先ずは植草一秀*1ネタ。
http://d.hatena.ne.jp/kojitaken/20090714/1247573534やhttp://funnyarome.blog82.fc2.com/blog-entry-399.htmlから知る。植草氏曰く、
これについて、http://funnyarome.blog82.fc2.com/blog-entry-399.htmlでは、
新政権を樹立する際に、もうひとつ重要な緊急課題が存在する。メディアの民主化である。日本のマスメディアは腐り切ってしまった。ごく一部を除いて大半のマスメディアが権力の走狗(そうく)になり下がってしまった。
テレビに頻繁に登場する人々の9割以上が、「走狗」に塗り固められてしまった。第二次大戦後、GHQによる「公職追放」が実施されたが、新政権樹立後、マスメディア人材の「パージ」を実行する必要がある。偏向報道を主導した関係者の責任を明確にしなければならない。
http://uekusak.cocolog-nifty.com/blog/2009/07/830-df90.html
と記している。また、「かねがね私はU草氏の原動力になっているのは権力・マスコミに対する私怨だと思っていたが、図らずも粛清という形で自らの思いを遂げようとしていることには慄然とせざるを得ない」とも。普通のblog執筆者なら馬鹿だねということで済ますこともできるかも知れないが、植草は民主党ヴァージョンの(?)竹中平蔵になって、権力に参画する願望を示している。また、上記のエントリーで、植草は勇ましいことを言っているにも拘わらず、具体的にどのような仕方で「パージ」を行うのかを記していない。また、植草は「政権交代」をGHQによる占領に擬えている。この比喩の妥当性は問わないとして、「パージ」という穏やかではないことをぶち上げてしまった以上、その具体的な仕方を記す責任があるだろう。そうでないと、民主党が政権を取ると強制収容所が作られるといった不安が拡がる。こうした不安を煽ることによって、植草は図らずも(自身の好きな言い回しを用いれば)〈自民党の援護射撃〉を行っていることになるだろう。民主党に提案するとすれば、植草一秀とは無関係ですということを宣言することくらいか。
私は政権交代は必要だと思うが、その後に来る政権が自らに都合の悪い報道をした者たちを洗い出し、9割以上を粛清するようなものにはなってほしくない。
国民主権の民主主義的な政治を行う政府を作ってほしいとは願うが、恐怖政治を行うような政権が来るのなら、政権交代などしない方がいい。
また、(レストランではない)Kihachi*2ネタ。「湯浅誠さんと佐藤優さん」の思想的共通点は「強い社会をつくることにより、強い国家をつくる」ことだって*3。そうなの? 一見すると、明治期における民権論と国権論みたいだけれど、その歴史的な結末は(日本の帝国主義化を背景にして)自由死すとも板垣死せずだったわけで、その反復は嫌だぞと素朴に思う。
*1:See http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20060914/1158219171 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20060915/1158315986 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20060927/1159351210 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20070906/1189054106 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20090706/1246825752
*2:See http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20090227/1235705016 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20090327/1238126481
*3:http://kihachin.net/klog/archives/2009/07/yuasa_sato.html