Living, Loving, Thinking

2010-01-31

マリオンの

少し旧聞になってしまったようだが、取り敢えずメモ。

先ず『毎日』の記事;

セブン&アイ西武有楽町店、年内閉鎖も 赤字続きで


 大手流通グループ、セブン&アイホールディングス(HD)は26日、傘下の百貨店西武有楽町店(東京都千代田区)を早ければ年内にも閉鎖する方針を固めた。同店は、長引く消費不況の影響で赤字が続いており、今後も業績回復は難しいと判断した。08年の金融危機後、百貨店業界は業績不振に拍車が掛かっており、赤字店舗の淘汰(とうた)が加速しそうだ。

 西武有楽町店は、複合商業施設有楽町マリオン」の一角に西武百貨店時代の84年にオープン。三越など老舗百貨店が集まる銀座有楽町地区への進出が話題となり、若い女性を中心に人気を集めた時期もあった。

 だが、ここ数年、有楽町銀座地区では、「ユニクロ」に代表される低価格カジュアル専門店が相次いで進出。西武有楽町店は90年代半ばに食品売り場を廃止し、ファッション専門店に衣替えしたが、売り場面積が約1万5700平方メートルで都心の標準店の半分以下と狭く、09年2月期の売上高も約162億円と90年代前半の半分近くに落ち込んでいた。

 日本百貨店協会によると、09年の全国百貨店売上高は前年比10.1%減の6兆5842億円と過去最大の下落率で、24年ぶりに7兆円を割り込んだ。こうした中、業界では店舗閉鎖が相次いでいる。

 コンビニエンスストアやスーパーを展開してきたセブン&アイは06年に、そごう西武百貨店を傘下に置くミレニアムリテイリング(現そごう・西武)を買収した。【窪田淳】

 ◇新興勢力の台頭に苦戦 淘汰の波、都心店にも

 セブン&アイホールディングスが傘下の西武有楽町店を閉鎖する方針を固めたのは、消費者低価格志向が強まる中、値ごろ感のある品ぞろえを充実させる専門店やインターネットなど新興勢力の攻勢を受ける百貨店の苦境ぶりを象徴するものだ。

 池袋渋谷に拠点を置いていた西武百貨店が若者の人気を集めた80年代、銀座有楽町地区に進出したのが西武有楽町店。駅前の好立地を生かし、デパートの主要顧客とされる中高年世代ではなく、若い女性を対象にしたファッションや生活雑貨の充実で集客の向上を狙った。

 しかし、衣料品や宝飾品など比較的高額品を扱ってきた百貨店は、08年秋の金融危機以降、雇用不安や所得減が深刻化するにつれ、客離れに歯止めがかからなくなっている。09年の業界全体の衣料品、宝飾品の売り上げはそれぞれ前年比13.2%、15.3%減と大幅に落ち込み、業績悪化に拍車を掛けた。

 銀座有楽町地区は「ユニクロ」のほか、低価格でおしゃれとされる外資系の「H&M」や「アバクロンビー&フィッチ」などの専門店が台頭。西武有楽町店は、こうした勢力の攻勢をはねかえす余力もなくなった。

 百貨店業界では、景気が厳しい地方での閉店が相次いできたが、09年5月には三越池袋店(東京都豊島区)が閉鎖。そごう心斎橋本店(大阪市)も同8月末での閉店に追い込まれており、業界淘汰の波は都心にも波及してきた。【宮崎泰宏】

http://mainichi.jp/select/biz/news/20100127k0000m020081000c.html

西武百貨店って、イトーヨーカドーの傘下であるわけだ。それは、あの80年代文化とともにあった西武とは別物であるわけだ。まあ、六本木WAVEが閉店したり、池袋西武美術館が閉まった時に、ああ1980年代は終わったんだなと実感したわけだが。

また、『読売』の社説

有楽町西武閉店 百貨店はどう生き残るか(1月28日付・読売社説

 日本の商業の中心地にある店も、顧客離れを止められなかった。百貨店業界の厳しい状況を象徴する閉店といえる。

 大手流通グループのセブン&アイホールディングスが、傘下の百貨店西武有楽町店を12月で閉める。長引く消費不況で赤字が続き、今後も黒字化は見込めないと判断した。

 昨年は、三越池袋店が閉店し、伊勢丹吉祥寺店の閉鎖も発表された。それに続く今回の閉店は、立地のいい店舗すら、淘汰(とうた)の例外ではないことを示している。

 西武有楽町店は、1984年に複合商業施設有楽町マリオン」に開業し、若い女性を顧客層に据えたファッション専門店として営業を続けてきた。

 西武百貨店そごう経営統合し、セブン&アイの傘下に入っても、有楽町店は統廃合の対象から外されてきた。流行情報の発信拠点でもあり、西武百貨店のブランド・イメージを守る役割を担ってきたからだ。

