「げんこつやま」へ

スポニチ』の記事;


作曲家の小森昭宏さん死去 85歳 「げんこつやまのたぬきさん」など


 童謡「げんこつやまのたぬきさん」「おべんとうばこのうた」「いとまきのうた」、アニメ「勇者ライディーン」などで知られる作曲家の小森昭宏(こもり・あきひろ)さん*1が5日午後9時28分、腎不全のため東京都内の病院で死去した。85歳。東京都出身。

 通夜は11日午後7時、葬儀・告別式は12日午前10時から、いずれも東京都品川区西五反田5の32の20、桐ヶ谷斎場=(電)03(3491)0213=で。喪主は妻美巳(みみ)さん。

 1957年、慶応義塾大学医学部を卒業。医師として活動する一方、ピアノを中村ハマ氏に、作曲を池内友次郎氏に師事。クラシック、現代曲、童謡、テレビ番組主題歌など幅広い作曲・演奏活動を行った。
   
 98年、日本童謡賞「サトウハチロー賞」を受賞。音楽劇「あらしのよるに」を手掛け、日本児童演劇協会個人賞を受賞した。

 主な作品は音楽物語「窓ぎわのトットちゃん」、テレビ「ブーフーウー」「とんでけブッチー」、アニメ「名犬ジョリィ」、NHKドラマ「いちばん星」、「黒猫のタンゴ」(編曲)など多数。

[ 2016年6月7日 15:40 ]
http://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2016/06/07/kiji/K20160607012737820.html

「げんこつやまのたぬきさん」を作曲した人か*2。「げんこつやま」というのはどういう山で、何処にあるのかと常々思っていた。ところで、「げんこつやま」を時々(「あんたがたどこさ」*3の)「せんば山」*4と混同してしまうことがある。とはいっても、「げんこつやま」と「せんば山」とでは、狸の境遇は対照的なのだが。「げんこつやま」では、猟師に鉄砲で撃たれて、煮込まれて食べられてしまうということはない。話を戻すと、『ブーフーウー』はぎりぎり憶えている。また、「黒猫のタンゴ」が流行ったのは小学1年生の頃だ(たしか)。
ミッフィー どうようパーティー 親子で歌えるたのしい童謡がいっぱい!もりだくさんの童謡50曲。

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午前ではなく午後3時

『ねとらぼ』の記事;


2016年06月05日 16時06分 更新
福井県池田町役場でPC乗っ取り 職員が業務に関係ないサイトを閲覧し、その指示に従い遠隔操作ファイルをインストール
なにしてんだ……。
[ねとらぼ]

 福井県池田町は6月4日、「役場職員のパソコンが遠隔操作により乗っ取られ、データが抜き取られたと思われる事象が発生」したと発表。抜き取られたデータについては現在調査中で、役場内のほかのPCやシステムへの影響はないとのこと。

 各報道によると、職員が勤務中にアダルトサイトを閲覧し、画面のメッセージを信じて電話をかけ、相手の指示に従い遠隔操作ファイルをインストールしたという。抜き取られた情報は議会関係のデータと見られている。

 町は住民や関係者に対して「非常に不安とご迷惑をおかけいたしますこと、深くお詫び申し上げます」と謝罪。福井県警と連携して捜査を進め、詳細が分かり次第報告するとしている。
http://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/1606/05/news035.html

See also


福井県池田町総務政策課「役場職員のパソコンが乗っ取られる事象の発生について(お詫び)」https://www.town.ikeda.fukui.jp/toplink/emergency/p002265.html
高橋一隆「<池田町>議会データ流出か 局長アダルトサイト閲覧 福井」http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160606-00000016-mai-soci
ajamasuajamasu「アダルトサイトを閲覧し、PCが乗っ取られた?福井県池田町の職員が酷いと話題に」http://matome.naver.jp/odai/2146514343188334501


