「とかく殺しにくい世の中」(西村京太郎)

中村真理子「戦争、日本人に向いていない 西村京太郎が自伝的作品」http://book.asahi.com/booknews/update/2017100600002.html


作家の西村京太郎氏*1が最近自伝『十五歳の戦争』を上梓したのだという。西村氏は敗戦の年の4月に陸軍幼年学校に入学した。
さて、


新書では戦中戦後の日本の歩みと並行して、自身の作家生活を見つめ直す。

 松本清張『点と線』を読んで「これなら、自分にも書ける」と錯覚して、29歳で人事院を退職。しかしやっとデビューしても10年以上、売れない時期が続いた。転機は78年、十津川警部が活躍するトラベルミステリー『寝台特急ブルートレイン)殺人事件』だった。

 「突然売れました。売れる前も後も同じように一生懸命書いていたのですから、なぜ売れたのかわかりません。時代に受け入れられたということでしょうか」

 戦争から小説へ質問を転じると笑顔に。「ミステリーの話は平和でいい」。年6度の取材旅行で12社分の小説を書くという作家生活を続けてきた。出版した本は500冊を超えた。「小説のストーリーを考えているときが一番楽しい」

 「1分あれば殺せます」。時刻表で1分のずれを探すという。平日と週末で入線するホームが変われば時差が生まれる。最近、地方の豪華な観光列車が増えているが、カシオペアなどの昔ながらの夜行列車が好きだった。「豪華な列車に乗ると『車内では殺さないでください』と車掌に言われるんですよ。こっちは車内で殺すために乗っているのにね」

 特急の窓が閉め切りになって、窓越しの殺人トリックが使えなくなった。スマートフォンは一瞬で最適な順路を検索してしまう。「とかく殺しにくい世の中になりました」

鉄道物でブレイクする以前(「売れる前」)の(誘拐物の)『消えた巨人軍』とか(孤島物の)『幻奇島』の印象が強かったので、何で鉄道物ばかりなの? とも思っていたのだが、そもそもの出発点が松本清張『点と線』*2だったのか。
点と線 (新潮文庫)

点と線 (新潮文庫)

ISBN:4195671140
幻奇島 (徳間文庫)

幻奇島 (徳間文庫)

痔は?

承前*1

Susie Armitage “38 Things Not To Do On Your Period, According To Superstition” https://www.buzzfeed.com/susiearmitage/period-superstitions


世界各地で信じられている月経に関するタブー。
ところで、以前にも書いたと思うのだが、月経に関するタブーの前提として、「血」一般の力に対する信仰というのがあるのではないか。日本において、「血」のタブーは江戸時代に頂点に達して、女性の月の物のみならず、痔もタブーの対象となり、痔に罹った武士は登城を禁じられたという話を読んだ記憶があるのだが、例によって出典は憶えていない。世界各地で、痔に関するどんなタブーが存在しているのだろうか。或いは、痔に罹った従業員を出社停止にする企業というのはあるのだろうか。

2012年の中傷

承前*1

「「放送大学学長はバカ。江本正志氏=矢吹樹=立派な学歴保有者」」http://wind.ap.teacup.com/ippo-nifo/1258.html


群馬大学を「懲戒解雇」になった先生の2012年における武勇伝。「放送大学」を罵倒していたあ、放送大学の「学長」が降臨し、人肉捜査が自らに及ぶと慌ててツイートを削除してとんずら。まあ、本人はそれは自分ではないと主張しているらしいけれど。それにしても、私自身の世間知らずぶりにも呆れてしまう。今の今まで、そういう経緯は知らなかった。群馬大学といえば、この頃はまだ火山活動も終熄していなかったか。
あ、名前出しちゃった。

真白/白たへ

時間論 他二篇 (岩波文庫)

時間論 他二篇 (岩波文庫)