 だが、ここ数年は消費不況に加え、この地区に進出した「ユニクロ」や「H&M」といった低価格カジュアル専門店に顧客を奪われ、売り上げが急減していた。

 食品売り場などの集客手段を持たず、店舗面積が狭く、賃料が高いことも閉店の理由となった。

 有力店の相次ぐ閉店が示すように、百貨店業界は、1990年代初頭のバブル崩壊に始まる長期の業績不振を抜け出せずにいる。

 2009年の全国百貨店売上高は前年より1割も減って、24年ぶりに7兆円の大台を割り込んだ。1年で大手百貨店1社分の売り上げが消し飛んだ計算だ。

 デフレ少子化で消費全体のパイが増えないなか、低価格で品ぞろえも豊富な衣料、雑貨、家電などの量販店が台頭している。インターネット通販も、百貨店の顧客を奪っている。

 ブランド力を武器に顧客を呼び込む百貨店の経営手法は、壁に突き当たっている。生き残りには、売り上げが減っても着実に利益があがる体質への改革が急務だ。

 そのためには、もう一段の再編が選択肢となろう。大手百貨店は4グループに再編されつつあるが、最近は売り場に量販店や専門店を誘致する百貨店も出始めている。今後は百貨店以外との連携や再編が進む可能性もある。

 都心の百貨店では、中国などの観光客がブランド品などのまとめ買いをしている。こうした「外需」にも目を向け、業績回復の糸口をつかんでほしい。

(2010年1月28日01時28分 読売新聞

http://www.yomiuri.co.jp/editorial/news/20100127-OYT1T01384.htm

あまり面白いことは言っていない。「売り上げが減っても着実に利益があがる体質への改革」って、企業経営一般に関してなら正しいのだけれど、百貨店百貨店たる所以を理解していないのではないか。デパートというのはそもそもケではなくハレに属すものだろう。ただ物品を効率的に買うのなら、「低価格で品ぞろえも豊富な衣料、雑貨、家電などの量販店」とかに行くのであって、「百貨店」そのものがいらないわけだ。ところで、1990年代の後半、デパートが衰退する一方で、BEAMSとかUnited Arrowsといったセレクト・ショップが活性化していたわけだが、それって、デパートのセレクト・ショップとしての能力、つまり商品をセレクトしてディスプレイする能力が衰えているということなんじゃないかと思っていたこともある。

また、「「ファストファッション」に負けた西武有楽町 閉店は銀座カジュアル化の象徴」という記事から;

銀座の目抜き通りである中央通り沿いに軒を連ねた海外高級ブランド店が相次ぎ撤退。ルイ・ヴィトンが旗艦店建設を見送り、その予定地に出店を決めたのは米カジュアル衣料のGAPだ。中央通り沿いには09年以降、H&Mアバクロンビー&フィッチ、フォーエバー21の海外勢が出店を決め、国内勝ち組の代表選手、ユニクロも大幅改装オープン。「ファストファッション」の集積地に一変しつつある。

一方、西武有楽町店に近接する再開発用地には有楽町マルイが核テナントで入居するファッションビルが07年にオープン。三越松屋などの老舗も名誉挽回を目指して大型改装を年内に完成予定で、競争はますます激しくなる一方。他の百貨店勢が、衣料品部門の不振を比較的好調な「デパ地下」の収益で補っている構図だが、対照的に、西武有楽町は95年に食品売り場を閉鎖してファッションに特化していたため、改革への時間稼ぎも出来なかった。

http://www.j-cast.com/2010/01/27058810.html?p=1

有楽町西武の地下食品売り場が閉鎖されたのは1995年だったか。確実に言えることは、西武の酒売り場は銀座地区のデパートの中では最も充実していたということだ(日本橋高島屋には及ばなかったかも知れないが)。ところで、「デパ地下」の歴史については、吉田菊次郎『デパートB1物語』とか。

デパートB1物語 (平凡社新書 (009))

デパートB1物語 (平凡社新書 (009))

さて、三菱地所にやられたという話をしている人はいるのか。三菱地所の丸の内再開発によって、マリオンから見て駅の向こう側の方がファッショニスタにとっては魅力的になったということはあるのではないか。

また、「銀座」というトポスの象徴的力の弱体化ということも考えるべきなのでは? 銀座というのは日本の商店街の範例だったわけで、だからこそ、戸越銀座を初めとして、日本全国に無数の「銀座」があるわけだ。その銀座が、わざわざ郊外から電車に揺られて行くべき場所としての魅力を有しているのかどうか。モノを買うのなら、郊外のイオンで充分なわけだし。イエナ書店は閉店して久しく、数寄屋橋のHMVも閉店してしまったし*1、日本に帰っても、有楽町駅で降りて、銀座方面に歩くというのは少なくなりそう。面白いギャラリーも何軒か既に銀座から離れてしまったし。これでもしガード下の焼鳥屋がなくなれば、さらに有楽町からは足が遠のき、築地市場がなくなれば中央区自体から足が遠のく。

「マリオン惜別 銀座の入り口寂しい 華やかさなくなる」という『東京新聞』の記事*2。マリオン以前の日劇とか、さらには『君の名は*3の話も出ているが、重要な事実が言及されていない。かつてそこに朝日新聞社があったということ。これは『東京新聞』だから? 

アバクロ 通販アバクロ 通販 2011/03/18 15:12
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