オンライン/出張レコードショップ「Sunrain Records - サンレインレコーズ」のスタッフ日記です。
オフィシャルサイトはSunrain Records - www.sunrain-records.comをご覧ください。
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1月があっという間に過ぎてしまいました。このスピードで1年が過ぎられたら、なんにもしないうちに来年になってしまう!と少々焦っております。
1月のチャート、純然たるニューリリース/新入荷作品は『惑星のかぞえかた EP』と、『永田一直の世界 DJ MIXシリーズ Vol.13』。正確には『惑星のかぞえかた EP』は去年9月に完成していたそうなのですが、完全手作りにつき、納品までにやや時間がかかってしまったのでした(現在も売り切れ、再オーダー中です。お待ちください)。南池袋ミュージックオルグの宮崎君から「ゆーきゃん、絶対好きですよ!」と言われて、はじめて共演させていただいたのですが、しずかに発光しているような静謐な空気に、これはサンレインで紹介しなくちゃ、とすぐに思わされました。
永田さんの新作はいまさら説明不要の、すばらしい和モノMIX。これでvol.13まで出ていますが、どれもすばらしいです。MIXを聴く習慣のないかたにも、この「歌とグル―ヴと人情」の世界にはいちど触れてみていただきたいなあと。
再入荷があったのは「シャムキャッツ / BGM」、「土井玄臣 / それでも春を待っている」、そして「nezishiki / Une bande demi-morte」の3作品。シャムキャッツの『BGM』はとくに久しぶりの入荷でしたが、欠品中も問い合わせがたくさんあっただけに、入荷後から現在までコンスタントに売れ続けています。脱力感もいい絵も満載の良作です。
nezishikiの『une bande demi-morte』はフランスのレーベルからの逆輸入盤。退廃的な感じも漂わせつつ、神経質な痙攣サウンドが畳みかけるようにやってくるのが面白い。最近のサンレインのやわらかな流れのなかで、こういう作品に出合うとハッとさせられます。
今月も面白い作品がたくさん入荷しますよ!最近、各地で「サンレインのサイトを見てたら、ほしいものが多すぎて、お金がいくらあっても足りない気がしてくる」と言っていただけることがしばしばありあます。嬉しい限りですが、手加減はしません(笑)。ひきつづきどうぞお楽しみに。では、以下、チャートです。
1.福原希己江 / おいしいうた
http://www.sunrain-records.com/catalog-3543.html
羽田出身のSSW・福原希己江による全国流通盤。鳥獣虫魚からの『のろのらのらねこ』、自主制作『笑門来福』という2枚のCDRを経てリリース。天稟としか言いようのない、深み、しなやかさ、強さを湛えた声と、ときにしっとりと、ときにユーモアを交えて表情豊かな織り上げられた歌の世界は、掛け値なしで素晴らしい。特典は、ゆーきゃんによる福原さんへのメールインタビュー「ゆーきゃんからのてがみ」リーフレット。
2.シャムキャッツ / BGM
http://www.sunrain-records.com/catalog-3226.html
シャムキャッツ、これまでライブ会場のみで販売していた2009年作のDVDが久々の再入荷。「なんでもないところで演奏したい」という衝動を引きずりながら場所を探し、ついに荒川の河川敷での演奏が実現するまでを追った脱力ドキュメンタリー。マジックアワーに奏でられるシャムキャッツは素敵としか言いようがない!!同年11月8日、乍東十四雄とのスプリット・ツアーで訪れた名古屋鶴舞K.Dハポンでのライブ映像も収録。監督、エリザベス宮地。