九鬼周造「文学の形而上学」(in 小浜善信編『時間論』*1、pp.115-172)に、『万葉集』から山部赤人

田児の浦ゆ打出でて見れば真白にぞ富士の高嶺に雪はふりける
が引用されている(p.140)。一瞬、「白たへの富士の高嶺に雪は降りつつ」じゃなかったっけと思い、その瞬間、私の憶えていたのは、『新古今集*2に収録されたヴァージョンだったのだということに気づいた。

田子の浦にうち出でてみれば白たへの富士の高嶺に雪は降りつつ
また、直接、『新古今集』を読んで憶えたのではなく、多分『百人一首*3を通じて憶えていたのだと思う。藤原定家がチョイスしたのは新古今ヴァージョンの方だったので*4
新訂 新古今和歌集 (岩波文庫)

新訂 新古今和歌集 (岩波文庫)

百人一首 (新潮文庫 あ 6-1)

百人一首 (新潮文庫 あ 6-1)

さて、小浜氏の「文学の形而上学」「注解」によると、この歌は「雄大、素朴を特徴とする男性的な歌風(いわゆる「益荒男振り」の『万葉集』と、繊細、幽玄を特徴とする女性的な歌風(いわゆる「手弱女振り」)の『新古今和歌集』における歌風の違いを考えるのに格好の一首と言われる」のだという(p.312)。
「真白」と「白たへ」のほかに、『万葉』ヴァージョンと『新古今』ヴァージョンの違いは、「ゆ」か「に」かということ。「ゆ」という助詞を見ると、ああ『万葉』なんだなと思ってしまう。末尾が過去の出来事の想起或いは過去の出来事の結果の(現在への)残存を意味する「ける」(けり)か、それとも現在進行形的な「つつ」か。また、「田児の浦」か「田子の浦」か*5

OS also accused

ハーヴェイ・ワインスタイン事件に言及するのは初めて。
『女子SPA!』の記事;


2017.10.12 エンタメ,ニュース
セクハラ30年でハリウッドの大物が解雇に!アンジー、グウィネスも被害者


 ハリウッドの大物プロデューサーとして数々の名作を世に送り出してきたハーヴェイ・ワインスタイン(65)が、女優や会社の女性スタッフに対するセクハラ行為で告発された。

恋におちたシェイクスピア』『英国王のスピーチ』など、数々のアカデミー賞受賞作を送り出しているワインスタインだが、ニューヨーク・タイムズ紙(以下NYT)は先日、ワインスタインが30年間に渡り少なくとも8人の女性に対してセクハラ行為を行っていたという疑惑を報じた。

 報道後、ワインスタインは過去に女性の同僚に対して不適切な態度を取ったことを認めると共に、「苦痛」を与えていたことを謝罪するコメントを出した。

「過去における私の同僚に対する行動が多くの苦痛を与えていたことを認識していますし、それに対して心からお詫び申し上げます」

 今回の不祥事により、ワインスタインは弟ボブと2005年に創設したワインスタイン・カンパニーから解雇された。

 一方で、NYTが報じたセクハラ疑惑を否定し、NYTに対して法的措置を取る構えである意向を示しているワインスタイン。しかし、NYT以外の主要メディアもこの問題を大きく取り上げ、女優達からの告発も続いている。

「ある日ワインスタインに呼び出され、ホテルの部屋でマッサージするよう強要された」 といった生々しい証言が女優達から続々出てきているという。


Here are the stories of some of the actresses who have accused Harvey Weinstein of sexual harassment https://t.co/evdl657zEt
The New York Times (@nytimes) 2017年10月11日
https://twitter.com/nytimes/status/917940837555884032?ref_src=twsrc%5Etfw
 セクハラを受けたとされる女優の中には、グウィネス・パルトロウアンジェリーナ・ジョリーなどトップ女優達の名前も含まれている。


「言語道断」「弁解の余地なし」スターたちが怒りの声明

 これまでに数多くのハリウッド作品でワインスタインと一緒に仕事していたメリル・ストリープ(68)。ワインスタイン・カンパニーによる『マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙』でアカデミー賞主演女優賞を受賞した際には、ワインスタインを「神」だと称えていたが、今回のセクハラ疑惑を「言語道断」と非難。セクハラの現場を目撃したことはないとしながら、ワインスタインの行動を公に訴えた女性たちを称賛している。

