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『ハフィントン・ポスト』(『朝日新聞』)の記事;


2018年06月01日 13時35分 JST | 更新 4時間前
体操着の下の肌着は禁止。小学校の校則に疑問の声
校長は「汗臭くなるから」と釈明

朝日新聞社提供


体操服の下に肌着禁止、小学校のルール変? 心配な親も

 体操服の下に肌着は着てはいけない――。運動会シーズンが本格化するなか、小学校でのこんな「ルール」がSNSで話題になっている。学校側は、肌着を着たまま汗をかくと体が冷えるためだと説明するが、女児の胸など肌が透けて見えることを心配する親も。なぜ学校が子どものプライバシーにまで立ち入るのか、と疑問視する声もある。

■疑問の声、ネットで拡散

 「肌着禁止の理由ってなに?」「すれたら痛いし、意味が分からない」「これもう性的虐待では」......。5月半ば、ツイッターで女児の母親が懸念を投稿したのを機に、「うちの子も」といった声が拡散した。


 「着替えるのに時間がかかるから、下着は脱いでいこうかな」。都内の母親(39)は5月初め、運動会の朝練習に出かける前に、小学4年の長女がつぶやいた言葉に驚いた。理由を尋ねると、長女が通う区立小では、体操服に着替える際に肌着を脱ぐことがルールになっていた。「女の子なのに、体操服1枚になるのは心配」と、担任に相談。校長にも、ルール化はおかしい、と伝えた。

 担任は「汗をかくと体が冷えるから」と説明したが、校長は「汗臭くなるから」。結局、校長は「検討します」と応じただけで、今もルールの廃止にはつながっていない。

 同じ学年の女子には、ブラジャーをつけている子もいる。また、インターネットのサイトには、体操服姿の女児の画像を集めたサイトも散見される。「子どもにとって、自分の発育は初めてのこと。大人が気づいて言わないと、子どもの体が無防備にさらされることになる。なぜ学校が、プライベートなところまで立ち入るのか」と憤る。

 制服・体操服メーカーの菅公学生服(岡山市)が昨年3月、東京都と神奈川県に住む、小学生がいる母親1千人を対象に行った調査では、14・4%が「下着(ブラジャーや肌着)の着用が認められていない」と回答。1、2年生に限ると19・9%にのぼった。担当者は「下着が透けない体操服の需要を調べるために調査したが、下着の着用禁止がわりと多いなと感じた」と話す。

 トンボ(同市)も「体操服はアウターとして作っている。中に下着を着ることを想定し、サイズはゆったりめにしている」という。

朝日新聞デジタル 2018年06月01日 11時49分)
https://www.huffingtonpost.jp/2018/05/31/no-undershirt_a_23448324/

「担任」の理屈も「校長」の理屈もそれぞれもっともらしいけど、学校としての統一見解ではないわけだ。どちらにしても、替えの下着を持参するということで問題は解決できるわけだ。勿論、高学年の場合、第二次性徴が始まり、自らを性的身体として意識し始める子もいるということを配慮しなければいけないということは言うまでもない。
ところで、私が子どもだった頃は「体操服の下に肌着は着てはいけない」というようなルールはなかったと思う。「体操服」と「下着」ということで思い出すのは、小学校ではなく中学、女子ではなく男子だけど、「体操服」(Tシャツ)の下に「下着」としてのランニングを着るのはダサいことだとされていて、実際そういう恰好をしていたのは、イケてない(現在でいえば低スクール・カーストとでもいうべき)生徒たちだった。1970年代の前半、私服としてのTシャツの下にもランニングを着ていた人はそれなりにいたのだった。

「拳銃」?

