DLの次はMBH

ダイアン・レイン*1に続いて、メアリー・ベス・ハート。
『ディフェンスレス』を観る。これは1992年の映画だが、もしリアル・タイムで観ていたら、そのときちょっとしたショックを受けていたに違いない。1978年のデビュー作、ウディ・アレンの『インテリア』において、メアリー・ベス・ハートは三人姉妹の中でも存在感が最もか細い役を演じていたのだった。それがこの映画では、結婚20年目のきんきん声の、如何にもデスペレイトな専業主婦役。勿論、現在は『インテリア』に出演したときに既に30を過ぎていたということを知っているので、まあそういうものだろうと平然としていられるのだが。『ディフェンスレス』は近親相姦(娘への性的虐待)が絡むサスペンス。そのようなネタのえぐさにも拘わらず、映画が全体としてさらさらしているというか、クールさを保っているのは、刑事役のサム・シェパード*2のおかげだろう。この映画、WikipediaではMary Beth Hurtの項目でもSam Shepardの項目でも、何故かフィルモグラフィから外されて、つまりなかったことにされている*3

さて、「なでしこジャパン」は慶賀すべきだけど、開催国に敬意を表して、なでしこヤーパンというべきだろう*4
それから、


Midas バンド『X』が世界市場を目指し名前をXJAPANとかえたのが92年。これは今に繋がる「…ジャパン」のルーツ。なでしこジャパン日米決勝戦前夜に太平洋戦争悲劇の地でグローバリズム対応前の旧メンバー特攻で死す 2011/07/18
http://b.hatena.ne.jp/Midas/20110718#bookmark-51296954
XにJAPANがついたのは著作権の問題故。Xというバンドが既にカリフォルニアに存在していた。ルイス・シャイナー『グリンプス』*5の訳註を参照のこと。
グリンプス (創元SF文庫)

グリンプス (創元SF文庫)