水を得た魚!ローションを得た変態!第13回テンガロンナイト!

さてさて,早いもので去年の12月以来,
約10ヶ月ぶり(テンさん暦では「半年ぶり」)に開催しました
不吉の数,第13回を冠したテンガロンナイトのレポートです.


今回は初参加3人を含む10人の精鋭達が,
新宿のいつもの居酒屋の狭〜い個室に集結しました.
(ごめんなさい,セッティングをかなりミスりました!)
「今日は俺,そんなに食べる気しないから」とテンさんが豪語してから,
食べ物を注文して,その10分後にはテンさんの目の前に
寿司,パスタ,餃子,ポテトの数々が届けられるまで,
ここまでの流れも毎度毎度のお約束なので特にツッコまなかったのですが,
初めて見た方々が特異の眼差しを向けているのを見ると,
「あぁ,やっぱこの空間は普通に見たら歪んでいるのだなぁ」と
再認識することができました.
ごめんなさい,次からは面倒くさがらずにちゃんとツッコみます.


今回も今回とて,テンさんの発言内容がまぁ酷い.
「スイスかドイツが開発したエネマグラ
「すっかりお馴染みになった室井滋」などなど,
初っ端からテンさんが摩訶不思議フィールドを展開し,
終盤までアホアホ補完計画を遂行し続けてしまうのかと危惧してました.
が,この日はちょいと違う展開に.
途中から,割と真面目なエロ談義へとハッテンしていきました.
その主たる議題が『オナニー道について』.
うん,ホント僕らなにをやっているんだろうね.

  • 『オナニー道』とは・・・


男子のオナニーといえば,
性器を直接手で擦りあげる方法が一般的なのだと思いますが,
それだけでは「挿入感」が得られないのだとか.
そこで,常にリアルを追求する性の求道者ことエロ男子共は
試行錯誤の末に「オナホールを使う」という答えを導き出すのだとか.


・・・つーかさ,
「TENGAよりも,安くて性能の良いオナホがある」
「数百円で買えるオナホがマジお薦め」
「使い捨てじゃなく,洗えば5〜60回繰り返し使えるタイプがある」
「ただし,洗うときに石鹸を使うと
 次使うときに摩擦が大きくなり過ぎるので注意が必要」
「オナホを自分で洗うと虚しさが募るので,
 基本はコンドームした状態で使用している」などなど,
君らはどーしてオナホールについて
そんなにアツい論議が繰り広げられるんですかね!?
なんなのそれ,一般教養なの?知ってて当然なの?
あとテンさん,普段は横文字の発音で噛みまくってるはずなのに,
「ローションがなければ
 エキストラバージンオリーブオイルがお薦め!」って発言は,
どーして1回も噛まずにスラスラ言えちゃうのさ?
しばしエロは,人智をも超越するということなのか・・・


・・・すみません,話が逸れました.
上記のように,多くの求道者がオナホという答えに達するのですが,
その「オナホ」という答えすら,オナニー道の始まりに過ぎないのだとか.
オナニー道とはそれ即ち「終わりのない旅」.
たとえオナホを使ってよりよい快感が得られたとしても,
真の勇者はそれだけに飽き足らず,
更なる快感を求めて試行錯誤を繰り返すのだとか.


オナホの次の段階,さらにリアルを追求するとなると
そこで邪魔になってしまうのが『自分の手』.
手淫にしてもオナホにしても,結局この快感を創り出しているのが
自分の手の上下運動というのを脳が認識してしまうと,
『擬似セックス』としてのクオリティのレベルが下がってしまうのです.
なので,次の段階で求められるのは「ハンズフリー」.
自分の手を離れた状態から快感を得ることが
オナニー道の悟りを開くための第2関門らしいのです.
うん,なんかかっこよく聞こえはするけどさ,全部エロ話だからねこれ.


ここで,その「ハンズフリーオナニー」の一例をご紹介.
今回初参加していただいた,
津里先生のお連れの方の「ハンズフリーオナニー」.
そのヒントは,日本家屋の中にあったのでした.


日本家屋の部屋と部屋との隔たり,引き戸式の扉.
その引き戸と戸口の端,閉まる部分との間に
自分のモノを挿し込んだオナホールをセッティング.
引き戸の逆側の端を手で持ったら準備完了.
そしてそこから引き戸を閉める方向に「ガンガンガンガン!」
オナホールに引き戸を閉めるときの衝撃を加えることで
手から離れた状態からオナホールに対して
加速度を加えることに成功したのです!
この方法,衝撃を加えることによって
「通常の上下運動では得られない不規則な加速度を得ることで
 よりリアルな快感を得られる」とのこと.
・・・それは果たして,なにを以ってリアルなのか?
リアルでもそんなダイナミックな不規則さがあるのでしょうか?