http://www.sunrain-records.com/catalog-3527.html
麓健一、待望のセカンドアルバムが到着!!スッパマイクロパンチョップ、T.T.端子、ホソマリとのバンド編成で、中村宗一郎氏をエンジニアに迎えた、初のスタジオレコーディング・テイクが6曲。書き下ろしの自宅録音が5曲。mmm、oono yuuki、高田正子(にせんねんもんだい)、フジワラサトシといった親しい仲間たちの協力も得て作られたセカンドアルバムは、グル―ヴやアンサンブルの奥行きが増した分だけ、かえって前作よりさらなる混沌と諧謔(自虐すれすれのユーモア)、そしてむきだしの肉体と感受性によるストラグルの軌跡が浮かび上がる、いびつ、かつ愚直な大作だといえます。
ほんとうのことを言うと、できるだけ聴き流さないで、しずかに受け止められる時間にだけ聴きたい。人のたくさんいる場所ではなくて、ひとりの時間に、ひとりの耳で、聴きたい。そんな逸品です。
4.YeYe / 朝を開けだして、夜を閉じるまで
http://www.sunrain-records.com/catalog-3537.html
京都を拠点に活動するフィメール・ソロアーティストによるデビュー盤。シンガーソングライター、そして作品中すべての楽器をじぶんで演奏するマルチプレイヤーでもあるYeYe。クボタマサヒコ(BEAT CRUSADERS、kuh)氏の主宰するCAPTAIN HAUSからのリリースだったり、後藤正文(ASIAN KUNG-FU GENERATION)氏のソロ作品に参加したりと、各所で話題の彼女ですが、この、満を持してのデビュー作はその魅力がたっぷり詰まっているのに、まだまだ引き出しがありそうな末恐ろしさも垣間見せる、絶妙としか言いようのない8曲入り。透明度の高い声がキラキラしたサウンドに乗っかり、頭の上に広がってゆくこの感じは、誰もが好きにならざるを得ませんね。日本語詞なのにどういうわけか洋楽の匂いがしてくるのも、かのフリッパーズ・ギターさえ彷彿とさせます。大器でしょう。うん。
5.土井玄臣 / それでも春を待っている
http://www.sunrain-records.com/catalog-3522.html
大阪在住のSSWによる新作が、これレコードからリリース!!アコースティックギター、ピアノ、そして柔らかな電子音たちによる白昼夢にも似た皮膜につつまれたサウンド。紡がれる歌詞の淡い情感をそのまま声に変える、リリカルな歌。この7曲入りのCDRのささやかなたたずまいに隠された闇と光の奥行きは、何度も聴き返しても計り知れないものがあります。
同じこれレコードの洞やbavaroisはもちろん、麓健一、oono yuukiら東京のSSWたちとも呼応する感受性。こういう作品と出会えるのが嬉しいです!
http://www.sunrain-records.com/catalog-3559.html
アコースティック・デュオ「惑星のかぞえかた」のファースト・デモ。石坂智子/宮里啓吾のふたりによるデュオ、現在は南池袋ミュージックオルグや八丁堀七針を中心に活動しているようです。ライブの本数もそれほど多くなく、まだ知る人ぞ知る、といった彼らですが、このファースト・デモはお見事!ゑでぃまぁこんやmuffinにも似た、たおやかで滋味あふれる歌声を、アコースティックギター、ささやかなピアノや音響がそっと取り巻きます。すこしトラッドな匂いのするコード進行等は、Sandy DennyやJudee SillといったSSWを彷彿させたりも。素朴な手触りのなかに都会的なスマートさがごくほんのりと醸し出されているのも◎。
7.永田一直 / 永田一直の世界 DJ MIXシリーズ Vol.13 〜和ラダイスガラージ篇〜
http://www.sunrain-records.com/catalog-3569.html
