格闘していた。その様子をヘブンから眺めるのに飽きてしまうとカセットのウォークマンでロックを聴きながら昼寝ばかりしていた。

ガンズ。ニューオーダー。プリンス。ポリス。ストーンローゼス。ハッピーマンデーズ。ニルヴァーナ。それからレッチリ。自分で編集したマイ・ベスト・ロック・テープ。B面の最後はテープが足りなくて、後半のピアノ・パートが丸々カットされていた「いとしのレイラ」。夕方。尻切れトンボのレイラが終わると、僕は、背中とお尻の砂を払ってヘブンをあとにした。仲間たちはひとりふたり脱落していき7月の終わりには2人になってしまう。「ワイルド・バンチ」のように。

以前にも書いたかもしれないけれど、80年代の末期から90年代前半にかけての数年間、殆ど音楽を聴いていなかった。(香港で買ったBeyondのカセットとかを除いては)新しいディスクも買わなかったし、日本語や英語の音楽雑誌も読まず、音楽に関する情報も自らシャット・アウトしていた。当時は、アナログ(ヴィニールのLP)からCDへの過渡期であって、プレイヤーの針が擦り減ったけれど何処にも新しい針は売っていなかったとか。他方で、何故かCDプレイヤーを買う気にもなれなかったとか。ともかく、この時期の音楽というのは、私の記憶においては空白なのだった。

上に挙げられているのは、1991年の洋楽好きの高校生が聴いていた音楽としてはまあ普通のものなのでしょうか。後付けの知識から推測して、「ガンズ」、「ニルヴァーナ」、「レッチリ」とかは、まあそうなんだろうな、と納得できる。ただ、その中でも異色なのはエリック・クラプトンデレク&ザ・ドミノス)の「いとしのレイラ」。これだけぼちっと70年代。今言ったように、90年代初頭の音楽事情は私にとって空白なので、もしかしてその時期にクラプトン或いは「レイラ」がメジャーなトピックとして浮上するような何かしらの事件があったのかも知れないと勘繰ってしまった。一体、どうなの?

さて、私以上の世代の日本人は、クラプトンを知らない人でも、ロックを知らない人でも、「レイラ」のリフを(曲名も知らぬまま)知っている筈だ。アートネイチャーのCMによって。

下にマークしたのは、ウィントン・マルサリスと共演した、完全にジャズ化された「レイラ」*2

Wynton Marsalis & Eric Clapton Play The Blues

Wynton Marsalis & Eric Clapton Play The Blues

両性具有

海亀の性別は産卵する砂の温度によって決定されるということを知ったのは、息子に『世の中のふしぎ400』という本を読んであげているときだった。


西川伸一*3「温度で性が決まる爬虫類の研究は、温暖化による爬虫類の絶滅を防げるか?」https://news.yahoo.co.jp/byline/nishikawashinichi/20180518-00085329/


性別が温度によって決定される種は爬虫類には多い。特に、鰐は全ての種で性別が温度によって決定されている。地球温暖化はこれらの種に性別の偏りをもたらし、種の絶滅に追い込む危険がある。

多くの皆さんは、どうして同じ遺伝子でオスとメスができるのか不思議に思われるかもしれません。しかしよく考えてください。私たちの体の細胞は原則的に同じ遺伝子を持っています。それでも、体の中に神経細胞や血液細胞のように似ても似つかぬ細胞共存しています。このように同じ遺伝子なのに、全く違う性質ができるメカニズムエピジェネティックス*4と呼んでいます。これは、それぞれの遺伝子ごとにスィッチをオンにしたり、オフにするメカニズムのことで、最近急速に明らかになってきました。このスィッチには遺伝子が巻きついているヒストンというタンパク質化学的に修飾することで行われています。温度による性決定を理解する鍵もこのエピジェネティックス機構にあります。

今日紹介したい論文は、中国の新しい大学・浙江万里学院と米国デューク大学が共同で発表した論文で、アカミミガメを用いて温度で性が決まる仕組みを報告しています。(Ge et al, The histone demethylase KDM6B regulates temperature-dependent sex determination in a turtle species(カメの温度依存的性決定はヒストン脱メチル化酵素KDM6Bにより調節されている)Science 360: 645-648, 2018: DOI: 10.1126/science.aap8328)。

この研究ではアカミミガメ(冒頭の写真に示す)と呼ばれるアメリカ原産のカメが選ばれて研究に用いられています。このカメは、発生の特定の期間に温度が26度だとオス、32度になるとメスになることがわかっています。実際に孵化するときの気温はこの間に収まりますので、温度に応じてオス・メスの比率が変わることになります。遺伝子は変化しないわけですから、この研究では温度によって変化するエピジェネティックス機構を探った結果、ヒストンの27番目のリジンのメチル基修飾を外す(脱メチル化と呼びます)分子の一つ、Kdm6bの生殖原器での発現量が、オスに性が決まってしまう温度26度で上昇することを突き止めます。逆に、同じ発生段階に温度を26度から32度にすると発現は低下します。すなわち、温度に反応してオンになったりオフになったりする分子がついに突き止められました。

本当にKdm6b がオスへの分化を指令できるのか調べる目的で、オスになる26度で卵を孵化させるとき、分子の発現を人為的に抑制すると、期待通り80−87%の個体がメスへと転換できました。詳細は省きますが、色々実験を行なった結果、Kdm6bが、ほとんどの種でオスへの性決定を決めているDmrt1遺伝子が巻きついているヒストンのメチル基修飾を外して、安定的にDmrt1遺伝子をオン状態にすることで、温度変化をオスへの性決定に結びつけることがわかりました。

遺伝子の準位では雌雄のどちらにもなれるということで両性具有といえるのかも知れない。所謂雌雄同体の場合だと、雌性と雄性が同時に発現するわけだけど*5、こちらの場合は、一旦雌雄のうちのどちらかに決定されてしまったら後戻りできないわけだ。

また、遺伝子の準位では両性具有で産卵時の温度で性別が決定される種はどうして爬虫類に集中しているのかということも気になる*6

2018-05-19

リテラon 岸井成格

承前*1

リテラ編集部「岸井成格が安倍官邸から受け続けた圧力の数々! 安倍応援団による卑劣な「意見広告」攻撃の末、『NEWS23』降板に」http://lite-ra.com/2018/05/post-4015.html


主なソースは、岸井氏と佐高信との対談本。クライマックスは「放送法遵守を求める視聴者の会」の策動。

岸井氏は、そもそも番記者として、安倍晋三の父である安倍晋太郎と親しくしていた。もしかして、安倍晋三周辺にとっては、単なる敵というよりは、もともと身内だったのに敵に寝返った裏切り者と見做されていたのかも知れない。

2018-05-18

共通の知り合い?

承前*1

J-CASTテレビウォッチ』の記事;

新潟市小2女児殺害事件 逮捕された小林容疑者は「大桃珠生さんとよく遊んでいた」

2018/5/15 10:54


新潟市西区の小学2年生、大桃珠生さん(7つ)が殺害された事件で、きのう14日(2018年5月)、近くに住む会社員・小林遼(はるか)容疑者(23)が死体遺棄と損壊の容疑で逮捕された。小林容疑者は「首を絞めた」など殺害をほのめかす供述をしているという。

大桃珠生さんの自宅からわずか100メートルの距離に住んでいた小林容疑者。珠生さんとは面識があったのか?

こういう事件は自宅のすぐ近くで起こることが多い

小林容疑者は「面識はない」と話しているというが、高校時代の同級生は「家が近くて、小さいころからよく遊んでいたと聞いた」と話している。

近所からは「優しいし、礼儀正しい」「回覧板持ってきてくれるなど、感じのいい子」と評判だった小林容疑者

中学時代の同級生は「本当におとなしくて静かだった。問題を起こす感じではなかった」と驚きを隠さない。そして、当時を振り返り、「保育園に職業体験で行ったとき、ちっちゃい子からもすごく好かれていた。子どもが嫌いではないのかな(と思った)」と話した。

羽鳥慎一「連行される途中に笑うような素振りを見せて、気味が悪いところもありましたが、ぱっと見普通で仕事もしています」

菅野朋子弁護士)「こういう事件は、どうやって防止すればいいのか本当に難しい。登下校は途中までは見守りなどあるけど、その後はひとりになる。家のすぐ近くでよく起こる」

青木理ジャーナリスト)「僕はこの辺に住んでいたことがあるのですが、住宅街で人里離れた寂しいところではないんです。近所の人がやろうと思ったら防ぎようがない」

ピノコ | 似顔絵 池田マコト

https://www.j-cast.com/tv/2018/05/15328641.html

モーニングショー』の要約みたいだけど。理屈から言えば、100mしか離れていないご近所同士なので、「面識」があったというのは大いにあり得ることだ。でも、これを読む限りでは、信じられない。というか、証人が悪すぎる。小林の「高校時代の同級生」だよ。彼が小林から「聞いた」という子どもが「珠生さん」のことだとどうしてわかるの? 勿論、現時点では、珠生さんは不幸にも〈有名人〉になってしまったので、誰でもが彼女のことを知っている。しかし、事件前は無名の子どもにすぎなかったわけだ。何が言いたいのかといえば、この「高校の同級生」が小林と「珠生さん」の共通の知り合いであることが確証されない限り、彼には小林と「珠生さん」との関係を語る資格はないわけだ。まあご近所とか親戚でもないのに、無名の女の子のことを知っている可能性は著しく小さいと思うのだけど。小林と「珠生さん」のどちらも知っている筈の、例えば小林の隣の家の人の証言だったら、信じていたかも知れない。

