鼾に負ける

朝日新聞』の記事;


センター試験中に監督者がいびき? 愛媛大で途中交代

2017年1月19日12時46分


 愛媛大(松山市)で実施された大学入試センター試験で、監督者の男性教授が試験中にいびきのような音をたて、受験生から苦情を受けていたことがわかった。愛媛大は監督を途中交代させた。大学の担当者は「あってはならないことで、再発防止をはかりたい」としている。

 愛媛大によると、トラブルがあったのはセンター試験2日目の15日午後で、97人が「数学?」を受験。受験生から「終了間際にいびきのような音がした」と、後方で監督中の教授についての苦情が寄せられた。その前には、別の受験生から「後ろからうるさい音がする」と苦情があり、せきをしていた教授を別の監督者が注意していた。

 教授はこの日午前から監督にあたっていたが、苦情を受け、その後の「理科?」は別の監督者と交代した。愛媛大は大学入試センターに報告したが、「生活騒音の範囲内」として、再試験は行わないという。
http://www.asahi.com/articles/ASK1M3V6FK1MPTIL00C.html

別の大学では、英語のリスニングの試験の時に監督の先生が咳をして聞き取れず、再試験ということもあったようだ。鼾はともかく、「センター試験」の時期というのは風邪とかインフルエンザの流行の時期でもあるので、咳とか鼻を啜る音は仕方がないともいえる。また、「監督者」ではなく受験生の鼾や咳だったら、どうするの? 他の受験生の回答を妨害したということで減点処分になるのだろうか。ところで、俺は鼾によって他の受験生に迷惑をかけた可能性があるのだった。公立高校入試の時、英語の試験が凄く簡単だったので、15分くらいで終わってしまった。その日は日差しが強くぽかぽかした陽気容器の日だったので、机の上に顔を伏せると直ぐに寝てしまった。そのとき鼾をかいていたかも知れない。さて、鼾に苦情を言った受験生は鼾先生に感謝すべきだろう。決して恨んではいけない。もし大学に落ちた場合、自分の学力が低かったから落ちたと考えたら、気分は落ち込むばかりだ。でも、鼾のせいで落ちたということなら、気は楽だ。愛媛大学は受験生のメンタル・ヘルスに配慮していることを誇るべきだろう。