夢のような恋なんてお互いもうできない。歳を重ね、大人になっていた二人。回想が始まる。「優しい言葉で借りを増やさないで」と言い残しホテルの部屋を出る男。夜の高速道路から見える都会の灯り。高速から青山通りへ。心と別の私生活とは?ズベ公からアンニュイへ。時代も変われば女も変わる。時刻は25時。深い夜への入り口。都会のはずが、中近東辺りの紫色の地平線が脳裏に浮かんだ。大都会の朝。国民的大物俳優が歌う、この上ない現代的で都会的な和製ソフトロック。ビルに反射する朝日が眩しい。バブル前夜の東京原宿。化粧品のCMソングですら先鋭的。早過ぎたクラブシーン。一方、同じ化粧品のCMソングでも、70年代はギラギラしていて当たり前。新旧ドメスティック化粧品ディスコ繋ぎ!海外旅行がまだ高かった時代。なんのあても無く空港で行き先を決める不倫カップル。南緯17°タヒチの太陽と波と風にはしゃぐ、ズベ公上がり。80年代の華やかな一コマ。だが、若かった二人には茅ヶ崎の海がお似合いだ。車の中で朝になったら風邪をひいてた事を思い出した。夏でも服は着てしたほうがいい。フェードインするフェイザーまみれのコーラスに誘われ、湘南から未来宇宙空間へ。ディスコサウンドに乗って展開される、清く正しい男女二人組によるコーラスワーク、正義の音とも言える清々しいアナログシンセのソロ。カットインされる超実力派ドラマーのフィルインから始まる、和製エレクトロ絵巻!原宿歩行者天国からニューヨークへ。リズムトラックをデジタルドラムに差し替えただけの当時物のセルフリミックスバージョンに若い血がたぎる。自分の親は60〜70年代に新宿で飲み屋をやっていたんです。その時の常連さんで大部屋俳優の方がいて、赤ん坊の頃の自分をあやしてくれてたそうです。その方が晩年に出されていたレコードが檄エレクトロ!!ダンス!コント!ダンス!コント!口が長いゴムで打撃を受けるユートピア!ノンストップミックスのはずがストップ!?直後、畳み掛けるビート歌謡で、完全に夜のヒットスタジオ状態!!華やかなステージから一転、都会(まち)を離脱した人々へのレクイエムが流れる。この歌の舞台は70年代だが、2011年以降こんなに染み入る歌になるとは。夕方の路地裏、ボロボロになった服を着て顔を腫らした不良少年とすれ違った。「青春なんて言葉には、不様だけがよく似合う」夕日が暮れ、都会にまた夜が来る。
http://www.sunrain-records.com/catalog-3453.html
ゆーきゃん、4年ぶりの流通盤、ソロアルバムとしては実に7年ぶり。高橋健太郎さんの家が取り壊しになる数日前に録音され、ひっそりと眠っていた音源に、田代貴之(bass)、エマーソン北村(key)、見汐麻衣(cho)、そして高橋さんご本人(guitar,etc...)と、ゲストプレイヤーの見事な力添えを得て出来上がった5曲に、ホーム・京都UrBANGUILDでのライブを収録した全6曲入り。アートワークは京都在住の画家・足田メロウ氏。かねてから親交のあるトラックメーカー・FRAGMENT主宰の術ノ穴よりりリースです。
9.nezishiki / Une bande demi-morte
http://www.sunrain-records.com/catalog-3528.html
福岡のバンドがフランスのレーベルよりリリースしたアルバムが、逆輸入にて入荷。レーベルサイトでもフランス語で「つげ義春の子供たち!!」と書かれていて、なんだかテンションが上がってしまいますが、サウンドはゴリゴリのNEW〜NO WAVE。TELEVISONやJOY DIVISION直系の、硬質で神経質で、かつ耽美さ滲む、18曲の波状攻撃。どの曲もモノトーンなニュアンスで一つの筋が通ってはいても、それぞれの楽曲はアイディア豊富で飽きることなく、ただただ驚いたり圧倒されたりしながら、あっという間に終わってしまいます!