「この事件を公にした勇気ある女性たちこそ私たちのヒーローです。一つはっきりさせておきたいことは、皆が知っていたということではないことです」

「これらの不正行為に関して私は知りませんでした。女優や同僚との金銭的解決についても知りませんでした。彼がホテルやバスルームでミーティングの場を設けていたこと、その他の不適切で威圧的な行為も知りませんでした」

「彼の行為は許されませんが、権力乱用は珍しくありません。勇気ある人の声がメディアに届くことでゆくゆくは状況が変わることでしょう」

 これまでワインスタインと共に仕事をし、20年来の知人であるジョージ・クルーニーも、セクハラ行為を自ら目にしたことはないものの「弁解の余地はない」として次のように述べた。


George Clooney Slams Harvey Weinstein in Wake of ‘Indefensible’ Sexual Misconduct Allegations https://t.co/Pia3rOuv4k
— People (@people) 2017年10月10日
https://twitter.com/people/status/917633733766926336?ref_src=twsrc%5Etfw
「役を貰うためにワインスタインと寝たっていう女優の話は確かに聞いたことがあるよ。そんなの女優の名を汚す下品極まりない行為だよ。でもそんなの単なる噂に過ぎないと気にもとめていなかった」

「でも8人の女性たちと示談に持ち込んでいたっていう話があるよね。こんなの今まで聞いたことがないよ。見過ごすわけにはいかないし、絶対に許すべきではないね」

「重要なのは被害を受けた女性たちが仕事を失う恐れなしに、安心して打ち明けられるような環境を作っていくこと」

「そして権力が乱用されるべきでないという警告だ。そんなことをしたら公共の場で暴露され、恥をさらされ、起訴されることもあるってこと」

 オスカー女優のケイト・ウィンスレットも怒りをあらわすとともに、被害者の女性たちを支持するコメントを寄せた。

「この女性達にとって、この時とそして今後もずっとトラウマとなる経験であることは間違いないでしょう。私は彼女たちの勇気ある行動を受け入れ賞賛したい。私はこれからこういった不正行為を明らかにしていく人々を全力でサポートするわ」

<TEXT/BANG SHOWBIZ、女子SPA!編集部>
https://joshi-spa.jp/769129

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さらに、オリヴァー・ストーンの疑惑も浮かんできた。
『日刊スポーツ』の記事;
,

今度はオリバー・ストーン監督にセクハラ疑惑が浮上

記事提供:日刊スポーツ
2017年10月15日


 数多くのアカデミー賞作品を世に送り出してきたハリウッドの大物プロデューサー、ハーベイ・ワインスタイン氏(65)のセクハラ疑惑で揺れる中、今度は巨匠オリバー・ストーン監督(71)にセクハラ疑惑が浮上した。

 ストーン監督は30年間に渡って女優やモデルらにセクハラ行為をしてきたことが米ニューヨーク・タイムズ紙の記事で暴かれたワインスタイン氏を擁護するコメントをフェイスブックに掲載したことが発端で、元プレイメイトで女優としても活躍するキャリー・スティーブンス(48)からSNSで「胸を触られた」と過去のセクハラを暴露された。「ストーン監督が「JFK」を撮っていたころ、パーティー会場で帰り際に握手の代わりに胸を触ってきた」と明かした。ストーン監督は5年前にも映画のプロモーション中に女優サルマ・ハエックの胸を鷲掴みにしたことがあるだけに、これをきっかけにワインスタイン氏同様に新たなセクハラ行為が浮上する可能性もある。ワインスタイン氏の一連の報道をきっかけに米英の警察当局の捜査を開始したと伝えられており、ストーン監督自身も今後は捜査の対象となる可能性もあると米メディアは伝えている。(ロサンゼルス=千歳香奈子)
http://www.asahi.com/and_M/interest/entertainment/Cfettp01710158738.html