朝日新聞』の記事;


スーパーのレジに拳銃置き忘れ、70歳男を起訴 神戸
2018年5月31日01時42分


 神戸市兵庫区のスーパーで拳銃1丁や散弾を所持していたとして、神戸地検は30日、神戸市長田区の無職、寿本富男容疑者(70)を銃刀法違反などの罪で起訴し、発表した。兵庫県警によると、寿本容疑者はこのスーパーに2月4日に買い物に訪れた際、拳銃などを紙袋に入れたままレジに置き忘れたという。気づいた店側が110番通報し、事件が明らかになった。

 県警は防犯カメラの映像などをもとに捜査し、今月9日に寿本容疑者を逮捕していた。同容疑者は県警の調べに容疑を認めているという。銃は手製で、全長約37センチ、重さ約900グラム。
https://www.asahi.com/articles/ASL5Z5Q4ZL5ZPIHB021.html

「手製」。「拳銃」のようなものではなく「拳銃」。発射能力や殺傷能力の有無を実際に実弾を入れてちゃんと確認しているのだろうか。検証に際して暴発とかしてしまったらどうなるのだろうかと思った。その場合、「拳銃」とは認定されないけれど、検証担当者の死傷の責任は誰に帰せられるのだろうか、とか。
ところで、スーパーでの拳銃置忘れ事件は昨年1月に京都で起こっている*1

或る拒絶

http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20180525/1527200521に対して、


nessko*1 2018/05/25 10:06

宮崎勤も、彼が所有していた録画ビデオのほとんどは子供の頃見ていた怪獣ものみたいな子供向けドラマの再放送の録画で、ポルノみたいなのはあんまりなかったと本には書かれているんですが、あれはほとんどがポルノやスプラッタみたいなのだったという風説が定着していますね。
小児性愛者という規定も、そんなに人の性的な行動をきっちり分類できるものなのかというのがあって、昔にくらべても今はかえって同年代の男女が“健全”におつきあいしているのでなければ全部“マイノリティ”にされてしまうような抑圧が増してるような気がします。
http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20180525/1527200521#c1527210377

「そんなに人の性的な行動をきっちり分類できるものなのか」というのはその通りですけど、ペドフィリアというのは「小児」へという積極性ではなく、否定的にというか或る種の拒絶によって定義され得るんじゃないかと思いました。成熟した女性性の拒絶。その意味では、女性の摂食障害とくに拒食症とパラレルな関係にあるのではないかと思いました。拒食症でも月経の停止=(成熟した)女性性の否定が(結果的に)目指される。他方、子どもから時として発せられる大人びた雰囲気に引き寄せられるという場合もあるのでは? よく未成年とやったのがばれて、未成年とは思わなかったという言い訳をする人がいます。子供に手を出したという同じ結果に対しても、まったく正反対の動機(欲望)に駆り立てられていたという可能性がある。所謂「ジュニアアイドル」というジャンル*2はこれらの正反対の欲望にバランスよく応えようとしているのかも知れませんが。

からから

山下柚実「47年ぶりの『吸血姫』  唐組の紅いテント芝居には、人をさらう力がある」https://www.huffingtonpost.jp/yumi-yamashita/play-20180528_a_23442259/


唐十郎*1の『吸血姫』再演の話。海を隔てて観に行けないことに心はとてもうずうずしている。それと同時に、私の記憶もちょっと刺戟された。主演の銀粉蝶がやっていた「ブリキの自発団」*2という劇団には片桐はいりさん*3もいたのだとか。また、1984年だったと思うけれど、新宿西口公園に状況劇場を観に行ったら、私の2列後ろの地べたに大江健三郎がちょこんと座っていたとか。
ところで、1980年代までは頻繁に芝居を観ていたのだが、平成になって急に芝居から足が遠のいてしまった。その理由なのだが、山下さんは『吸血姫』或いは唐十郎の世界について、


その物語は......幕がパッと開くと、スポットライトを浴びながら白衣姿で歌う銀粉蝶。歌手デビューを夢見る老看護婦の役を、銀粉蝶が取り憑かれたような狂乱ぶりで演じ、観客の心をわし掴みにしていきます。

そして舞台の上には次々に、関東大震災で焼けた町、被災者が眠る上野の森、その先に立ち現れる幻の満州、東洋のマタ・ハリと呼ばれた女スパイ川島芳子......と幻想のように幾重にもイメージが立ち現れ、地層のように折り重なっていく。