J-CASTニュース』の記事;

フィフィ新潟女児殺害「アニメ好き」報道に違和感 「偏見を生むだけ」

5/16(水) 15:32配信 J-CASTニュース



 新潟市の小2女児殺害・遺棄事件で、死体遺棄などの疑いで逮捕された会社員・小林遼(はるか)容疑者(23)の趣味がアニメやゲームであることを強調する報道に、ツイッターなどで疑問の声が上がっている。

 タレントのフィフィさん*2は、ツイッターで「アニメ好きに対する偏見を生むだけ」と持論を展開した。


■「アニメ好きの友達と仲良し」「世間一般でいうオタク

 テレビ各局の報道で、小林容疑者の趣味がアニメやゲームであることを裏付ける証言が出ている。

 NHKウェブ版)は2018年5月15日付記事で、捜査の状況や任意同行までの経緯を報じた上で、小林容疑者の高校時代の同級生と名乗る男性のコメントを掲載。「当時はアニメが好きな友達と仲がよかった印象で、授業中にちゃかすなど幼いところがあった」と話した、とした。

 フジテレビ系の情報番組「とくダネ!」の15日放送でも、高校時代の同級生にインタビュー取材。ナレーションで「小林容疑者が特に時間を割いていた」と前置きした上で、次のような同級生の証言を紹介した。

  「ゲームとかやっていた記憶がありますね。『北斗の拳』みたいにゴリゴリの...という感じでなくて、女の子が...みたいな。言葉にするならば『ロリコン』というのが分かりやすいかも」

 その上で「どういう印象の人?」と質問すると、同級生は「世間一般でいう個性的、分かりやすく言うとオタク。そんな感じかな」と話した。

 また、日本テレビ系の情報番組「NEWS ZERO」の15日放送でも、中学時代の同級生による「アニメ好きだった」との証言を紹介。ただ具体的な説明はなく、画面右上のテロップで「『アニメ好き』の一面も」と記述。同級生は「びっくりしました。全然イメージない」と語り、容疑者は科学技術部に所属していたとして「表彰されたりしていた」と述べていた。


「『容疑者は白米を食べます』というのと何か違うのか」

 こうして小林容疑者の趣味がアニメ、ゲームなどだと報道されるものの、それが今回の事件と関係しているのかは不明だ。そのためツイッターなどインターネット上では、アニメ好きなどを強調する報道は控えるべきでないかとの声も多い。

 タレントのフィフィさんは15日深夜、ツイッターで「NEWS ZERO」の画面を撮影したとみられる写真を公開。その上で、

  「新潟女児殺害事件で、容疑者の人格について『アニメ好き』を強調する報道ってどうなの?アニメ好きに対する偏見を生むだけだと思うんだけど」

と持論を述べた。

 通信社JX通信社」の米重克洋社長も15日、ツイッターで「新潟の事件『容疑者アニメ好き』だと。それは『容疑者は白米を食べます』というのと何か違うのだろうか」と疑問視。

 人気YouTuberのKAZUYAさんも16日、「事件が起きると『犯人はアニメ好きだった』と結びつけるかのようにマスコミ報道する。アニメでの描写模倣した犯行なら関連性を指摘できるだろうけど、新潟の事件ってそういうのあったのか?」とツイッターに投稿した。

 「犯罪とアニメ好きを結びつけるのやめろ」「これってアニメ好き関係ないよね」「アニメ好きは殺人犯人になりやすい傾向でもあるんですかね?」など、ツイッター上には同様の意見が多数寄せられている。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180516-00000010-jct-ent&pos=5

「偏見を生む」というよりも、漠然としすぎているというべきだろう。「アニメ」といっても色々とありすぎるよ。「アニメ好き」というだけで変な奴と思われるということは、あの宮崎勤が活躍していた頃ならいざ知らず、平成も終わらんとしている現在においてはまずないだろう。だから、「容疑者は白米を食べます」と同程度の情報価値しかないというのは肯けることだ。インタヴュアはプロービングが足りない。まあ、「アニメ」と「ゲーム」を特権化するというのは、要するに、小林は「オタク」ということで目出度くストーリーを完結させたいという欲望なのだろう。でも、所謂「オタク」を極限概念として考えてみると、極限的な「オタク」が生身の人間を殺すというのは殆どあり得ないことだ。〈二次元〉に没入して、三次元の現実との接触は必要最低限度にまで切り詰められているからだ。「オタク」というのはキモいけれど無害な人間ということになり、「オタク」で小林の犯行を説明することは難しくなると思うのだけど、如何だろうか。

LA, this time

渡辺一樹スタバのカップに「差別用語を書かれた」と写真投稿。アメリカで波紋」https://www.huffingtonpost.jp/2018/05/17/starbucks-la_a_23436622/


4月にフィラデルフィアスターバックスの店で、友人と待ち合わせをしていて店員と口論になった黒人男性が「不法侵入」容疑で警察に通報され、逮捕されるという事件が起こっているのだった*3

コーヒーの紙カップの、本来だったら名前を書くべき部分に、メキシコ移民侮蔑する「Beaner(ビーナー)」という単語が書かれたと訴える投稿が5月15日、Facebookに投稿された。これを、ロサンゼルスのテレビ局が報道。全米に波紋を広げている。

この「ビーナー」という単語は、日本語に訳すと「豆を食べる人」という意味。メキシコ料理に豆を使うものが多いことから、メキシコ移民侮蔑するために使われる。

ペドロさんという男性が、地元テレビ局「FOX11」に対し、ロサンゼルススターバックスで、人種差別的な言葉を書かれたのは自分だと明かした*4

そして、「傷ついた。ヒドい気分になったし、侮辱だと感じた」と話した。

コーヒーを注文し、名前を聞かれた。店員に「ペドロ」と呼ばれて受け取った。ところが、カップを見ると「ビーナー」と書かれていたのだという。

FOX11に対して、スターバックスの広報担当者は「これは明らかに、私たちの顧客が体験するべき内容ではありません。完全な調査を開始しています」と話したという。

25 seconds earlier

“Japanese train departs 25 seconds early – again” http://www.bbc.com/news/world-asia-44149791


電車が定刻よりも25秒早く駅を出発して、JR西日本が即謝罪。このことに驚いている。タイトルに、「再び(again)」とあるけれど、昨年11月につくばエクスプレス*5南流山駅で列車が定刻よりも20秒早く発車して、会社が即謝罪したという事件が起こっている*6

アジールとしての屋上、など

フミコフミオ「はじめてブラのホックを外した夏を覚えているかい?」http://delete-all.hatenablog.com/entry/2018/05/09/190000


何だか、(いい意味での)MeTooというか、ブラジャーに纏わる思い出が誘発されてしまったようだね*7。初めて他人のブラジャーの内側へと手が越境したとき、それはスポーツ・ブラだったとか、私にもそれなりに思い出はあるのだけど、ブラジャーの話はもうこれ以上しない。

民俗学的に重要なのは高校の屋上が「ヘブン」と呼ばれていたことだろう。アジールとしての屋上RCサクセションの「トランジスタラジオ*8で、主人公(語り手)が授業をさぼって煙草を吸う場所。また、山本直樹の「BLUE」で主人公たちがセックスに耽る〈やり部屋〉も校舎の屋上にあった。1990年代初頭というか平成初期まではまだこういうアジール的な空間はまだあったわけだ。現在、平成末期には生き残っているのだろうか。その後の思想状況はアジール的な空間にやさしいものではなかった。また、リアルな三次元アジールがないから、フロンティアとしてのネットに奔ったのでは? まあ、公共財産の不法な占有! と叫ぶ人はあまりいないだろうけど、事故が起こったらどうするんだ? 非行やいじめの温床! 等々と、アジール的空間を潰す理由を探したり・作ったりするのは容易い。

ブルー

ブルー

これは神奈川県の高校の話だということだけど、神奈川県の田舎といえば、石川淳一の映画『ミックス。*9。田舎の電車のシーンがどうも神奈川県ぽくないなと思った。何というか、空間がフラットにだだっ広すぎるというか。最後に、群馬県で撮影されたことがわかり、納得。

ミックス。 通常版DVD

ミックス。 通常版DVD

Tom Wolfe

“Bonfire of the Vanities author Tom Wolfe dies aged 88” http://www.bbc.com/news/world-us-canada-44130788

Tom Vitale “Tom Wolfe, Best-Selling Author And Genre-Breaking Journalist, Dies At 88” https://www.npr.org/2018/05/15/471414238/tom-wolfe-best-selling-author-and-genre-breaking-journalist-dies-at -88

Thomas Curwen “Tom Wolfe, novelist and pioneer of New Journalism, dies at 88” http://www.latimes.com/local/obituaries/la-me-tom-wolfe-20180515-story.html

Sian Cain and Jake Nevins “Tom Wolfe, journalist and author of Bonfire of the Vanities, dies aged 88” https://www.theguardian.com/books/2018/may/15/tom-wolfe-journalist-and-author-dies-aged-87

Stanley Reynolds “Tom Wolfe obituary: a great dandy, in elaborate dress and neon-lit prose” https://www.theguardian.com/books/2018/may/15/tom-wolfe-obituary


