「船底は平ら」

毎日新聞』の記事;


<青森・深浦町>また木造船が漂着 北朝鮮船の特徴

毎日新聞 12/8(木) 10:48配信


 7日午前8時半ごろ、青森県深浦町の十二湖海浜公園内の岩場に漂着していた木造船を地元住民が見つけた。青森海上保安部によると、船は縦約10メートル、幅約2メートル。船底は平らで、これまでに日本に漂着した北朝鮮船の特徴と一致するという。潜水調査の結果、船内は無人で遺留物はなく、船籍を示す表記もなかった。

 深浦町は県内でも漂着事案が目立つ地域で、2007年には脱北者家族4人が乗った小型船が港に接岸。県警に保護された家族は茨城県の入管関連施設に移送後、韓国に出国した。同町には今年10月17日も今回と同じ形の木造船が漂着し、船首にはハングル文字が記載されていた。【佐藤裕太】
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161208-00000019-mai-soci

先月末には京都の舞鶴に中国船らしき「木造船」が漂着したということがあった。そのサイズは今回深浦町に漂着したものよりも若干大きい。ただ、それを伝える『朝日新聞』の記事は「船底」については全然言及していない*1
「これまでに日本に漂着した北朝鮮船」はみんな「船底」が「平ら」だったんだ! 知らなかった! つまり、船籍不明な「船底」が「平ら」な「木造船」を見たら、それだけで北朝鮮と思っていいわけですね。
ところで、一般的に言って、「船底」が「平ら」な船というのは川で使う船だよ。海に出たら、波を受けて容易に顚覆してしまうよ。しかし、波もそう荒くなく遠浅の海岸が続くような海域では川船みたいな「船底」が「平ら」な船の方が有利なのかも知れない。北朝鮮から漂着した船だけれど、それらは元々川船だったのだろうか。それとも北朝鮮には普通の船だと座礁してしまうような遠浅の海域があって、日本に漂着した船というのはみなそこからやって来たということなのだろうか。或いは、北朝鮮には海船でも敢えて「船底」をフラットにする文化があるということなのだろうか。よくわからない。
北朝鮮といえば、米国でドナルド・トランプに怯える「脱北者」たち;


高英起*2金正恩氏が喜ぶトランプ氏の「不法移民追放」公言」http://bylines.news.yahoo.co.jp/kohyoungki/20161208-00065252/