西安に温州

Reuters “Chinese university bans Christmas” http://www.theguardian.com/world/2014/dec/25/chinese-university-bans-christmas


具有中国特色的聖誕節*1も変容の兆しがあるようだ。
西安にある西北大学現代学院*2は学生のクリスマス・イヴの活動を禁止した。学生は強制的に儒教に関するプロパガンダ映画を観ざるを得なかった*3。また、浙江省温州市では、市教育局が市内の学校と幼稚園でクリスマス活動をすることを禁じた*4
中国のオフィシャルなメディアはまるごと肯定的というか賞賛的に伝えているのではなく、冷ややかに半ば批判的に伝えてはいる。しかし、数年前だったら、〈毛左〉のネット書き込みにしか登場しなかったような排外主義的な物言いが政府や党といったオフィシャルな言説にも登場するようになっているということは注目してしかるべきだろう。2006年に清華大学などの大学院生たちがクリスマスをボイコットせよという共同声明を出したことがあるけれど*5、その時の阿呆なことを言ってるんじゃないよという冷ややかな世間の空気とは空気が些か変わってきている。