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オリヴァー・ストーンについては、「主観的正義感を空回りさせて陰謀理論にはまってしまうようなサヨク御用達の映画作家だという偏見があって、あまり好きではなかったのだけれど、『ブッシュ』がけっこう面白かったので、少しは見直したのだった」と書いたことがある*1。今回の疑惑も「陰謀理論」天こ盛りで映画化すべきだよ。
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See also


Kate Feldman “Former Playboy Playmate Carrie Stevens accuses Oliver Stone of sexual assault after director defends Harvey Weinstein” http://www.nydailynews.com/entertainment/playboy-playmate-accuses-oliver-stone-sexual-assault-article-1.3559353
Gwilym Mumford “Oliver Stone accused of groping by former Playboy model” https://www.theguardian.com/film/2017/oct/14/oliver-stone-accused-of-groping-by-carrie-stevens-playboy-model

Unreliable narratorなど

承前*1

渡辺由佳里*2カズオ・イシグロの「信頼できない語り手」とは 」http://www.newsweekjapan.jp/watanabe/2017/10/post-36.php


カズオ・イシグロノーベル文学賞受賞を巡って。
曰く、


ノーベル文学賞を与えたスウェーデン・アカデミーは、イシグロについて「強い感情的な力を持つ小説を通し、世界と繋がっているという我々の幻想に潜む深淵を暴いた」作家と説明した。

それはどういう意味なのだろうか?

イシグロの作品は「信頼できない語り手(unreliable narrator)」で知られている。つまり、語り手自身が自分の人生や自分を取り囲む世界についてかならずしも真実を語っていないのだ。現実から目を背けている場合もあれば、現実を知らされていない場合もある。

だが、読者が小説を読み解くときには、語り手の視点に頼るしかない。物語が進むにつれ、馴染みある日常世界の下に隠されていた暗い深淵のような真実が顕わになってくる。そこで、読者は、語り手とともに強い感情に揺すぶられる。

浮世の画家』と『日の名残り』はイシグロ自身が何度か語っているように、設定こそ違うが「無駄にした人生」をテーマにした同様の作品である。前者はアーティストとしての人生、後者は執事としての職業人生と愛や結婚という個人的な人生の両方だ。どちらの語り手も、手遅れになるまで現実から目を背けてきたことに気付かされる。「暗い深淵」をさらに鮮やかに描いたのが『わたしを離さないで』だ。主人公が知る強烈な現実に、読者は足元をすくわれたような目眩いと絶望を感じさせられる。

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イシグロ自身が語っているように、私たちは誰もが「信頼できない語り手」といえるだろう*3。ここで、超越的/内在的、超越的/超越論的という哲学用語を導入してみたい誘惑に駆られるのだが、私たちの知覚能力や思考能力や倫理的資質がいくら優れていたとしても「信頼できない語り手」でしかないのは、偏に私たちが〈世界内存在〉*4であるからだろう。また、身体的な存在であること。また、映画における(ナレーションではない)オフ・ヴォイス。例えば王家衛*5の『恋する惑星重慶森林)』や『天使の涙(堕落天使)』。
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さて、渡辺さんのテクストに戻って、「ノーベル文学賞」の特質について語っている部分を引用する;

ところで、ノーベル賞のたびに日本のメディアは村上春樹を話題にする。「村上春樹が受賞するチャンスは?」という質問もよく受ける。だが、意外性を重んじるアカデミーのことを考えると、日本が騒げば騒ぐほど受賞は遠ざかるような気がしてならない。

よく誤解されていることだが、ノーベル文学賞は、文芸賞として権威があるブッカー賞などとは異なり、「最も優れた小説」に与えられるものではない。「文学の分野において理念をもって創作し、最も傑出した作品を創作した人物」が対象であり、「世界で最も優れた作家」でもない。

