「高齢者」を巡って

JNNの報道;


歌舞伎町のわいせつDVD店摘発、高齢者が多く利用
10/19(金) 1:17配信 TBS News


 東京・新宿歌舞伎町で高齢者が多く利用していたわいせつDVD店が摘発され、これまでに3000万円以上を売り上げていたとみられる男4人が警視庁に逮捕されました。

 逮捕されたのは板橋区水野正人容疑者(46)と、八王子市の帰山正容疑者(59)ら4人です。

 水野容疑者らは16日、新宿区のマンションの一室でわいせつDVDおよそ4万3000枚を販売目的で所持した疑いが持たれています。

 水野容疑者らは今年6月から歌舞伎町のビルの一室でDVDを販売し、これまでに3000万円以上を売り上げていたとみられています。利用客の多くは高齢者で、店には老眼鏡などが用意されていたということです。

 取り調べに対し、水野容疑者は「やっていません。何も話したくありません」と容疑を否認しています。(18日15:24)
https://headlines.yahoo.co.jp/videonews/jnn?a=20181019-00000002-jnn-soci

今のご時世、ネットに繋げば即時に幾らでも無修正のエロ画像を取得することができるわけだけど。ここを利用した「高齢者」にとって、エロDVDの買い出しのために幾つかの交通機関を経由して歌舞伎町まで出向くということは、足腰の鍛錬とか認知症の緩和といった予期せぬ機能があった筈なのだ。こじつければ幾つか効果は思い浮かぶ。逆に、刑事事件なのに、この事件の被害者は誰なのかというのは全然明らかではない。また、この摘発によって、社会に存在するどのような権利や権益が保護されたというのか。〈被害者なき犯罪〉。〈被害者なき犯罪〉を犯罪と認めていいのかということは当然議論の対象となって然るべきだ。
さて、エロと「情報弱者」の関係については、


安田理央「エロ本業界の厳しすぎる現状について書きました」http://rioysd.hateblo.jp/entry/2013/11/13/115853


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こちらは〈被害者のいる犯罪〉。
神戸新聞』の記事;


脱ぷん状態でタクシー乗車とがめられ立腹 連れの男が運転手殴打
10/14(日) 9:32配信 神戸新聞NEXT


 タクシーを利用しようとした際、連れの男性が脱ぷんした状態だったのをとがめられたのに腹を立て、運転手を殴ったとして、兵庫県警三木署は13日、傷害容疑で兵庫県三木市の建築会社社員の男(64)を現行犯逮捕した。

 逮捕容疑は同日午後10時50分ごろ、三木市緑が丘町中1の路上で、タクシー運転手の男性(71)の顔を数回殴り、鼻から出血させるなどした疑い。容疑を認めているという。

 同署によると、男と高齢の知人男性は近くのスナックで飲酒。帰宅のためタクシーに乗ろうとした際、男性から臭いがしたため、運転手が注意したという。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181014-00000003-kobenext-l28&pos=4

脱憤に糞慨したわけだ。タクシーが急ブレーキをかけたショックで括約筋が緩んじゃったというのなら、運転手にも責任があるけれど、最初からで、露骨に「匂い」がしたのなら、「運転手が注意した」というのも頷ける。汚い話で恐縮だけど、内容物が漏れ出して、シートに沁みとかができたら、その後の営業は諦めないといけないかも知れない。タクシーに乗る前に先ずトイレに行ってしかるべき処置をしろよとはいえる。しかし、病気や加齢によって、括約筋が緩んでくるということはあるのだろう。このことは重大な人間学的意味を持っている。それは自律的な主体性の根拠のひとつだと言える。主体性を維持するためには、括約筋の衰えを緩和するトレーニングがあって然るべきだし、さらに事態が深刻なら、括約筋の機能を代行する人工的な装置が開発されて然るべきだろう。