現地時間5月14日、『ザ・ライト・スタッフ』*10などで知られる、ジャーナリスト/作家のトム・ウルフ*11紐育マンハッタンの病院にて感染症のため他界した。享年88歳(一説では87歳)。所謂「ニュー・ジャーナリズム」の元祖の一人。「ミー・ディケイド」にせよ「ラディカル・シック」にせよ、ウルフの作品を読まない者を含めて、或る社会の或る世代が共有せざるを得ない、その社会や世代の自画像でもあるフレーズを幾つも構築してしまったのが凄かったと言えるのだろう。なお、ウルフ氏には美術史家という側面がある。

なお、『ニューズウィーク』はトム・ウルフを偲んで、1986年に発表されたエッセイ「自由の女神について」を再掲載している*12

「不自由のなかの自由

齋藤亜矢*13自由と不自由」『図書』(岩波書店)826、2017、pp.46-49


自由のための枠」(p.48)。

そして、枠には伝統の枠もある。学生の頃に聞いた能楽師の片山清司(現・片山九郎右衛門)さんの講演が印象的だった。

能の稽古では、とにかく型を覚えなくてはならない。他人の轍を踏むことを強いられるのは、とても苦しい。しかし、世阿弥に「稽古に強かれ、情識は無かれ」という言葉がある(「風姿花伝」)。どれだけ自分をゼロにして吸収できるか。そして、自分のイメージを排することではじめて得られるものがある。不自由のなかの自由にこそ、喜びや創造性がある。

そんなお話だった。つまり、自分独自の表現などを考えるよりも、まずはきっちり枠を身につけることが肝心だ。そのうえで身についた枠を破るとき、はじめて創造がある、ということ。日本の武道や芸能の修業には「守破離」という言葉がある。守る、破る、そして離れるだから、さらにその先に、枠を意識しないぐらいの究める境地があるのかもしれない。(p.49)

花伝書(風姿花伝) (講談社文庫)

花伝書(風姿花伝) (講談社文庫)

さらに書き写しておく;

考えてみると、わたしたちは知らず知らずのうちに、たくさんの枠に囲まれて暮らしている。所属する社会の常識の枠、学校で教えられた知識の枠、つくられた価値観の枠、既成概念の枠、自分のくせや思考パターンの枠、もちろん、枠があるおかげで、安心して社会生活ができる面も大きい。でも、枠のなかだけで過ごしていたら息苦しくなる。そして枠がつねに正しいともかぎらない。

そんなときこそアートだ、と思う。アートには、枠をこわして、新たな価値や新たな物の見方に気づかせてくれる力がある。それは枠の外にいるだれかに暴力を向けるようなものではない。自分自身がとらわれている枠に気づき、それを内側からこわす力をひきだしてくれるもののような気がしている。

ほんとうの自由とは、あらかじめ与えられた状態のことではなく、自分で枠をこわすプロセスにこそあるのではないか。(ibid.)

危機管理学部」というのがあった

承前*14

「日大アメフット部 解体危機、悪質タックル問題 監督続投なら選手ボイコットも」https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180517-00000003-spnannex-spo



曰く、

さらに別の関係者の話で、内田監督が“続投”した場合、部員が練習ボイコットする動きがあることも分かった。「3年生以下が中心となって話が出ている」。2015年まで日大を率いた指揮官は1年のブランクを置いて17年に復帰。あまりに厳しい練習を課したため、就任直後に20人あまりが部を離れた。ただ、今回の“心離れ”は、あまりに状況が異なる。

まさに内憂外患と言えるわけだけれど。

デイリースポーツ』の記事;

日大悪質タックル問題 後手後手対応の中…日大危機管理学部が話題に

5/16(水) 20:09配信 デイリースポーツ


 6日に行われたアメリカンフットボール関学大と日大との定期戦(東京アミノバイタルフィールド)で、関学大の先発出場したクォーターバック(QB)選手が相手守備選手から悪質なタックルを受け、負傷した問題が波紋を広げ、後手に回り続けている日大の対応が問題視される中、同大学のある学部が注目を集めている。その名も危機管理学部

 大学ホームページ(HP)のトップにも登場するこの学部は、2年前に新設。HPでは「私たちに脅威を与える『危機』は社会の多様化・グローバル化とともに増大。時代に求められている危機管理エキスパートをいち早く養成し、社会に送り出します」と謳っている。

 ただ、アメフット部の問題においては、大学の対応の遅れにより、批判が広がっており、ツイッター上では「まったく機能していない」「何のブラックジョークだ」と、同学部の存在を皮肉る声が上がっている。

 元大阪市長弁護士橋下徹氏も自身のツイッターで「日本大学アメフト問題。これも初動危機管理が最悪」と、日大の対応を切り捨て「軌道修正しなければ、日本大学も、森友・加計学園問題のように泥沼に陥るだろう」と、森加計問題を比較に出し、更なる状況悪化もあり得ると指摘している。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180516-00000131-dal-spo

また、


「悪質タックル問題解決へ日大除く関東学生1部15大学が第三者委員立ち上げを要請」https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180517-00000160-dal-spo&pos=1


第三者委員」ではなく「第三者委員会」。

NHK on 西城秀樹

承前*15

NHKによる西城秀樹訃報。

西城秀樹さん死去

5月17日 19時22分


「YOUNG MAN」や「傷だらけのローラ」などのヒット曲で人気を集め、その後も2度の脳梗塞から復帰して活動を続けていた歌手の西城秀樹さんが16日夜、急性心不全のため横浜市内の病院で亡くなりました。63歳でした。

西城秀樹さんは広島市の出身で、高校1年のときに上京し、昭和47年に歌手デビューしました。

激しい振り付けとエネルギッシュな歌い方で若い女性の人気を集め、「情熱の嵐」や「傷だらけのローラ」などの曲が相次いでヒットしました。

西城さんは、同じ時期にデビューした郷ひろみさん、野口五郎さんとともに「新御三家」と呼ばれ、昭和49年には「傷だらけのローラ」で初めてNHKの紅白歌合戦に出場しました。

さらに昭和54年に発表した「YOUNG MAN」は、体を使ってアルファベットのYMCAを表現する振り付けが世代をこえて親しまれて大ヒットし、日本歌謡大賞を受賞しました。

アジア各国でも人気が高く、昭和63年にはソウルオリンピックの前夜祭に出演しました。

西城さんはその後、48歳と56歳のときに脳梗塞を患いましたが、いずれもリハビリを重ねて復帰しました。

2度目のときは言語障害に加えて右半身がまひしましたが、発症から40日後にはいすに座った状態でステージに戻り、その後も同世代の往年のスターが集まるコンサートに出演するなど、活動を続けていました。

平成26年6月にNHKの番組に出演した際には、「同じ病気の人たちに勇気を与えるためにも、今の自分をありのまま見せてステージに立とうと思った。元に戻るのは無理だけど、少しでもよくなるように前を向いて頑張っていきたい」と話していました。

事務所によりますと、西城さんは先月25日に家族と一緒にいるときに急に意識不明になって入院し、16日午後11時53分、急性心不全のため横浜市内の病院で亡くなったということです。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180517/k10011441641000.html

See also

西城秀樹さん死去 惜しむ声」https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180517/k10011441711000.html

*1http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20180515/1526353377 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20180516/1526434557 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20180517/1526531288

*2:See also http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20150123/1421979649 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20150710/1436557556 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20180208/1518095954

*3:See http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20180416/1523841827 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20180418/1524062685

*4:See Phil Shuman “Outrage over racial slur printed on Starbucks cup” http://www.foxla.com/news/local-news/outrage-over-racial-slur-printed-on-starbucks-cup

*5:See also http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20050816 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20090524/1243097747 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20100318/1268931002 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20110206/1296966968 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20141210/1418147190 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20150702/1435805886

*6:“Apology after Japanese train departs 20 seconds early” http://www.bbc.com/news/world-asia-42009839 首都圏新都市鉄道株式会社「【お詫び】南流山駅における普通列車の早発について」http://www.mir.co.jp/company/release/2017/post_109.html

*7http://b.hatena.ne.jp/entry/delete-all.hatenablog.com/entry/2018/05/09/190000

*8:Mentioned in http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20061113/1163423052 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20090505/1241465473 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20161214/1481686044

*9http://mix-movie.jp/

*10:Mentioned in http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20100718/1279470669 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20161209/1481304958

*11http://www.tomwolfe.com/ See eg. https://en.wikipedia.org/wiki/Tom_Wolfe

*12http://www.newsweek.com/tom-wolfe-writer-copper-goddess-newsweek-926963

*13:See eg. https://www.kyoto-art.ac.jp/info/teacher/detail.php?memberId=16009 http://www.wrc.kyoto-u.ac.jp/members/a_saito.html

*14http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20180515/1526402283 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20180517/1526526344

*15http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20180517/1526568933

2018-05-17

兵庫県の場合

優生保護法下の強制不妊手術*1兵庫県の実態。

神戸新聞』の記事;

強制不妊 知らずに病院行くと手足縛られ手術台に 聴覚障害男性

5/17(木) 11:38配信 神戸新聞NEXT


 旧優生保護法(1948〜96年)下での強制不妊手術は、国の資料や兵庫県に残る年報によると、県内で349人が本人同意のない手術を受けさせられた可能性がある。ただ、同法に基づく手術かどうかが分からないケースもあり、手術を強制された人数の特定や救済のハードルは高い。

 神戸新聞社が、厚生労働省の資料や県の「衛生統計年報」を集計したところ、349人のうち少なくとも31人が20歳未満だった。兵庫県は66〜74年、不妊手術の費用負担や羊水検査による出生前診断などを行う「不幸な子どもの生まれない県民運動」を展開しており、この期間中は件数が増えていた。

 一方で、法律に基づく手術かどうかが分からず、国や県の数字に含まれたか判然としないケースもある。

 聴覚障害者にも配慮した特別養護老人ホーム淡路ふくろうの郷」(洲本市)で暮らす勝楽佐代子さん(88)は、約3年前に85歳で亡くなった夫進さんが不妊手術を受けさせられた。進さんにも聴覚障害があり、自伝によると、何も知らずに病院へ行くとすぐに手足を縛られ、手術台に乗せられたという。

 神戸市内の男性(79)も約50年前、不妊手術を強いられた。ともに聴覚障害のある妻(77)との結婚の際、それぞれの父親が決めた「条件」が不妊手術だったといい、夫婦は誰にも打ち明けずに暮らしてきた。男性は「当時は法律に基づかない手術もかなりあったのではないか」と推測する。

 この問題を巡っては、兵庫県が4月下旬に相談窓口を設置したが、これまで相談は寄せられていないという。(田中宏樹)

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180517-00000012-kobenext-l28

これも「混乱」?

