ダイアナ・クラールなど

承前*1

一昨日は盧湾体育館にダイアナ・クラール*2のライヴを聴きに行く。黄牛のおじさんから800元のティケットを500でゲット。ダイアナさんの演奏はアルバムWhen I Look in Your Eyesからの中心に1時間半くらい。かなり後ろの席だったので、彼女の指の動きが見れなかったのは残念。また、バンドのメンバーはAnthony Wilson(ギター)、John Clayton(ベース)、Jeff Hamilton(ドラムス)だったが、特にAnthony Wilsonのギターはブルージーで素晴らしかった。トークエルヴィス・コステロと双子の話が多かったような。
See also


李懿「戴安娜・克労致敬納京高」『東方早報』2008年10月10日*3
李懿「戴安娜・克労希望多與中国爵士音楽人交流」」『東方早報』2008年10月9日


そういえば、Diana Krallの漢字表記は一定していない。『東方早報』はずっと「戴安娜・克労」と表記しているが、ライヴの主催者側は「戴安娜・克瑞児」と表記している。

その次の日は、高芳の個展『影與帯(Shadows and Strings)』のオープニングに「東画廊(Don Gallery)」*4へ行く。高芳は湖南省長沙生まれの29歳。最初に向日葵をフィーチャーした作品の写真を見たときはフォト・リアリズムの人かと思ったが、実際に観てみると、そういう感じはしなかった。作品の共通したモティーフは(抽象画の習作ではよく使われるであろう)色とりどりのリボンと多重的な女性のヌード(影)。喚起性の強い絵を描く人だと思ったが、中国の多くのアーティストのように中国ネタに拘泥していないということも重要であろう。しかしながら、その運動感はとても東洋的であるといえる*5。