ただし,この方法にも欠点があったのでした.
「家に他の誰かがいる状態で行うことができないんですよ」
うん,そりゃ引き戸をガンガンぶつけてるわけですから
家にいる人が気付かない訳がないですし,
もしも親族がそんなオナニーの情景を目撃したら
緑色の救急車を呼ぶことを検討せざるを得ないでしょうし・・・
まぁ,家に1人きりでいるときの特権ってことでしょうね,このオナニー.
「図書館勤務なので,勤務先のスライド式の本棚でもやってます」
とかそんな補足いりませんから!


しかし,その衝撃をも上回る実体験を披露してくれたのが
性欲の権化こと,我らがテンさん.
今でこそ,そのハンズフリーオナニーの手段として
これまでのテンナイで僕たちに力説していた数々のマシーン
(電マに取り付ける各種アタッチメントやら,上下ピストンするマシーンやら)
を購入・使用することで更なる解脱を達成なされているのですが,
そんなテンさんもかつては,
手を使わずにオナニーする手段の開発に苦心していたのだとか.
そんな中,テンさんが閃いた方法というのが
「扇風機オナホール」!!


方法は簡単.
倒した状態の扇風機の回転中央部分にオナホールを固定.
そのオナホールにおちんちんを突っ込んでスイッチオンすれば
あとはめくるめく快楽の世界!のはず.
「『回転する』という,通常のセックスでは得られない刺激が
 更なる快感を生むんだよ!」とはテンさんの弁.
あれ?でも確かここまでのくだりって
「リアルを追求した結果,辿り付いたオナニー」って話でしたよね?
なんでこの人,いきなり一足飛びで
リアルを超越した快感を得ようとしてるんでしょうか?
やはり,変態の性欲には歯止めが利かないものなのですなぁ.


まぁこのオナニー,結論としては大失敗だったそうです.
「オナホを固定して,そのなかにローションを注入して
 挿入するまではうまくいったんだよ.
 問題は,扇風機のスイッチを入れた後だった.」
『何が起こったんですか?うまく回らなかったとか?』
「いや,ちゃんと回ったよ.
 回ったんだけど,その回転が早過ぎて
 チンコとオナホの摩擦熱がすごいことになって
 チンコが焼けそうになったんだよ!」
このように,そのとき起こった想定外の出来事を話していただきました.
たとえ弱回転だったとしても,風を発生させるほどの回転は
木と木を擦り合わせると発火するくらいの力だったのでしょう.
そんな摩擦熱におちんちんが耐えられるはずもなく,
「あっちぃ!」と感じたテンさんは
即座におちんちんをオナホから抜いたのでした.
「でも,本当の悲劇はこの後だった」
『え,いったい何が起こったんですか!?』


「扇風機はそのまま回り続けてるわけだから,
 オナホールの中に入ってたローションが
 その遠心力で周りにババババッて飛び散っちゃったんだよ!!」


・・・性への探究心というものは,
時に悲劇を生むことがあるのだとか.
少なくとも,この話を聴いた瞬間の僕の腹筋は
痙攣しすぎて危険な状態に陥ってしまったのでした・・・


この日は他にも,テンさんプロデュースによる
「エロインスピレーションを測定する」という企画もやってました.
簡単に言うと,普通の映画からもじった
AVタイトルを当てましょうというルールだったのですが,
回答フリップを渡された瞬間
「・・・こ,これ,大喜利ですよね!?」と
目を輝かせながらテンさんに問いかける
川上監督の姿がとても印象的でした.
みんな,大喜利大好きだなぁ.
この企画も,途中みんなの大喜利やりたさに
ちょくちょく脱線しつつも
非常に楽しい企画だったと思います.


そんなこんなで,凱旋門賞が夜中に控えていたので
ちょっと早めにお開きとなった第13回テンガロンナイト.
これまでテンさんばかりが暴走する状況が目立っていましたが,
今回みたいな討論形式で進めたり,
企画をはさみながら談笑するスタイルも
非常に新鮮で面白かったなぁと感じました.


テンさんは今回,自分のことを
『性のコロンブス』と自称されておりました.
そう,インドへの行き方,たまごの立て方と同じように
オナニーの極め方にだっていろんな方法があるってことですね!
そーゆーの,私,気になります!
数ヵ月後にまた開催予定です!
我々は,新たな変態チャレンジャーを心待ちにしております!