京都新聞』の記事;

東大寺望める「バベルの塔」 京都木津川

5/11(金) 17:00配信 京都新聞


 テーマパークのお城?いやいや巨大な巻き貝のオブジェか。奈良県と隣接する京都府南端木津川市の丘陵地に、見る者の想像をかき立てるユニークな建物がそびえる。正体は、木津川市州見台の配水塔「タツタタワー木津川市」(木津南配水池)だ。

 関西学研都市の建設で、木津南地区の人口が急増したのに伴い、1999年3月に完成した。景観に配慮された高さ47メートルの塔は、地元の特産品タケノコをイメージしている。れんが色のタイルで幾重にも囲まれた曲線の造形は、見る角度により表情を変える。

 「皮の中」には、約8000トン貯水できる上下二つのタンクを備え、高低差を利用して地域に行き渡らせる。

 迷路のようならせん階段を上って展望室に着くと、眼下に新しい街並みが広がり、南には東大寺大仏殿も望めた。

 近くに研究所を置く企業が、水道事業施設では珍しい命名権制度で愛称を付けた。6月の水道週間やクリスマス時期にはライトアップされ、地域のランドマークとして親しまれている。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180511-00000036-kyt-l26

この「バベルの塔」というのは新聞記者或いはデスクの言葉であって、「タツタタワー木津川市」とは取り敢えず無関係ということなのだろうか。安易に「バベル」という言葉を使わないでほしい。「バベル」とは「混乱」、特に言語的混乱を意味し、ようするに、単一の普遍言語が分裂し、多言語状態、コミュニケーション不可能性が出来することだ。「タツタタワー木津川市」によって、そんな「混乱」(「バベル」)が起こっているわけでもあるまい。

さて、「水道事業施設では珍しい命名権制度で愛称を付けた」「企業」というのは「タツタ電線株式会社*2。「タツタ」からどうしても別の川を想起してしまう。在原業平*3が「ちはやぶる神代も聞かず竜田川からくれなゐに水くくるとは」と詠んだ「竜田川*4。これも或る意味では「混乱」?

古今和歌集 (岩波文庫)

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百人一首 (新潮文庫 あ 6-1)

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「合わせておよそ4000件」

NHK報道

ブログの呼びかけで大量の懲戒請求 弁護士提訴

5月16日 19時27分


東京弁護士が、特定のブログの呼びかけで身に覚えのない懲戒請求を大量に受け、業務妨害されたとして、賠償を求める訴えを起こす方針を明らかにしました。

訴えを起こすのは、東京弁護士会に所属する佐々木亮弁護士北周弁護士です。

佐々木弁護士によりますと、去年6月ごろから弁護士会に身に覚えのない理由で懲戒請求が寄せられるようになったということです。佐々木弁護士ツイッターで異議を唱えると、特定のブログで懲戒処分を呼びかけられ、より多くの請求が来たということです。

さらに佐々木弁護士を擁護した北弁護士も大量の懲戒請求を受け、合わせておよそ4000件に上ったということです。2人は、懲戒請求への反論などのため日常の業務妨害されたとして、請求者に謝罪と賠償を求め、これまでに数十人が和解に応じたということです。

今後は応じない相手に対して裁判を起こす方針で、ブログ管理者については告訴も検討しているということです。

日弁連日本弁護士連合会によりますと、弁護士への懲戒請求は、去年急激に増え、今回のようなインターネットによる呼びかけが影響しているということです。

佐々木弁護士は「弁護士はすぐに対抗できるが、一般の人はネット上であおられて攻撃されてもすぐに対抗できない。当事者になって恐怖を感じた」と話しています。


なぜ懲戒請求をされたのか

佐々木亮弁護士によりますと、初めて懲戒請求をされたときの書類には、懲戒処分を求める理由の欄に朝鮮学校への補助金支給批判する内容が書かれていたということです。

しかし佐々木弁護士は、朝鮮学校をめぐる案件に関わったことはなく、「そもそもなぜ自分が懲戒請求の対象とされたのか不思議だし、怖い気持ちになった」と話しています。

こうした懲戒請求は、東京弁護士会だけでなく各地の弁護士会でも相次ぎました。その背景にあると見られるのが、朝鮮学校などへの補助金めぐり文部科学省が関係する自治体に対して出した通知をめぐる問題です。

文部科学省は、平成28年に公益性や教育振興上の効果を十分に検討するよう通知しています。懲戒請求を受けたのは、こうした通知などを批判する声明を出した弁護士会の会員でした。

日弁連日本弁護士連合会によりますと、弁護士会の意見表明に対して懲戒請求をされるケースは、去年突然増えたということです。対象になったのは、全国21の弁護士会で、件数は、およそ13万件に上りました。件数が多くなったのは、インターネットを通じた呼びかけが影響しているものと見られます。

佐々木弁護士懲戒請求をした人たちと和解の手続きを通じてやり取りしたところ、40代から60代の人たちが多いと感じたということです。

また請求のきっかけとなったブログに書かれていたことをどう受け止めていたのか尋ねると、「ブログには、今まで聞いたことがない本当の事が書いてあると思っていた」と話していたということです。

また同じように大量の懲戒請求を受けた北周弁護士は、「請求者に『なぜこんなことをしたのか』と尋ねると、『これで日本がよくなると思った』と答える人が複数いたが、懲戒請求がどのようなものなのかということすら認識していなかった。人の仕事や資格を奪おうとするのであれば、本当に理由があるのか、考えてからやってほしい」と話していました。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180516/k10011440901000.html

佐々木亮」という名前は聞いたことがある。所謂「ブラック企業」を批判して「ブラック企業」関係の裁判では労働者側の代理人をしている人じゃなかったかと思ったけど、そうだった。もしかして、「ブラック企業」側の報復かと思ったけれど、それは外れ;


hiraoyogi*5佐々木亮弁護士などが1000件以上の懲戒請求されたり、気味が悪い手紙を送られたりしてる模様」https://matome.naver.jp/odai/2150518945865853101

misukiru「ネトウヨ弁護士に集団で懲戒請求の迷惑行為!弁護士が反撃して話題 #不当懲戒請求https://matome.naver.jp/odai/2152613660927467901


さてさて、NHK言うところの「特定のブログ」とは、


『余命三年時事日記』http://yh649490005.xsrv.jp/public_html/



「余命三年」といいながら、何時まで生きていやがんだ、とは言いたくなる。

懲戒請求」って、その昔、橋下徹がTVで煽っていた奴ね*6。ただし、「余命三年」の煽りは弁護士の「懲戒請求」だけではない。2015年7月に、在日韓国人が居留資格を失い韓国に強制送還されるというデマが飛び交ったことがあった*7、その際に「在日」を出入国管理局に「通報」するよう煽っていた。また、やはり「余命三年」に煽られて、全国の検察に大量の「告発状」が送り付けられたこともあったのだという;


Bulldog_noh8「入国管理局検察庁・・・まだまだあった、懲戒請求濫用グループによる組織的業務妨害https://matome.naver.jp/odai/2152621333555091401


民事だけじゃなく、刑事告発もしてほしいよ。「威力業務妨害」で。

「今では遅すぎた」

播磨谷拓巳*8西城秀樹さん死去 「バーモントカレーハウス食品も追悼」https://www.buzzfeed.com/jp/takumiharimaya/20180517


いやはや吃驚。最初、タイトルを見たときは、冗談というか釣りなんじゃないかと思った。勿論、「脳梗塞」を患いリハビリに励んでいる様子をTVで見たことはあったけれど。今回の「急性心不全」というのはそれと関係が或るのかどうか。

西城さん*9は広島県出身。1972年に「恋する季節」でデビューし、郷ひろみさん、野口五郎さんと共に「新御三家」と呼ばれ、人気を集めた。

「激しい恋」や「傷だらけのローラ」、「ギャランドゥ」、「ブーメランストリート」、米国の人気曲の日本語版「YOUNG MAN」などがヒットした。紅白歌合戦にも18回出場。