10.よしむらひらく / 2011
http://www.sunrain-records.com/catalog-3523.html
SSWよしむらひらくの新作CDR。象徴的なタイトル、震災後に生まれた5編の独白。ドラムに岸田佳也、ピアノとコーラスにアラカキヒロコを迎えた他はすべて一人で手掛けた、とてもパーソナルでストイックなCDR作品。定評あるソングライティングのセンスも今回はとくにエモーショナル、無駄のないアレンジも素晴らしく、でも最後はやっぱりこの「声」の力だな、と。
次点.dOPPO / 遠雷
http://www.sunrain-records.com/catalog-3447.html
dOPPOの5曲入りEP。Discharming man 蛯名さんの主宰する5Bレコードからリリースされた前作『毒ヘビはいそがない』は高円寺時代のサンレイン・ベストセラーの一枚でした。その後の作品を待っていた方も多いのではないでしょうか。メンバーチェンジや移住などを経て、じつに4年ぶりとなる5曲入りEPがようやく到着。レコーディングはTEASI、GO FISHなどを手掛けた稲田誠さん(棚レコード)。一発録音を基調にしたアナログレコーディングが、メロディライン、歌詞、声、そして演奏の独特な空気感など、dOPPOのオリジナリティを見事に浮き出させています。ゲストミュージシャンにはClimb The Mindでギターボーカルを担当する山内さんがピアノで参加。ジャケは橋本くん本人による切り絵です。
2011年に、もっとも売れた20作品を掲載します。
INDIES ISSUEの1月号にも寄稿しているのですが、諸事情によりMIXは割愛していますので、こちらが本物ということで。
1 福原希己江 / のろのらのらねこ(鳥獣虫魚)
2 WATER WATER CAMEL / 分室(Gondwana Label)
3 森ゆに / 夜をくぐる(PERFECT MUSIC)
5 Alfred Beach Sandal / One Day Calypso(鳥獣虫魚)
6 鳴海徹朗 / 美しい叫び(nor thmall lab)
7 根本敬 / 愛駅(BLACK SMOKER)
8 SARUDOG FROM MU-STARS / SF!SERIES! vol.2 (カクバリズム)
7 シャムキャッツ / BGM(自主制作)
8 シグナレス / NO SIGNAL(felicity)
9 BING / HOMENAJE A LA MUSICA COLOMBIANA(HE!XION TAPES)
9 Jesus Fever / Dozens Of Great Views(GREEN RECORD)
10 ZINE / STORY WRITER vol.6(STORY WRITER)
11 王舟 / Thalland(鳥獣虫魚)
12 王舟 / 賛成(鳥獣虫魚)
12 シラオカ / シラオカ(自主制作)
14 洞 / まぼろし(これレコード)
16 ゑでぃまぁこん / 魚小屋にて喉ならす(PONG-KONG RECORDS)
18 永田一直 / 永田一直の和製レガエとダブ(HONCHO SOUND)
19 yumbo / これが現実だ(7e.p.)
