No.26 - お、お父さんっ (孫悟飯より) -

投稿者:イチゴウ




って言いたくなるような人物に出会ってしまった。
そう、それがお父さんカフェのマスター通称お父さんである


ここで彼の生き様を説明しておこう
彼は若りし頃に旅、ひいてはバックパックでの旅にほれ込んでしまったのだ。
そして彼は考えた 「今、私に何かできることはないか・・・」と。
その結果彼が考え出した結晶が何であろう、このお父さんカフェなのである。
そして今や、ここはバックパッカーにとってはベトナムの聖地とも呼べる存在になったのである。






ここの長所を挙げると、
何よりも安い!!
ニャチャンというビーチリゾートで泊まるのにこの安さはありえない!
そして、ここお父さんカフェには一階に、これまたお父さんが経営する食堂があるのだ
そして、そこでは何と日本食が食える!





はい今、「ええー、日本食かよ!海外に行ってまで食うんじゃねぇよ〜」
と思ったあなた、まだまだあなたはこれでもか、これでもかというような死ぬほどの旅はしていないですね
バッグ一つで旅に出て、頼れるには己だけというように、何カ国も回っていると、どうしても
日本食が食べたい!
 あのしょっぱい焼き魚や味噌汁が飲みたい!!」
と、思ってしまうんです。




そこに登場するのがこのお父さんカフェですよ
もう分かりますね?
まさに救世主ですよ
しかも、日本人が作りますからね、うまいんですよ
その辺のレストランではメニューに日本食はあってもやっぱりどこか違いますから









というようなトコロです。



ここにたどり着いたとき、
おれらはかなりの山場であった二日目のランを終え、かなりやられていた
しかし、まさにオアシスに見えたね、ここは
おれは思ったよ、お、お父さん
てね







で、おれらは当然一番安い最上階のゲストハウスに泊まった
部屋に着き、荷物を置いてそのまま二人でテラスへ・・
夜を迎えようとしているニャチャンを見て二人で一言、



よっしゃーー!




まさに山を越えた二人の感想だった







            



遠くにおれらが越えてきたであろう山が見えた
かなり踏ん張った二日目のラン・・・でもその苦しさ以上の充実感があった
まぁ3回くらい普通に死ぬかと思ったけどね★





それから、ベッドで一通り荷物の整理などをしてから
腹が減ったと二人は街に繰り出した






そして帰ってきて、
塩辛、アジの干物で一時の祝杯を挙げたのだった