2003年に、最初の脳梗塞発症。8年後の2011年に再発した。右半身の麻痺と、言葉に障害が残った。

私にとっては、「激しい恋」のほかには、やはり「薔薇の鎖」が代表曲だと思うのだけど。

つい最近『愛と誠』に言及したのだが*10、そのときは数日後にこうなるということは勿論わからなかった。

愛と誠 DVD-BOX

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ロリコンでやべえ」など

承前*11

産経新聞』の記事;

新潟女児殺害 連れ去り直後に絞殺か 車内に清掃の跡

5/17(木) 7:55配信 産経新聞


 新潟市西区のJR越後線の線路で、近くに住む小学2年の大桃珠生(たまき)さん(7)の遺体が見つかった殺人・死体遺棄事件で、死体遺棄と死体損壊の疑いで逮捕された会社員、小林遼(はるか)容疑者(23)が連れ去り直後の車内で大桃さんの首を絞めて殺害したとみられることが16日、捜査関係者への取材で分かった。車内には清掃した形跡があることも判明。新潟県警新潟西署捜査本部は、小林容疑者が証拠隠滅を図った可能性もあるとみている。

 関係者によると、司法解剖の結果から、大桃さんは7日午後3時15分すぎに連れ去られた直後に殺害されたとみられる。

 小林容疑者は車を運転中に事故を起こして大桃さんと接触し「パニックになって車に乗せた」と供述しているが、新たに「(すぐに)首を絞めた」などと話していることも分かった。

 捜査本部は、車や遺体に接触事故があったような痕がないことから事故は虚偽だとみているが、遺体の状況から、車に乗せた直後に首を絞めて殺害した可能性は高いとの見方を強めている。

 また、捜査本部が犯行に使われた黒の軽乗用車を押収して車内を調べたところ、清掃されたような形跡が確認された。小林容疑者が証拠隠滅を図ったとみられるが、詳細な鑑識活動では、車内から毛髪といった微物が見つかっており、捜査本部が鑑定を急いでいる。

 一方、殺害後について、小林容疑者は「遺体を車に乗せたまま新潟市内を移動していた」などと供述。遺体を線路上に放置した理由については「事故を装うためだった」と話しているという。

 大桃さんを車に連れ込んでから遺棄するまでは約7時間。捜査本部は、小林容疑者がこの間に事件発覚を免れるための方策を考え、最終的に遺体を線路に置く判断をしたとみている。

 さらに車内の捜索では練炭や七輪が見つかった。捜査本部は、小林容疑者が実際に自殺を図ろうとしていたかどうかについて慎重に調べている。

 捜査本部は16日、小林容疑者宅の本格的な捜索を実施。供述の裏付けとなる証拠の収集や精査を進めた。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180517-00000092-san-soci&pos=2

さて、FNNによると、「逮捕された23歳の男の車の中に、七輪と練炭があったことが新たにわかり、警察は、男が自殺を図ろうとした可能性があるとみて調べている」*12。これは常備していたのだろうか。それとも、今回新たに準備したのだろうか。前者だとしたら、この事件の性格もちょっと変わってくるのでは?


新潟女児殺害、危険な動きを重ねた「小林容疑者」の性癖 同僚の娘に見せた執心」https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20180516-00542199-shincho-soci


中学の同級生や勤務先関係者の証言。まあ、「逮捕」ということを契機に、その信用性の高低を問わず、(今回もやっぱり)過去の色々なことが出てくるわけだ。さて、「捜査関係者」によると、4月に「書類送検」されたのは〈初犯〉ではなかったようなのだ。

指示はなかった?

承前*13

日大アメラグ部の関西学院大学ティームに対する「悪質タックル」事件を巡って。

NHK報道

アメフト問題 「反則 意図的に指示したことはない」日大調査

5月16日 18時56分


アメリカンフットボール日本大学関西学院大学の定期戦で日大の選手による重大な反則行為があった問題で、日大の内田正人監督は、学内の聞き取り調査に対し、「反則行為を意図的に指示したことはない」と答えていることがわかりました。

今月6日に東京都内で行われた日大と関西学院大の定期戦で、日大の選手が、パスを投げ終えて無防備な状態だった関西学院大の選手に後ろからタックルし、関西学院大の選手は、右ひざなどのけがで全治3週間と診断されました。

この行為をめぐって関西学院大は「選手を傷つけることだけを目的とした意図的で極めて危険かつ悪質な行為」と指摘したうえで、「試合後の監督のコメントは、反則行為を容認するとも受け取れる」として日大に抗議文書を送り、日大は、15日夜、それに対する回答書を関西学院大に届けていました。

日大広報部によりますと、回答書をまとめるにあたって内田監督から話を聞いたところ、「反則行為を意図的に指示したことはない。厳しく戦ってこいという趣旨の発言をした」と話し、反則行為への指示は否定しているということです。

また、タックルをした選手も、「監督から指示されたことはない」と答えているということです。

日大は、事実関係について今後も調査を続けることにしています。


内田監督 厳しい指導で27年ぶり学生日本一

内田正人監督は日本大学を卒業後、母校に就職してアメリカンフットボール部のコーチを務め、2003年に監督に就任しました。チームは長く低迷していましたが、走り込みを徹底させるなどの厳しい指導で去年、27年ぶりに、学生日本一を決める甲子園ボウル優勝にチームを導きました。

選手の育成に定評があり、関東学生アメリカンフットボール連盟の強化委員を務めた経験もあります。

現在、日大の常務理事も務めています。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180516/k10011440861000.html

デイリースポーツ』の記事は、


「悪質タックル問題 監督指示は「あり得ない」日大が全否定」https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180516-00000097-dal-spo

「日大、悪質反則証言に“食い違い” 選手「監督指示」も広報は全否定」https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180517-00000024-dal-spo


NHK報道は、「 タックルをした選手も、「監督から指示されたことはない」と答えているということです」と「日大広報部」の言い分を伝えている。しかし、『デイリースポーツ』によれば、

一方、関係者によると危険なプレーをした守備選手は、6日に都内で行われた定期戦前に「やるなら出す」と、反則行為を条件に出場の機会が与えられたという。同選手は下級生の頃から主力だったが、最近は内田監督から精神的な部分で苦言を呈され、「チーム内で干されている状態だった」という。

 当該選手は、パスを投げ終えて無防備な状態だった関学大QBに背後から激しくタックルをして負傷退場させた。広報は「監督は『必死で頑張ってこい。戦え。厳しくやれ』など厳しいことは言ったが、違反しろという指示は出していない」とし、「(当該選手が監督の話を)どのように受け止めたか、追加で調査する必要がある」とした。

また、『スポーツ報知』の「独占入手!タックル謝罪文 日大・内田監督、自身の指示には触れず「選手が違反行為」」という記事*14には、

反則行為について「選手、大学生としてあるまじき違反行為」としながら自身の指示については触れず、選手の反則行為について謝罪した。連盟関係者は「選手個人に責任を転嫁する内容だった」などと批判。危険なプレーをした日大の選手が「『(反則を)やるなら(試合に)出してやる』と監督から言われた」と周囲に話していたことも分かった。

日大側は「アクシデントだった」として監督の関与を否定しているが、複数の関係者によると、内田監督は「最初のプレーで相手QBにけがをさせる。周りから何か言われたら『監督の指示』と言っていい」という趣旨の指示を行った。ほかに「壊せ」との言葉も使い、日大選手は練習や試合前から「試合に出られないのは気合が足りないから」「やる気がない」などと叱責を受けていたという。大学アメフト関係者は「選手は指導者から叱責を受け、追い込まれていた可能性が高い。指導者の責任が一番大きいのではないか」と批判している。

日刊スポーツ』の「日大アメフト監督が指示「反則やるなら出してやる」」という記事*15

6日に都内で行われた定期戦での危険なプレーについて、日大内で証言が真っ二つとなった。この日、無防備関学大QBに背後からタックルした日大DLは「『(反則を)やるなら(試合に)出してやる』と監督から言われた」と話していることが判明した。

 日大関係者によると、反則を犯した選手は、下級生の頃から主力としてプレー。しかし、最近は内田監督から精神面で苦言をていされ「干されている状態だった」と話す関係者もいる。6日の試合前には、家庭の事情で約1週間、練習を欠席。定期戦前に監督から「やるなら出す」と、反則行為を条件に出場機会が与えられたという。同選手は3度の反則行為による退場以降、騒動は拡大の一途で、追い込まれ「部をやめたい」と漏らしている。

 一方、日大広報部は、学内の調査に対して内田監督が「違反しろと言っていない」と述べたとし、DLの発言を否定した。広報部によると「監督は『必死で頑張ってこい。戦え。厳しくやれ』など厳しいことは言ったが、違反しろという指示は出していない」とし、コーチや主将らも「監督はそんなことを言っていない」と語った。反則した選手にも聞き取りをしたが「(監督の話を)どのように受け止めたか、追加で調査する必要がある」とした。

昨今の日本の世論だったら、三択もとい忖度問題にまで踏み込まないと納得しないのでは?