20 Shhhhh / Sol de Medianoche (BLACK SMOKER)
2011年に起こったことが、音楽の世界―とくにサンレインで扱っているような音楽シーンに―どのような影響を及ぼしたのか、まだはっきりと見えてきてはいない、というのがぼくの本音です。
「2011.3.11以降」というキーワードが、たとえば表現の場そのもの、そして創作する側のマインドにある種の問題を投げかけたとして、その「?」の度合いは、いまのところ作り手、聴き手、それぞれの住む土地によって、そして個々人の意識のありかたによってまちまちだといえるでしょう。
6月11日高円寺デモでのRUMIさんのフリースタイルも、8月15日大友さんや遠藤さんや和合亮一さんが呼びかけて実現した「FUKUSHIMA!」も、FLYING DUTCHMANの「humanERROR」も、七尾旅人さんの「圏内の歌」も、そしてそんなふうに目に見える「かたち」を持たないままモヤモヤを背負って生まれたり消えたりした無数の表現たちが、あの日以降を変えてゆく希望へつながるものなのか―まだまだ予断を許さないいまの日本を取り巻く状況や政情を見るにつけ、安易に"It's gonna be alright"とは言えないと思わざるを得ません。
ただ、それでも、全国から集まってくる作品を全国に向けて発送する、そんな日々の中で感じるさせられるのは、たとえ音楽が「力」を持っていても、持たなかったとしても、ひとは奏でられずにいられないということ、そして、生きてゆくひとは「音楽」を必要とする、ということです。
震災以降ぱたっと止んでしまった、東北地方からのオーダーが、翌月になりそのまた翌月になり、やがて季節が変わるにつれ、すこしづつ戻ってきました。いまでは仙台市の若林区からも、いわきからも、ときには気仙沼や女川からも、注文をいただきます。
サンレインで扱われている作品のほとんどは、たとえばセールスという観点からも、たとえば大仰に理想や夢を語る文脈からも、遠くかけ離れています。原発に反対するミュージシャンの作品はたくさん入荷しますが、それでも、彼らの音楽がそのまま「脱/反原発」を謳っているかといわれると、そうでもない。
それよりも重要なのは、とりとめのない歌も、難解なインストゥルメンタルも、ビートとサウンドを紡いで作られるMIXCDも―つまりはどんな「音楽」でも、いつしか人はそれを聴きたいと思うのだということ、どんな世界になっても音楽がひとのこころを揺さぶることにはきっと変わりがないだろう、ということです。
声高らかに歌われるメッセージには、たしかに力があります。ぼくはいまでも、YOUTUBEに上がっている9月11日新宿アルタ前でのいとうせいこう×DUB MASTER Xのパフォーマンスの映像を好んでよく見るのですが、あの「廃炉のあとを花で埋めよう」ということばの美しさにはいつも涙がにじんで仕方ありません。年末の仙台で観たタテタカコさん(5月から毎月、仙台公演をつづけていらっしゃったそうです)のライブは本当に素晴らしく、まっすぐにただ放たれる彼女のことばの真摯さや優しさが、ひとびとをどれだけ勇気づけたのかを思うにつけ、鳥肌が引きませんでした。
ただ、それと同時に、ことばや音楽が持っている可能性やポテンシャルとは、けっしてそんな風にストレートで、スケールの大きなものだけではないことを、今年ほど強く感じた一年はなかった―それが、2011年のぼくがあらためて見つけた、大切なことだったのも、確かなのです。
2012年はどうなるのか―じつは、それについてはちっともわかりません(ごめんなさい。昨日ツイッターで「今年の展望まで書きたい」とつぶやきましたが、そんなことハナから無理でした)。上記の文章も、どちらかというとぼく個人の感慨で、総括ではありませんね…
ただ、こじつけを承知で書くと―
・青森県黒石市のシンガーソングライター鳴海徹朗君の、弘前のレーベルno thmall labからリリースしたCD-Rが、京都のシンガーソングライター長谷川健一さんがサンレインに紹介してくれて、結果2011年のチャート6位に輝いた
・長野を中心に活動するグループ・洞のセカンドアルバムが入荷するたびに即完を繰り返し、彼らの主宰するレーベルこれレコードの作品はリリースされるたび話題となった(サンレインだけではなくて、JETSET京都の実店舗でも大きな反響があったそうです)