まるで禍々(まがまが)しい悪夢を見ているようでもあり、観客の意識は日常と切り離され、幻想空間へと連れ去られます。

と書いている。1980年代までのアングラ(唐や寺山修司)でも小劇場(野田秀樹如月小春など)でも、その状況やキャラクターは多重的で「地層のように折り重なって」いた。 役者が一般人からフィクショナルなキャラクターへと変身しなければいけないのは当たり前だが、フィクショナルなキャラクターも演劇的な現実の中で自発的・非自発的な変身を余儀なくされるわけだ。言うまでもなく、この状況やキャラクターの多重性はお能や歌舞伎に遡る。1990年代になると、突如リアリズムが復権して、状況やキャラクターの多重性が解消されてしまった(ように感じた)。芝居によって「日常と切り離され、幻想空間へと連れ去られ」ると感じることができなくなったということだ。
ところで、アングラ芝居における状況やキャラクターの多重性を手っ取り早く実感するには、朝吹真理子『流跡』を読むことをお勧めする。朝吹さんがこの感覚を獲得したのはアングラというよりは歌舞伎研究を通してだったという可能性が強いのだけれど。
流跡 (新潮文庫)

流跡 (新潮文庫)

「スリルやドキドキ」

NTVの報道;


“民泊”客に性的暴行未遂 俳優の男逮捕
2018年6月1日 13時37分 日テレNEWS24


民泊施設に侵入し、外国人観光客の女性に性的暴行を加えようとしたとして31歳の俳優の男が逮捕された。

強制性交未遂の疑いで逮捕されたのは、舞台俳優の椎名康裕容疑者。警視庁によると、椎名容疑者は今年1月、東京・板橋区のマンションにある民泊施設に侵入し、寝ていた台湾からの観光客の女性にカッターナイフを突きつけ、「体が欲しい」などと脅して性的暴行を加えようとした疑いが持たれている。女性が抵抗したため椎名容疑者は逃走し、女性にケガはなかった。

椎名容疑者はマンションの最上階から順番に鍵のかかっていない部屋を探して侵入したという。調べに対し、椎名容疑者は容疑を認め、「スリルやドキドキを味わいたかった」などと話しているという。
http://news.livedoor.com/article/detail/14801282/

たしかに「スリルやドキドキ」は得た。また、マス・メディアで自分の名前が出て、暇なネット・ユーザーが一斉に自分の名前を検索するという〈スター気分〉も味わったんじゃないだろうか。でも、結局高い買い物だったのでは? 役者だったら、自分の名前は新聞の社会面ではなく学藝面や藝能面に出た方がいいし、「スリルやドキドキ」も犯罪ではなく仕事を通じて得るべきだとはいえるだろう。

「入籍」

サンケイスポーツ』の記事;


2018.6.1 16:35

ソフトバンク王会長が結婚「これからも2人で充実した日々を」


 ソフトバンクは1日、王貞治球団会長(78)が、5月30日に一般女性と結婚したことを発表した。王会長は球団を通じてコメント。「私ごとで恐縮ですが、この度、10年来生活を共にしておりました一般女性と入籍しました。これからも2人で充実した日々を過ごしてまいりたいと思いますので、今後とも温かく見守っていただけますよう、お願い申し上げます。急なうえ、シーズン中の個人的なご報告になり、申し訳ございません」と報告した。
http://www.sanspo.com/baseball/news/20180601/haw18060116350002-n1.html

王貞治さん*1は「朝日新聞2001年12月12日付の朝刊によると、私生活では1966年に結婚した前妻を2001年に亡くしている」*2

「告訴」と「辞任」

承前*1

日大アメフト部悪質タックル事件の余波。取り敢えずタイトルのみ;


ハフポスト日本版編集部「内田正人氏が日大の常務理事を辞任。第三者委員会の設置も。」https://www.huffingtonpost.jp/2018/06/01/uchida-masato_a_23448372/
ハフポスト日本版編集部「アメフト危険タックル問題、日大の内田前監督らを告訴」https://www.huffingtonpost.jp/2018/05/31/na_a_23447418/