町役場の職員が勤務中に「アダルトサイト」を見ていたというのを『ねとらぼ』の記事で読んで、職場でそんなことしたら同僚の目というものがあるだろうと思った。最近では、職場でエロいスクリーン・セイヴァーや壁紙を使ってもセクハラとして告発される可能性があるわけでしょ。だから、個室を与えられるような地位の人だと思った。役場だったら、収入役とか助役とか。ひょっとしたら町長かもとか。或いは、残業にかこつけて、誰もいない夜のオフィスでエロ・サイト三昧だったのかとか。実際は「議会事務局長」だったのだけど、個室を与えられているかどうかはわからない。また、時間は午後3時だという。
住民の個人情報の漏洩がなかったせいか、これに対する反応も青筋立てたものではないようだ。「事務局長」殿の情弱*1ぶりを嘲笑するのりが強いのでは? ところで、実は同じような事態にぶち当たったことは何度かある。ウィルスがどうたらこうたらとか危険がどうたらこうたらといった、親切を装ったウィンドウが開いた。でも、その親切のようなものは信じられなかったので、ウィンドウを閉じてしまった。その後、PCには別に変調はない。「事務局長」殿は〈親切〉を信じて、さらには電話までかけて、PCを「乗っ取られ」てしまったわけだ。能力はともかくとして、善良な人なのだろう。

最初の1年

毎日新聞』の記事;


大学成績
1年で決まる? 卒業時と一致 東京理科大調査

毎日新聞2016年6月3日 08時00分(最終更新 6月3日 11時10分)

 大学卒業時の成績は1年終了時の成績とほぼ一致し、入学試験の結果とは相関関係がみられないことが、東京理科大学(東京都新宿区)が同大の学生を対象に実施した調査で明らかになった。担当した山本誠副学長は「特に1年の6月第1週の出欠状況が、その後の学生生活を左右する」と話している。

 東京理科大は6学部33学科(夜間部を除く)。大学入試センター試験を利用したり、センター試験と大学の独自試験を組み合わせたりして形式が異なる8種類の入試をしている。入試の種類と入学後の成績の関係を検証しようと2009年から、学生の成績の追跡を度々実施しており、1回あたり約3900人の学生のデータを集約して分析した。

 入試、1年終了時、卒業時の成績を比較したところ、年度、学科を問わず、入試の形態や点数と卒業時の成績には全く相関関係がみられなかった。

 一方、1年終了時の成績と比較すると、卒業成績との関連性が認められ、1年終了時に成績上位の学生のほぼ100%が良い成績で卒業していた。

 山本副学長は「上位で入学したのにギリギリで卒業する学生もいれば、補欠合格でも卒業時にはトップクラスにいる学生もいた。理系のような積み上げ型の学問は1年時に興味が持てないと、そのまま留年したり退学したりしてしまう危険性が高い」と分析する。

 山本副学長が「最初の鬼門」と指摘するのが、6月の第1週だ。例年1年生の1割ほどがこの時期に授業に出てこなくなり、成績不振や留年につながるケースが目立つという。

 このため東京理科大は今年度から、担任の教員が6月第1週の出席状況を確認し、休んでいる学生に理由を聞いたり出席を促したりするなどの対応を始めている。【上杉恵子】
http://mainichi.jp/articles/20160603/k00/00m/040/141000c

これは何となく納得できる。記事にもあるように、特に大学入試が多様化してからは、入試特性と入学後の学業成績の関係を調べた調査がけっこう行われているということは聞いている。今後は、大学の垣根を越えて、全国レヴェルのメタ分析、さらには国際比較とかが行われていくのだろうか。例えば、理系と文系の比較とか知りたがっている人も多いのでは?
今のように入試が多様化する以前の話だが、受験勉強で蓄積した〈学力〉を大学入学後の1年間に如何にして維持すべきかということが議論されていたような気がする。俺は大学に入って最初の2年間に(例えば)英語力が谷底まで落ちてしまったということがあった。語学の授業には興味が持てず、洋書も殆ど読まず、アカデミックな英語の読み方を教えてくれる人もいなかった。洋書を読むようになったのは3年次からかな。大学の1年と2年でもっとちゃんと勉強していればその後の人生はちょっと違っていたかも知れないという後悔の気持ちはないわけではない。

仙台の2つの大学

仙台の大学で(良くも悪くも)話題になるのは(旧帝大たる)東北大学であろう*1。ということで、東北大以外の仙台の大学のネタ。何れも『河北新報』レヴェルのニュースであり、全国紙、さらには外国メディアがどう報じているのかはわからない。

「学生通行禁止」東北福祉大周辺に看板

河北新報 6月5日(日)11時12分配信



 学生、通るべからず−。仙台市青葉区東北福祉大国見キャンパス周辺に「学生通行禁止」と書かれた看板が複数置かれ、学生たちが困惑している。看板は一部地域住民が2009年、学生の通行による住環境の悪化を懸念して設けた。過去に訴訟に発展し、一度は和解したが、住民側の不信感は根強く、円満解決を望む大学側との溝は埋まりそうにない。(報道部・氏家清志)

