54と57

承前*1

慎武宏「ここ5年で2ケタの暴落…国連の「幸福度ランキング」で浮き彫りになってしまった韓国の深刻さ」https://news.yahoo.co.jp/byline/shinmukoeng/20180317-00082812/


国連のSustainable Development Solutions Network*1による『世界幸福度調査』2018年版で、日本は54位(5.915*2)、韓国(5.875)は57位だった。亜細亜で「幸福度」が最も高いのは26位の台湾(6.441)である。


何よりも、韓国の急落ぶりは気になるところだ。というのも、5年間でランキングを16つも下げているのだ。

ここ5年間で韓国のように16段階以上ランキングが下がった国家はベネズエラウクライナアルバニアザンビアなど計12国で、どれも「深刻な経済難や内戦の傷が癒えない国が中心」(『韓国日報』)というだけに、韓国の下落は異常とさえいえるのだ。

さて、2013年以降に何があったのか。慎氏のテクストの後半では、「経済格差」の深刻化が言及されている。しかし、それは韓国だけの問題ではあるまい。政治においては朴槿恵大統領の弾劾・失職*3文在寅政権の発足*4ということがあったわけだけど、それが「幸福度」にどのように影響するのかはわからない。

関連報道に触れた韓国ネット民たちは、「57位? 予想外に高いね」「156カ国中155位だと思っていた」「何かと競争ばかりする韓国が幸せなわけがない」などと、57位が意外といった反応を見せていた。

いずれにしても、ここ5年で韓国の幸福度が急落していることは事実だ。2013年には41位を記録したこともあるだけに、来年こそは浮上してほしいが、はたして。