これまで重視されてきたのは「理念」の部分だ。そこで、社会的あるいは政治的な要素が反映した選択になりがちだ。最高峰の文学者や文芸小説家が集まって「最も優れた小説家」を選ぶのであれば、異なる選択になるだろう。

また、アカデミーの体質なのか、正統派の文芸作家や人気作家よりも意外性を重んじているように感じる。

過去10年間の受賞者の国籍は、フランス、ドイツ、ペルー、スウェーデン、中国、カナダ、フランス、ベラルーシアメリカとほとんど重ならない。

アメリカ人の受賞者にしても、社会性と意外性を感じる。1993年のトニ・モリソンは露骨な性表現や人種差別の内容で一時期著作が禁書扱いになった黒人作家であり、昨年はミュージシャンのボブ・ディランだった。


に昨年のディランの選択は論争を引き起こした。ミュージシャンとしてのディランの才能と達成は議論の余地はないが、詩人として選ぶなら、同等の評価を得ているミュージシャンの候補は山ほどいる。
たとえば回想録『ジャスト・キッズ』で全米図書賞を受賞したパティ・スミスや映画『いちご白書』の主題歌「サークルゲーム」を作詞作曲したジョニ・ミッチェルなど、長年にわたって文学的な才能や社会性を評価されてきた女性ミュージシャンだ。
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そして、再びイシグロ;

イシグロの選択は本人にとっても意外だったが、それは、彼が正統派の作家だからだ。

イシグロの作品は、近年の受賞者の作品と比べると読みやすく、読者の感情に直接訴えかける。また、文芸の世界ではジャンル小説が軽く扱われる傾向があるが、イシグロは、ジャンル小説とみなされている犯罪小説、SF、ファンタジーといった異なるジャンルに挑戦してきた。作品は映画化もされており、文芸小説としては大衆小説に近い人気を持つ。特に政治的な作品はなく、一般人がふつうに楽しめる小説を書く作家である。

See also

籏智広太*6カズオ・イシグロさんが「カツオ・ノドグロ」に見えてしまった人たち」https://www.buzzfeed.com/jp/kotahatachi/isono
山光瑛美*7ノーベル賞作家カズオ・イシグロさん 実はロックスターを夢見ていた"修行"時代」https://www.buzzfeed.com/jp/eimiyamamitsu/kazuo-ishiguro
AFP-Jiji “Kazuo Ishiguro: Social worker turned Nobel Prize winner” https://www.japantimes.co.jp/culture/2017/10/06/books/kazuo-ishiguro-social-worker-turned-nobel-prize-winner/
Kyodo, Jiji & AFP-Jiji “Nagasaki rejoices over native son Ishiguro’s winning of Nobel Prize in literature” https://www.japantimes.co.jp/news/2017/10/06/national/nagasaki-rejoices-native-son-ishiguros-winning-nobel-prize-literature/

*1:http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20171006/1507216381

*2:http://youshofanclub.com/ https://twitter.com/YukariWatanabe

*3:See https://www.theguardian.com/books/live/2015/jan/16/kazuo-ishiguro-webchat-the-buried-giant-the-unconsoled?page=with:block-54be5610e4b0afcea6f4968c#block-54be5610e4b0afcea6f4968c

*4:キング・クリムゾン的に言えば、Earthbound? See also http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20060929/1159497317 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20060930/1159584533 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20080215/1203101413 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20091015/1255630063

Earthbound

Earthbound

*5:See also http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20051230/1135913094 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20060106/1136516558 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20071115/1195100485 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20080521/1211335728 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20080904/1220538100 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20090206/1233886285 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20090511/1242021167 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20100705/1278256021 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20110401/1301629766 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20110403/1301810026 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20110703/1309710487 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20110730/1311999717 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20110731/1312137007 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20110823/1314112677 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20120302/1330694362 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20130605/1370445336 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20140929/1412004888 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20160113/1452654924 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20160120/1453259012 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20160525/1464104050 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20170424/1493002300 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20170428/1493357197

*6:See also http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20170224/1487910099 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20170226/1488077743 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20170228/1488291005 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20170303/1488508478 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20170305/1488726602 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20170306/1488817967 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20170308/1488946981 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20170309/1489024533 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20170310/1489109908 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20170406/1491451136 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20170518/1495124746 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20170602/1496371973 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20170808/1502206282 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20170828/1503891141 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20170901/1504234324 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20170915/1505482432

*7:See also http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20161101/1478009976 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20161101/1478018802 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20170525/1495678803 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20170919/1505815460 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20171011/1507730436

お茶を飲んだ?