See also


「大学怖い…アメフット悪質反則問題で存続危機の声」https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180515-00208959-nksports-spo

「日大タックル問題、常務理事内田監督雲隠れに「大学の意思と思われる」深澤氏指摘」https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180516-00000054-dal-spo&pos=3


深澤真紀という人は存じ上げないけど、この問題のハンドリングを誤ることによって、日大が至学館大学の轍を踏む危険は大いにあると言えるだろう*16

それよりも、わからないのは、(監督の指示があったとして)こういう作戦の必要性やメリットだ。日大は弱小ティームではなくて強豪と言える。そもそも北朝鮮以外の普通の国が〈瀬戸際外交〉をやる必要性やメリットはないわけだ;


「“悪質タックル” 名門校がなぜ?」https://www9.nhk.or.jp/nw9/digest/2018/05/0514.html

恋愛工学」を巡ってあれこれ

承前*17

所謂「恋愛工学」を巡る言説を読んでみた。その殆どが批判的言説であるが。


雨宮紫苑*18恋愛工学はだれも救わない。恋愛の経験値に価値はない」http://www.amamiyashion.com/entry/liebestechnologie


このエントリーは「恋愛工学で攻略できるのは、恋愛ではなく、性欲の処理だけです」ということに尽きるだろう。また、「恋愛工学で救えるのは、「モテれば人生バラ色になる!」と信じ込んでいる、冴えない男性だけです」。さらに、「勘違いしたモテない男子たちが、「とにかく連絡先聞きまくって部屋へ連れ込めばOK!抵抗するのは『嫌よ嫌よも好きのうち』だから押せばOK!」って暴走する予感しかしません」。

恋愛工学」というのは要するに〈非モテ・ビジネス〉であるらしい。


東本由紀子「モテを科学で解き明かす「恋愛工学」に女性から批判の声 「ナンパ本の流用」「人格無視」」https://wotopi.jp/archives/19139


青柳美帆子さん*19へのインタヴュー記事。因みに、青柳さんのblog エントリーは「恋愛工学批判という文脈においてはよく引用・言及されているようだ。また、「恋愛工学徒」からも注目されている;


恋愛工学が謎タームばかりでめっちゃキモ面白い件」http://ao8l22.hatenablog.com/entry/2015/03/07/160128

恋愛工学のエントリを書いて、こんな反応をもらったよまとめ」http://ao8l22.hatenablog.com/entry/2015/03/09/205715


インタヴュー記事に戻ると、

恋愛工学の一番の問題点は、デートレイプを推奨していることです。例えば、恋愛工学でもナンパ師界隈でも使われる用語の『グダ』。これは女性がセックスを一旦嫌だと拒否することを意味する単語です。彼らはグダに出会うと『女性はOKであっても一度は拒否するスタンスを取るものだから』という理屈で、グダを無視してセックスしようとします。そこには『相手は本当はどんなことを思っているんだろう』と考える思いやりや尊重がありません。ありえないですよ。『嫌だ』と思っている女性と無理矢理セックスするのはレイプです。しかもグダを崩すテクニックとして紹介されている『トモダチンコ』は、『男性器を露出して女に見せたり押し付けたりする技』なんですよ。男性器を押し付けると、結局女は好きになっちゃうし本能が目覚めちゃうって理屈だそうです」

恋愛工学だけでなく、ナンパ師の動向についても日々ウォッチしているという青柳さんによると、「恋愛工学メソッド自体はまったく目新しいものではなく、『ザ・ゲーム 退屈な人生を変える究極のナンパバイブル』『モテる技術』といったアメリカなど海外で流行したナンパハウツー本をそのまま流用している部分がほとんどです」とのこと。

しかし、そういうことが「恋愛工学」の本質ではないんだと論じている人もいる;


「【藤沢数希恋愛工学という厄介な新興宗教批判】」http://blog.skky.jp/entry/2015/08/07/181457


興味深かったのは、「有料メールマガジンというプラットフォーム」について論じているところ。

曰く、

恋愛工学がすごいのは、恋愛という対象と有料メルマガの特徴を最大限に引き出している信者ビジネスだからだ。これを確立したという点に関しては、藤沢数希は評価に値すると思う。

 科学が科学であるために重要なのは誰もがソースを遡って検証できるということだが、有料メルマガ特性上、ソースを見るために課金が必要ということになっている。これはなかなか上手い!こうやって批判してる僕も藤沢数希にお金を払っているわけだからね。


 実際に課金して見てみたメルマガの内容は、?藤沢数希のテキスト、?マーケットやレストランの記事、?読者投稿コーナーと、どれも似たような構成になっている。

 まず?藤沢数希のテキストだが、有料メルマガだから無料のものより質が高いということは一切なく、むしろ低い。公平を期すために言うなら、藤沢数希はもともと人気ブロガーであり、それなりに面白くてなるほどと思わせる記事も書いてある。

(前略)実は、藤沢数希の記事の中でそれなりに有用だったり面白いもの、一番良い部分はすべて無料公開されている。有料記事だからと言ってクオリティが高いわけではなく、それではメルマガで何が書かれているかというと、身内向けのモチベーショントークだ。

 要約するなら、「恋愛工学というのはとても凄くて素晴らしくて本当にヤバい画期的な方法論で、恋愛工学を受講している君たちは勝ち組で、結局のところ男はいい女とセックスできるかどうかで価値が決まって、女子の悩みを聴いたりする面倒な仕事はチ◯ポ騎士団(藤沢数希メルマガを受講していない男のことをそう呼んでいる)達に任せて、俺たちはひたすらいい思いをしようぜ!」みたいなことが毎回書かれている。

 メルマガには続きが気になるようなキャッチーなテーマのものもあるが、中身は全部同じで、仕組みがわかってしまえば校長先生の話よりも退屈だ。


 モチベーショントークの次には、?間を埋めるためのマーケットやレストランなどの話。恋愛工学ノウハウが使える「ブログではいえないお店」ということになってるが、単に行ったことのある店を紹介してるだけだと思う。


 そして、?読者の体験談や交流コーナー。有料メルマガのテキスト量の大半をこの部分が占め、要は「◯◯を使って成功しました!」という話を他の読者と共有して「恋愛工学最高!」みたいな感じになっている。

 これが有料メルマガの全貌で、週に一回投稿されて月額800円ちょっと。値段分の価値があるとは到底思えないが、信者ビジネスにしては良心的な価格設定だ。

信者ビジネスは他にも色々あるが、恋愛工学の会員料は月額840円とお布施にしてはかなり安く、恋愛という広く関心の集まる分野を狙った、テキストのみの薄利多売信者ビジネスだ。教祖は藤沢数希一人であり(藤沢数希という集団である可能性もあるが)、人前に出るリスクを負うこともなく、メルマガは片手間で更新できるような内容なので、十分すぎるほど美味しいだろう。

 藤沢数希自体はブログの下積みも長いし、人気ブロガーとしての実力もあるが、注目を集めることができるネタは寄稿という形で他メディアに無料で投稿して、有料メルマガでは信者を持ち上げて外側を馬鹿にする身内向けの内容。恋愛と金融工学を組み合わせたように見せかけ、馬鹿の関心とプライドをうまい具合にくすぐるという、まさに文字媒体信者ビジネスのお手本だ。

これを読んで、事の本質がわかったような気がした。「恋愛工学」というコミュニティのメンバーにとって、「ナンパ」とか「セックス」というのはせいぜい第二義的な意味(価値)しか持たないのでは? 鍵言葉はホモソーシャル*20。、「ナンパ」とか「セックス」というのは「恋愛工学」内部のホモソーシャルな絆が成立・存続するためのネタにすぎないわけだ。勿論、、「ナンパ」とか「セックス」がどうでもいいというわけではないだろう。ポイントを上げれば、それだけコミュニティ内部における箔がつくわけだから。「恋愛工学」が「女性蔑視」だというのは、たんに女性を〈歩く萬古〉に還元してしまっているということだけでなく、そもそも女性をホモソーシャルな絆のためのネタとしてしか見ていないが故なのでは? 勿論これは極論だけど。

さて、


たにし「森岡先生の『正しい』言葉が、恋愛工学生に届かない理由」http://ta-nishi.hatenablog.com/entry/2017/02/03/164734


このエントリーの前提となっている森岡正博氏のエントリーが削除されているようなのだが*21

恋愛工学女性蔑視で「あるがゆえに」、ミソジニー男性から支持されている思想だ」という。しかし、この〈正しさ〉に眩惑されてはならない。というか、この「ミソジニー」を弁護して、情状酌量を求めるようなエントリーだからだ。

恋愛工学で描かれる女性像は、酷く露悪的で、利己的で、エゴイズムに満ちている。男性の誠実さ、優しさではなく、容姿、社会的地位、権力、カネ、表層的なエスコートテクニック等に惹かれ、股を開く。『※ただし、イケメンに限る』というネットスラングに代表されるこうした「醜い」女性像は、しかし、ただの被害妄想と言い切ることはできない女性像だと私は思う。

恋愛工学にハマる人間は、こうした「恋愛カースト」において、割を食わされていると感じている人間だ。恋愛における女性の「本音と建前」に、不信感を抱いている人間だ。君の心がわかるとたやすく誓える男になぜ女はついてゆくのだろう、そして泣くのだろう。あんなチャラ男よりも俺のほうが遙かに君のことを大切に考えているというのに、女はなんと男を見る目がないのだろう。

この認識が、正しいものなのかは分からない。その通りだという場合もあれば、単なる男性の嫉妬という場合もあるだろう。しかしなんにしろ、こうした実体験を経て「女は男を見る目がない」「女は醜い」という女性観を持つに至った非モテ男性にとって、恋愛工学が描く利己的で醜悪な女性像は、自らの考えを肯定し正当化してくれる、とても魅力的なものとして映る。