 看板はJR仙山線東北福祉大前駅から国見キャンパスへ続く道路沿いに複数ある。立て看板が置かれた幅約4メートルの直線道路=図=*2の地目は、私道と、誰でも通れるあぜ道などの法定外公共物が混在している。民家の外壁などにも「学生さん!ここは私道であり、生活道路。公道を利用しよう」などと通行禁止を訴える看板が4枚ある。

 事の発端は9年前にさかのぼる。07年3月、同大が福祉大前駅の開業に合わせ、駅前にステーションキャンパスを整備。学生と地域住民の利便性を図るため、その敷地内に大学への近道となる通路を設けた。

 開業以降、多くの学生が同駅と約300メートル離れた国見キャンパスを結ぶこの通路を最短ルートとして利用。両キャンパス間の行き来もあり、多い日で1日約3000人の学生が通った。

 08年4月、最短ルート沿いや周辺の住民9人が「学生の騒ぎ声がうるさい」などとして、私道の通行禁止を求める仮処分を仙台地裁に申請した。翌月、和解が成立。(1)講義のある日は最短ルートの入り口に大学職員を配置し、学生を市道に誘導する(2)住民の生活を妨げないよう学生を指導する−などを申し合わせた。

 和解を受け、大学側は講義の間に職員を周囲に配置し、最短ルートを使う学生に迂回(うかい)するよう指示。指導が実り、学生の通行数は激減した。

 だが09年9月、一部住民が「騒音はある程度改善したが、まだ安心できない」などと学生通行禁止の立て看板を設置。その後、学生の通行に反対する住民宅にも看板が貼られたという。

 大学側は今年2月に住民と協議。最短ルートの西側に新たなルートを示した上で看板の撤去を求めたが、理解を得られなかった。

 榎本等総務部次長は「看板を見た学生は地域から排除された気持ちになってショックを受けている」と指摘。「市道を使うだけでは混雑して学生が道路にはみ出す危険がある。安全上の配慮から、駅から二つ以上のルートが望ましい」と理解を求める。

 看板を設置した男性(60)は「以前は道路が学生で埋め尽くされ、車が通行できないほどだった。閑静な住宅街を守る上で看板の抑止効果は大きい」と話し、外す考えはないという。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160605-00000006-khks-soci

保育園開設が地域の爺婆の反対に遭うということが問題になっているけれども*3。問題は住宅地の只中だということにある。高齢化社会というのは住宅地の昼間人口(すなわちニート)が増加する社会でもある。ところで、学生さんをターゲットにしたカフェを開こうと考える住民が出てきたら、この「看板を設置した男性(60)」なんかどう反応するんだろうね。ただ、通路というのは短ければいいというものではない。例えば、カップルで手を繋ぎながら歩くのなら少しくらい長い方が楽しいわけだし、距離が長くても視覚を娯しませるものがあれば多少の距離は苦にならない。
さて、「私道と、誰でも通れるあぜ道などの法定外公共物が混在している」ということだけど、Google(「ストリートビュー」)*4はどう対応しているのだろうか。
今度は東北学院大学

東北学院大>バイトで不正 仲間に安く食事


 東北学院大の複数の学生がアルバイト先の飲食店で、所属する運動部の部員や友人に無断で通常より安い価格で食事を提供していたことが25日、分かった。関係する部の責任者が辞任を申し出たほか、大学側が活動停止処分を出したり、当面の活動を自粛したりする騒動に発展している。
 大学によると、サッカー部員3人が昨年10月から約2カ月間、仙台市内の勤務先の店舗で、同部員や硬式野球部員ら約30人に複数回にわたり、正規価格の2割程度で食事を提供した。レジや券売機を不正に操作していたという。今年2月に店の運営会社からの通報で発覚。大学が内部調査を進めていた。
 大学はサッカー部を2月から1年間の対外試合禁止と半年間の活動停止の処分としたほか、部長が辞任した。野球部は既に活動を自粛し、28、29日にある仙台六大学野球春季新人戦への出場を辞退。部長と監督が大学に辞任届を提出し、学長預かりとなっている。担当者は「調査対象を全学生に広げ、全容を解明した上で、しかるべき処分を検討したい」と話した。
2016年05月26日木曜日
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201605/20160526_13028.html