第二回ファック文芸部杯に思うことあれこれ

http://neo.g.hatena.ne.jp/xx-internet/20071111/p1
総じて、第二回ファック文芸部杯に対する非難は「はてな匿名ダイアリー」という公共の場を私物化している事、或いはノンフィクションの境界がフィクションに侵食される事に焦点が置かれているように思う。


だが、フィクションとノンフィクションに本質的な差異など無いという意見には全くの同意であるし、芸の面白さは虚実皮膜、虚構と現実の狭間にこそあるというのは近松門左衛門以来言われて来た事だ。
匿名ダイアリーの私物化を非難する気も毛頭無い。オープンネットに私物も糞もないし、
僕は形而上におけるテロリズムは大いに行われるべきと思う人間である。
水清ければ魚棲まず。
荒らしがあるから2ちゃんは面白い。憎しみは文化を発展させる。


ただ今回の文芸部杯に関して、一つ「残念だなあ」と思ったことがある。


xx-internetさんの趣旨は理解できるのだが、個人的な願望として、
僕は、匿名ダイアリーと言う「場」ではなく、ファック文芸部の人たちをファックしたかった。


格闘技の大会に出ようと思って鍛錬を積んでいたら、ゲリラ戦が始まった感覚なのである。


ファ文杯グループ内での勝負なら、現在優位を誇っているエントリに同じようなテーマの文章をかぶせ、ガチンコで文芸力を勝負し、それに相克しようと更に同じテーマが繰り返されアウフヘーベンされていくというスリルと向上性がある。「狙い撃ち」も可能である。
だが、匿名ダイアリーでは討伐すべき対象が多すぎ、そのような発展が見えない。
打倒する対象がぼやけてしまって、雲の中にマシンガンを乱射しているような心許なさが、最後に霧が晴れて一人残ったとしても虚しさしか生まないのではないかという危惧がある。
霧中に拳を突き出しても、
じじいをファックしてるのか犬をファックしてるのか
じじいが犬にファックされてるのかじじいと犬に両穴フィストファックされてるのか
ひぎぃらめぇとなったら最早一人のサムライとして何をしていいのか解らないでござるよ……。


xx-internetさんは語る。

問題は"我々は何と戦っているのか"
http://neo.g.hatena.ne.jp/xx-internet/20071103/p1

であると。
だが、この文脈では、"いざというとき相手を殺しにかかる漆黒の意志"の「相手」とは、「はてなアカウントを持っている人間」及びはてな全体であると取られても仕方なく、良識のあるはてなユーザーから非難を受けるのはむしろ自然な流れのように思う。
戦国の合戦と地下鉄毒ガステロは違う。


少なくとも、僕はファック文芸部の方たちとガチンコで闘う気まんまんだった。
「下克上」がしたかった。

すべての記事が名前とは切り離されたところで正当なブックマーク数がつくべきだとは考えているでしょうが、記事以外の評価によって、不当に高い、あるいは低い評価のブックマークなんて、欲しくもなんともないのです。読まれている実感としては、ちょっとは欲しいか。
http://neo.g.hatena.ne.jp/extramegane/20071110/1194677466

extrameganeさんはこう語る。だが、これは"持たざる者"の発想ではない。
アクセスを持つ者、余裕のある者の発想であり、
我々、固い椅子で痔瘻と血流ドロ化と腓返りに耐え4時間かけて書いたシェフお薦めの記事が2ブクマ40アクセスという「読まれない」ルサンチマンを抱えた人間にとっては、
134アンテナ登録されているそれだけで
xx-internetさんはきっと白金台に設置された自家用テニスコート
審判台の上からシャム猫のメアリを撫でながら巨乳ブラジル産ゴスロリメイドに
口述筆記させながらブログを更新してるに違いないとか思ってしまい、
益々増すばかりのルサンチマンと2ブクマ(うち1つセルクマ)に、
裸の相手を土俵に引き摺り出して塩を尿道とか爪の間に投げ揉み擦り込み合う機会を心待ちにしていたのだ。


繰り返すが、僕は今回の形式でそのような期待が叶わなかったのが、ただ残念だったという事実を、主催者様に一つの事実として知っておいて欲しいと思う。


まあだからと言って挑戦しないこたぁないし、うんこ風呂の中でうんこ投げ合う戦いだとしたらゴリラみたいにうんこ投げるだけなので沢の鶴でも飲んでうんこして寝よう。