恋愛工学ミソジニー男性から支持を集める理由は、まさしくここにある。


恋愛工学で女性をモノに(『物』に!)する度に、彼らは女性の醜さを再確認する。「このようなゲスな手口に簡単に引っかかる女は、やはり男を見る目がない、醜悪な生き物なのだ!」と。

この行動によって、彼らは自らの「女は醜い、男を見る目がない」というミソジニーに更に確信を深め、正当化させていく。実際には、恋愛工学という露悪的な『罠』により、わざわざ女性の醜悪な部分を暴き立て、見なくてもよい恥部を自分から覗き込みに行っているにも関わらず。

彼らは恋愛工学によって、女性と恋愛をしようとしているのではない。女性の醜さを露悪的に暴き立て、自らのミソジニー的な価値観の正しさを再確認し、正当化し、復讐するために恋愛工学を利用しているのだ。


これは、恋人や親にわざと嫌われる行動をとり自分への愛の純粋さを試すという、境界性人格障害に特徴的に見られる『試し行為』を思わせる自傷的な行動だ。境界性人格障害者と同じように、恋愛工学者は女性にゲスな罠を仕掛けることで女性の愛の純粋さを試し、純愛が得られないと見るや(自分からそう仕向けているのだから当たり前だ)「やはり女は醜い」と結論付け、自らのミソジニーの補強材料としてゆく。

この復讐の先に、救いはない。あるのは自らが招いた女性への更なる不信と、自らが招いた女性への更なる絶望だけである。

彼らは、恋愛や女性に対してあまりにも過剰な純粋さを求めすぎているのだ。女性に過剰な純粋さを期待しているから、現実の女性のエゴを認めることができず絶望し、ミソジニーに陥ってしまう。そんな彼等に純愛を説く森岡先生は、彼らの燃え盛るミソジニーの炎にガソリンをぶち撒けているようなものである。

そもそも「女性に対してあまりにも過剰な純粋さを求め」るというか、「女性」を〈処女〉と〈娼婦〉に二分割する、或いは〈聖母〉を加えて三分割するというのは「ミソジニー」の王道だった筈だ。基督教的なイコノロジーにおける聖母マリアマグダラのマリア*22という「マリア」の二重性とか(Cf. 岡田温司マグダラのマリア』)。

マグダラのマリア―エロスとアガペーの聖女 (中公新書)

マグダラのマリア―エロスとアガペーの聖女 (中公新書)

ところで、「恋愛工学徒」というのは有能な非モテといえるかも知れない。共通点として、現実存在と本質存在の取り違えというか、他者を「個人として尊重する」つもりもないし、自らも「個人として尊重」されたいとも思っていない、というか*23青柳さんの「恋愛工学が謎タームばかりでめっちゃキモ面白い件」には、

私は基本的にナンパ師や恋愛工学受講生が大嫌いで、なぜかというと根本的にミソジニーで「男尊女卑だし女が嫌いだけど女の肉体は好き」という人たちであるなあという印象と、女の人格の存在に気づいていないので恋愛やコミュニケーションの失敗をすべて自分に原因があると考えている印象があるからです。

たとえばセックスマジ拒否という結果があったとして、もしかしたら生理とか口臭がイヤとか恋愛工学受講生だと気づいたとか生理前でイライラしてたとか実は男とかそういう理由があるかもしれないじゃないですか。ナンパ師や恋愛工学受講生は「このテクニックのこういうところがダメだったんだ…」と思う。世界に自分しかいない感じがめっちゃキモい。

こちらのテクストも、「恋愛工学」と「非モテ」を結び付けている;


ゆみ「カン違い非モテ男「恋愛工学生」を、最初のデートで見破る4つの特徴」https://joshi-spa.jp/360668

*1:Mentioned in http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20160805/1470361108 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20180313/1520961347 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20180330/1522337092

*2:See タツタ電線「「タツタタワー 木津川市」のお披露目」http://www.tatsuta.co.jp/ir/index.php/newsrelease/paged/226 木津川市水道業務課「「タツタタワー 木津川市」の新銘板及びパートナーシップ調印について」http://www.city.kizugawa.lg.jp/index.cfm/6,17155,25,127,html

*3:See also http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20150516/1431788098

*4:See eg. 「ちはやぶる 神代もきかず 竜田川 からくれなゐに 水くくるとは <百人一首17>」https://blogs.yahoo.co.jp/kairouwait08/33505048.html 左大臣光永「ちはやぶる神代も聞かず竜田川http://sirdaizine.com/travel/Tatsuta.html

*5:See also http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20150218/1424283180 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20150224/1424797790 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20150306/1425663341 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20160112/1452559076 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20160729/1469759650 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20161116/1479267550 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20161125/1480079717 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20170118/1484709386

*6:Mentioned in http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20080427/1209224631

*7:See http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20150711/1436605074 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20150715/1436886930 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20150722/1437492448

*8:See also http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20160901/1472706991 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20170410/1491842390 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20170429/1493426206 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20170430/1493569788 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20170809/1502289649 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20170825/1503636968 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20171009/1507563548 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20171026/1509028010 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20171030/1509328817 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20171031/1509449109 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20171104/1509724242 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20171117/1510913405 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20180209/1518134052 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20180312/1520823136 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20180322/1521729457 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20180426/1524703129

*9:Mentioned in http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20090201/1233418133 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20111018/1318909791 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20130830/1377790786

*10http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20180514/1526273482

*11http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20180515/1526353377 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20180516/1526434557

*12:「小林容疑者の車から七輪と練炭 新潟小2女児殺害」https://headlines.yahoo.co.jp/videonews/fnn?a=20180516-00392107-fnn-soci

*13http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20180515/1526402283

*14https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180517-00000034-sph-spo&pos=4 因みに、ここでいう「謝罪文」は関西学院大学宛のものではなく、「関東学生アメリカンフットボール連盟」宛のもの。

*15https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180517-00210896-nksports-spo

*16:See http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20180502/1525229329

*17http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20180514/1526314731

*18:See also http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20170806/1501958274

*19:See also http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20150213/1423753689 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20171114/1510685554

*20:See eg.http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20060305/1141591716 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20061012/1160664502 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20080430/1209520910 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20090702/1246541132 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20090716/1247682636 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20091124/1259062337 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20110711/1310400277 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20150512/1431444219 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20160310/1457624745 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20160423/1461397446 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20160730/1469838677 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20161115/1479241450 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20171114/1510685554 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20171121/1511240378 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20180217/1518868359 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20180320/1521518896 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20180412/1523502822

*21http://d.hatena.ne.jp/kanjinai/20170202/1486027602

*22:See also http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20050817 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20070226/1172501829 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20141026/1414337023 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20141202/1417500836 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20160517/1463511219

*23:See eg. 雨宮処凛「「なぜ、セクハラはいけないのか」という本質が理解されてないっぽいという大問題。」https://www.huffingtonpost.jp/karin-amamiya/sexual-harassment-20180426_a_23420453/ Mentioned in http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20180427/1524799090 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20180515/1526347372

2018-05-16

アウティング」するな条例

ハフィントン・ポスト』(『朝日新聞』)の記事;

2018年05月15日 10時41分 JST | 更新 2018年05月15日 10時41分 JST

カミングアウトは誰の権利? 東京国立市LGBTの勝手な公表を禁じる条例が施行

他者が本人の意思に反して公表する「アウティング」や、本人が公表しようとした場合に親族らが阻むことを禁じた。

朝日新聞社提供


カミングアウトは誰の権利? 勝手な公表禁じる条例施行

 同性愛性同一性障害などの性的少数者であることを、第三者が勝手に公表することを禁じる全国初の条例東京都国立市で今春、施行された。LGBTに対する全国の自治体の取り組みは。

 国立市条例は、男女平等理念をさらに深め、多様な性の平等の実現を目指す内容だ。その中で、異性を好きになるか、同性を好きになるかといった「性的指向」や、自分の性別を本人がどう認識しているかを示す「性自認」の公表の自由について「個人の権利として保障される」と規定。他者が本人の意思に反して公表する「アウティング」や、本人が公表しようとした場合に親族らが阻むことを禁じた。罰則はない。


 市によると、こうした規定は全国初。当事者団体でつくるLGBT法連合会は、「海外でも見たことがない」という。条例は、市民委員会での議論などを経て昨年12月に可決された。市が公表した骨子案は、アウティング禁止にまでは触れていなかったが、性的少数者から「カミングアウト(公表)を強制するようにも見てとれる」と意見が寄せられ、市側が内容を検討。「公表の可否は本人の権利で、公表されたくない人もいることを明示すべきだ」としてアウティング禁止の規定が加わった。

朝日新聞デジタル 2018年05月15日 06時51分)

https://www.huffingtonpost.jp/2018/05/14/coming-out_a_23434694/

国立では、一橋大学のロー・スクールの院生が「アウティング」をきっかけとして自殺するという事件が起きていたのだった*1

日本でも

英国の「国立鉄道博物館」に展示された日本地図から忽然と「四国」が消えてしまったということなのだが*2、「四国」の消失というのはこれが初めてではなかったようだ;


HuffPost Newsroom「フジテレビ、不適切な地図使用し謝罪 四国オーストラリアに、淡路島が消えタスマニアが...」https://www.huffingtonpost.jp/2016/01/25/fujitv-map_n_9074142.html


曰く、

フジテレビは1月25日、22日*3に放送した番組中で不適切な日本地図を使用したことを自社サイトで謝罪した。

この地図が使われた番組は「ヒデ&ジュニアのニッポン超安全サミット〜知って得する身近なキケン回避法教えます〜」*4四国の場所にオーストラリアが描かれているとTwitterなどで視聴者から指摘があがり、話題になっていた。