テレビ西日本の報道;


醒剤鑑定“陽性”から一転“陰性” 逮捕から12時間後 女性を釈放 福岡県
10/16(月) 12:00配信 TNCテレビ西日本


覚醒剤の簡易鑑定で陽性反応が出たため、15日警察に逮捕された女性が、その後の詳しい鑑定で陰性反応が出たため、逮捕からおよそ12時間後に釈放されました。

警察によりますと、14日夜、福岡市博多区月隈の路上で、警察が男女2人を職務質問したところ、手が震えるなど不審な点があったため、覚醒剤の簡易鑑定を行いました。

その結果、いずれも陽性反応が出たため、15日、住所不定・職業不詳の大山広明容疑者(51)と37歳の女性を覚せい剤取締法違反の疑いで逮捕しました。

しかし、その後、科学捜査研究所が女性の尿を詳しく鑑定したところ、覚醒剤の反応が出なかったため、警察は逮捕からおよそ12時間後の16日午前1時40分ごろ、女性を釈放しました。

警察は、「陽性反応が出た原因を詳しく解明する」としています。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171016-00000002-tncv-l40

まあかつては「お茶」から「覚醒剤の陽性反応が出た」こともあったので*1、「陽性反応」が「陰性」になったとしても不思議はないとはいえる。
また、


園田寿「お茶から覚せい剤はないことではない」http://bylines.news.yahoo.co.jp/sonodahisashi/20161221-00065722/


*2

限りなく東名に近い中央高速

朝日新聞』の記事;


大麻所持の疑いで男2人を逮捕、高尾山で栽培か 警視庁

2017年10月16日11時45分


 自宅で大麻を所持していたとして、警視庁は16日、東京都立川市西砂町1丁目、会社員芳賀厚博(34)と東京都福生市福生、自称デザイナー小栗基弘(41)の両容疑者を大麻取締法違反(営利目的所持)などの疑いで現行犯逮捕したと発表した。高尾山ふもとの大麻栽培現場に2人が出入りするのを確認しており、同法違反(栽培)の容疑でも調べる。

 高尾署によると逮捕容疑は、12日にそれぞれの自宅で乾燥大麻を所持していたというもの。芳賀容疑者は「弁護士に相談して話したい」、小栗容疑者は「間違いありません」と述べているという。

 4月ごろ「高尾山で大麻を栽培している人がいる」と情報提供があり、東京都八王子市の高尾山ふもとの山林で大麻50株以上を発見。2人が出入りしていたことから捜査を進めていた。

 大麻が育てられていた現場は山道から離れており、地元の人でも立ち入らない場所だという。高尾山は都心に近く、手軽に登れる山として人気。2007年にミシュランの旅行ガイドで三つ星観光地と評価された。
http://www.asahi.com/articles/ASKBJ3JJ5KBJUTIL01C.html

最近、都心で働きながら田舎暮らしをするなら、八王子市とかあきる野市とか青梅市とかがいいんじゃないかと書いたのだが*1、勿論高尾山*2の麓からでも都心には通勤できる。記事の最後のパラグラフが「高尾山」のPRになっていて、思わず笑ってしまった。そして、小栗さんという「自称デザイナー」の方は福生市在住。福生には、まだ村上龍の『限りなく透明に近いブルー』的な世界があるのかしらとも思ったのだった*3
限りなく透明に近いブルー (講談社文庫)

限りなく透明に近いブルー (講談社文庫)