ヤンキー・モンキー・ベイビー

http://d.hatena.ne.jp/ohnosakiko/20090319/1237467483


因みに、以前も書いたのだが、「ヤンキー」という言葉は私の中では日本語というよりは関西弁で*1、未だに馴染めないところがある。殆ど淘汰されてしまった感のあるツッパリという言葉の方がまだしっくりと来るということはある。
さて、


ふと、初期のサザンオールスターズはヤンキー臭くないの?という気がした。本人達が青学出身ということで、ヤンキー文化ではなくサーファー文化?ということになっているのだろうか。桑田圭祐の声を初めて聴いた時、「ヤンキーくせえ!」と思ったのだが。歌詞だってあれですよ、バイクの後ろに女乗っけて海連れてってやっちゃうみたいな歌詞です。
桑田佳祐が「サーファー文化」との関係を否定していることについては、http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20080928/1222627744で引用した

音楽に関してはアメリカに代表される外来文化に傾倒していた桑田だが、一方では、自分の生まれ育った茅ヶ崎や湘南に冠せられたきらびやかなイメージには徹底して背を向けている。「サーフィンの聖地」といったアメリカ的なステレオタイプはもちろん、それを借りた「太陽族」とも「若大将」とも何の共通項はない、と断言している。彼の表現によると、その故郷は「うらぶれた」「貧乏くさい」「排他的で」「惨めな」「地方」であり、「湘南」という呼称すら東京から見た呼び方であって、地元では「湘南」とは呼ばない、と頑なに繰り返すのだ。(pp.33-34)
という烏賀陽弘道氏の言を参照のこと。
Jポップの心象風景 (文春新書)

Jポップの心象風景 (文春新書)

ところで、桑田の音楽的背景は、先ず「サザンオールスターズ」という名前が示すように、オールマン・ブラザーズなどのサザン・ロック、(米国南部にどっぷり浸かっていた時期の)エリック・クラプトン、さらには(西海岸のバンドでは最も泥臭かった)リトル・フィート。その頃、「ヤンキー」が一般にクラプトンを聴いていたかどうか。

ヤンキーとパンクの重要な架け橋的役割をしていたバンドとして、アナーキーも外せない。一応日本のパンクということになっていたが、見るからにヤンキー臭さがムンムンしていた。ヤンキーは心情的に右寄りと言われているようだが、「なーにが日本の象徴だ!」なんて歌ってたところも注目に値する(ラジオではピーだったけど)。
ナッパ服ですよ。「アナーキー」には(同じ国鉄労働者の息子ということで)親近感を持ってはいるのだが*2。ところで、英米で「ヤンキー」に対応するのは「パンク」というよりは寧ろヘヴィ・メタルじゃないかという感じもする。微妙な様式美への拘りとか。ディープ・パープルの「速度王」にしても「国道の星」にしても暴走族ソングではある。また、「ヤンキー」と「パンク」との関係については、町田康屈辱ポンチ」の「パンクロッカーってのは喧嘩が弱い奴がなるんだよ。本当に強い奴はヤンキーになる」という科白*3
ブラック・ナイト=24カラット(紙ジャケット仕様)

ブラック・ナイト=24カラット(紙ジャケット仕様)

Machine Head

Machine Head

In Rock

In Rock

屈辱ポンチ (文春文庫)

屈辱ポンチ (文春文庫)

「ヤンキー」に関しては、ほかに、http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20060609/1149817393 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20070509/1178732245 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20070924/1190656902 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20080923/1222113089

それから、http://d.hatena.ne.jp/ohnosakiko/20090323/1237804049藤原紀香*4を巡って。曰く、


私にとって、藤原紀香という存在はずっと謎だった。演技が特に上手いわけでもなく、喋りが面白いわけでもない。やたらとCMには出ているが、それ以外ではなんだか中途半端なポジション。あまり今風じゃないやや古臭い美人顔。顔も体も目立つから脇では使いづらいだろうし、かといって大作で主役を張れるほどの力もなさそうだし。

写真展を開いたりチャリティ活動に熱心なのも、女優として大成しない人が走り勝ちな道に見えてくる。いや、それは女優として大成した人がハマる道か。ともかくどういう層に人気があるのか、今いちよくわからない存在である。


かつて自分を「峰不二子」になぞらえていたが、もう37なので今からアクション女優は無理だろう。美人の賞味期限が切れても演技派でやれる人はいいが、それも難しい気がする。

というわけでここは是非、極妻にデビューして頂きたい。

兵庫出身だからそっち方面の言葉も大丈夫だろうし、あの古風な美貌はヤクザ映画によく似合うはず。片肌脱いだポーズも決まると思うのよ(そんな昭和なシーンはもうないか)。

でなければVシネに出るという手もある。Vシネだからって馬鹿にするもんじゃない。あれは日本のフィルム・ノワール。最近は若い女性ファンも増えているらしい。紀香には、電話一本で怖い人が飛んでくる美人高利貸しあたりの汚れ役がいい。あくまでゴージャス、でもしっかり泥は被る、みたいな感じで。案外売れると思うがな。

時代劇もいけると思いますが。ともかく、政界への転身は最悪。

不図想い出したのだが、米国ロック界における「ヤンキー」的なキャラといえば、(実は文学青年の)スティーヴン・タイラーと組んだエアロスミスジョー・ペリー