四国が濠太剌利大陸にすり替わっている(タスマニア島付き)。さらに、行政上四国ではなく本州に属する淡路島も消えている。

これは古代ユダヤの呪いなのか*5、それとも坂東眞砂子の『死国』という小説の呪いなのだろうか。

死国 (角川文庫)

死国 (角川文庫)

「門下」のこと

それから (新潮文庫)

それから (新潮文庫)

柳広司*6「らしからぬ不穏――夏目漱石『それから』」『思想』826、2017、pp.40-44


漱石の『それから』*7は「あまり評判の良くない小説だ」という(p.40)。

その悪評の前提には近代日本の文壇に特有の「師匠・弟子」関係があるという。

その昔、日本には「小説家を目指すにはエラい先生の門下に入り、弟子もしくは書生となって修行を積む」というイメージが社会に浸透していて、例えば田山花袋の『蒲団』などを読めばその辺りの事情が詳しく書かれているのだが、どうも落語家相撲取りと同じジャンルの職業と見なされていたらしい。実際、多くの者たちがそうして文壇にデビューしている。また、日本の大学には文学部なるものがあり、指導教官の下で文学を学んで論文を書き、卒業して大学教授となる――これも師匠・弟子筋だ。

いずれも先生(師匠)の教え(説)を弟子たちが受け継ぎ、深化・発展させていく方式だ。それはそれで美しいスタイルなのだろう。どんな業種でも、結果さえ出せれば過程は関係がない。結果が出ればの話だ。

業界全体が、ある種の人間関係で結ばれた共同体。(pp.41-42)

蒲団・重右衛門の最後 (新潮文庫)

蒲団・重右衛門の最後 (新潮文庫)

Death of Lois Lane

Andrew Pulver “Margot Kidder, Superman's Lois Lane, dies aged 69” https://www.theguardian.com/film/2018/may/14/margot-kidder-superman-movie-lois-lane-dies-aged-69

Ryan Gilbey “Margot Kidder obituary” https://www.theguardian.com/film/2018/may/15/margot-kidder-obituary

“Lois Lane actress Margot Kidder dies aged 69” http://www.bbc.com/news/world-us-canada-44115166

「「スーパーマン」ヒロイン、M・キダーさん死去」http://www.asahi.com/and_M/interest/entertainment/Cfettp01805159025.html


5月13日、女優のマーゴット・キダーさん*8モンタナ州リヴィングストン市*9の自宅にして死去。享年69歳。死因は不明*10

彼女は何といっても、(クリストファー・リーヴの)『スーパーマン』におけるロイス・レインとして記憶されているが、役者としてのブレークはブライアン・デ・パルマの『悪魔のシスター』と(ロバート・レッドフォードと共演した)ジョージ・ロイ・ヒルの『華麗なるヒコーキ野郎(The Great Waldo Pepper)』ということになるか。

スーパーマンII 冒険編 [DVD]

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さて、彼女の政治活動家としての側面。BBCの記事から;

The Canadian-born actress acquired American citizenship in 2005, and became a political and women's rights activist alongside her acting.

(...)

The actress was also an outspoken critic of the Gulf War, of fracking by energy companies, and was at times a vocal supporter of Democratic party candidates.

After settling in the US state of Montana, she became a supporter of Montana Women For, a non-profit organisation which describes its goals as the "participation and empowerment of women in our democracy through education and advocacy on critical issues".

As an activist, she was arrested in 2011 while taking part in a protest at the White House against the Keystone XL pipeline, which remains controversial today*11. 

岸井成格

毎日新聞』の記事;

<訃報>毎日新聞社特別編集委員 岸井成格さん73歳

5/15(火) 21:03配信 毎日新聞


 毎日新聞社特別編集委員ニュース番組コメンテーターなどを務めた岸井成格(きしい・しげただ)さん*12が15日、肺腺がんのため自宅で死去した。73歳。後日、お別れの会を開く。


 東京生まれ。1967年慶応法学部卒。同年毎日新聞社入社ワシントン特派員政治部長、論説委員長、主筆などを歴任した。

 コメンテーターとして、TBS日曜朝の情報番組「サンデーモーニング」などテレビやラジオなどに数多く出演。2013年から16年までTBSの夜のニュース番組「NEWS23」では、ニュースを分析し、掘り下げて伝えるアンカーを務めた。分かりやすい解説と歯に衣(きぬ)着せぬ発言で定評があり、14年には優れたテレビ作品などに贈られる「橋田賞」を報道番組の解説者として受賞した。16年にはTBSと専属契約を結んで「スペシャルコメンテーター」に就任した。

 著書に「大転換 瓦解へのシナリオ」「議員品格」、主な共著に「政変」「政治家とカネ」などがある。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180515-00000094-mai-pol

See also


岸井成格さん、最後に言葉を絞り出し 関口宏さんら追悼」https://www.asahi.com/articles/ASL5H7V60L5HUTFL016.html

高島博之、高橋昌紀、中澤雄大、田中裕之「<岸井さん死去>膳場さん「権力に臆せず、おかしな点指摘」」https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180515-00000100-mai-pol&pos=1


佐高信*13とは慶應同級生。また、古寺多見氏によると、筑紫哲也が亡くなったのも、岸井氏と同じ73歳だった*14

リア充ではないようだ

承前*15

新潟市の小学生殺しの容疑者を巡って*16。そのショックは、彼が(余所者ではなく)ご近所の男であること、近隣その他には好印象を与えていたことも絡んでいるようだ。


朝日新聞新潟女児殺害、遺体遺棄の小林容疑者宅、被害者宅からわずか直線100メートル」https://www.huffingtonpost.jp/2018/05/14/kobayashisuspected_a_23434641/

AERA dot.編集部「23歳の会社員の男を逮捕「事件直後から行方不明?」自宅周辺は騒然 新潟女児殺害〈dot.〉」https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20180514-00000104-sasahi-soci

週刊新潮WEB取材班「新潟女児殺害事件で逮捕された小林遼容疑者の高校時代 卒アル写真で満面の笑み」https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20180515-00542025-shincho-soci

新潟女児殺害 「優しい」「礼儀正しい」 手口と裏腹の評判 逮捕の小林遼容疑者https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180515-00000505-san-soci

「小林容疑者「地味なキャラ」…女児の小学校卒業」https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180515-00050041-yom-soci

堀祐馬、鈴木拓也、木下翔太郎、最上和喜「<新潟女児殺害>被害者宅から100メートル 住民募る怒り」https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180514-00000089-mai-soci


たしかに、近隣その他には「地味」ながら好印象を与えていたようだけど、私が接した情報から推測すると、所謂リア充ではなかったようだ。自宅に女を連れ込んでいたというような情報はない。また、


「先月、女子中学生連れ回し... 女児遺体遺棄 逮捕の男」https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180515-00031141-houdouk-soci



という報道もあり*17。要するに、新潟宮崎勤*18ということなの? 中学生相手には歯が立たなかったので、急遽ターゲットを(無力な)小学校低学年の子にチェンジしたということ? 

See also


小倉キャスター新潟小2女児死体遺棄容疑者逮捕に「こんなに近くで普通はやりませんよね」」https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180515-00000025-sph-soci

「「魂安らかに」献花台で涙の演奏 容疑者逮捕後も衝撃」https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180515-00000026-asahi-soci&pos=5   

*1:See http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20160807/1470580955 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20160809/1470749183 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20160916/1474039889

*2安藤健二「日本地図から四国が消滅。イギリス国立鉄道博物館が驚愕の展示」https://www.huffingtonpost.jp/2018/05/14/york-nrm-map_a_23433875/ Mentioned in http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20180515/1526350539

*32016年のこと。

*4http://www.fujitv.co.jp/b_hp/160122anzensummit/

*5:See http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20080131/1201781124

*6:See also http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20180423/1524452052

*7:Mentioned in http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20160902/1472832572

*8http://www.margotkidder.com/

*9http://www.livingstonmontana.org/ See eg. https://en.wikipedia.org/wiki/Livingston,_Montana

*10:See https://www.franzen-davis.com/notices/Margaret-MargotKidder

*11:See “Keystone XL pipeline: Why is it so disputed?” http://www.bbc.com/news/world-us-canada-30103078

*12:See also http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20120711/1341932665 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20131112/1384279252

*13:See also http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20090723/1248317843 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20110118/1295373044 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20110514/1305332192 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20120107/1325897887 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20120206/1328498559 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20160309/1457450697

*14http://d.hatena.ne.jp/kojitaken/20180516/1526423188 Also http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20081108/1226150706

*15http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20180515/1526353377

*16:但し、この時点での逮捕容疑はあくまでも「死体遺棄」「死体損壊」であって、「殺人」で逮捕されているわけではない。

*17:「尾木ママ新潟女児死体遺棄容疑者逮捕に憤り「予想出来た可能性が高いのに…最悪の事態を招いてしまった」」(http://www.hochi.co.jp/entertainment/20180515-OHT1T50046.html)も参照。ただ、「連れ回し」と「猥褻」では、かなりイメージが異なってくる。

*18:See also http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20080617/1213698178 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20080622/1214148581 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20101015/1287072241 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20140723/1406132452 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20141025/1414208459 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20150705/1436108508 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20160328/1459132113 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20160712/1468286396