・山梨在住のWATER WATER CAMELが、高知とのつながりを育ててゆく中で、モロコやoono yuukiといった高知出身のアーティストの作品を買ってくれたひとが、やがてWATER WATER CAMELにたどり着く、ということが多くあった(さらには、エンジニアのつながりなどで森ゆにのアルバムまで至るケースも)
チャートの中だけでも、昨年はこういう「地方」と「地方」がサンレイン経由で結びつく兆しがあちこちに見てとれました。2012年がどういう年になるか、というより、どういう年にしたいかという答えに近いですが、もっと耳を澄まし、眼を凝らし、もっと自信をもって「オススメです!」と胸を張って、「地方」と共鳴してゆくつもりです。あとは、ぼく自身がSSWなので、どうしてもSSWものやうたものが強くなってしまうのですが、それいがいの作品も届くべきひとに届くよう、いろいろ工夫して行けたらいいなあ。
なにはともあれ、まずは若干溜まり気味の委託希望CDRから聴きはじめなきゃ!今年もがんばります。どうぞよろしくおねがいします。
すっかり遅くなってしまいましたが、あけましておめでとうございます。
個人的にスケジュールを詰め込み過ぎて、新年になんてならないんじゃないだろうかとさえ思わされる年の瀬でした。
でも、冗談ばかりではなく、ほんとうに2012年が来てよかったです。もちろん、去年に起こったことたちには、まだまだ解決から程遠かったり、気を許してはいけなかったりするものばかりが宇山のように積まれているのですが…
とにかく、世界が終るかも、と思ったあの3月から9カ月を経て、まだ生きて、音楽を奏でたり聴いたりしていられることは、おおげさではなく奇跡のようにも感じられます。みなさん、今年はきっとよい年に、こんどこそ「希望」が空疎なお題目ではなくて、ほんとうに未来に向かってゆくような一年に、しましょう。
さて、まずは先月のチャートをまとめてみます。
シンガーソングライターものが非常に強い月でした。麓健一、土井玄臣の二人の新作は、初入荷から1週間ほどで完売。土井さんのCDRはご本人による手作りのため、再入荷までもう少し時間がかかりそうです。どうぞお待ちください。
嬉しかったのは、bedの7インチがじわじわと出ていること。すこしシーンがずれたサンレインのようなお店で、しかも違った文脈の作品と一緒に彼らの作品が買われているのを見るたび、画面の前で小躍りしています。
次点以下も、新譜・旧譜織り交ぜていろんな人がいろんなものを探し出してくれた12月。管理人はツアーの合間を縫って、発送の鬼みたいになっていましたが、その甲斐あった月でした!
http://www.sunrain-records.com/catalog-3527.html
麓健一、待望のセカンドアルバム。スッパマイクロパンチョップ、T.T.端子、ホソマリとのバンド編成で、中村宗一郎氏をエンジニアに迎えた、初のスタジオレコーディング・テイクが6曲。書き下ろしの自宅録音が5曲。mmm、oono yuuki、高田正子(にせんねんもんだい)、フジワラサトシといった親しい仲間たちの協力も得て作られたセカンドアルバムは、グル―ヴやアンサンブルの奥行きが増した分だけ、かえって前作よりさらなる混沌と諧謔(自虐すれすれのユーモア)、そしてむきだしの肉体と感受性によるストラグルの軌跡が浮かび上がる、いびつ、かつ愚直な大作だといえます。
ほんとうのことを言うと、できるだけ聴き流さないで、しずかに受け止められる時間にだけ聴きたい。人のたくさんいる場所ではなくて、ひとりの時間に、ひとりの耳で、聴きたい。そんな逸品です。
http://www.sunrain-records.com/catalog-3453.html
ゆーきゃん、ソロアルバムとしては実に7年ぶりの3枚目。高橋健太郎さんの家が取り壊しになる数日前に録音され、ひっそりと眠っていた音源に、田代貴之(bass)、エマーソン北村(key)、見汐麻衣(cho)、そして高橋さんご本人(guitar,etc...)と、ゲストプレイヤーの見事な力添えを得て出来上がった5曲に、ホーム・京都UrBANGUILDでのライブを収録した全6曲入り。アートワークは京都在住の画家・足田メロウ氏。かねてから親交のあるトラックメーカー・FRAGMENT主宰の術ノ穴よりりリースです。
3.よしむらひらく / 2011
SSWよしむらひらくの新作CDRが入荷しました。象徴的なタイトル、震災後に生まれた5編の独白。ドラムに岸田佳也、ピアノとコーラスにアラカキヒロコを迎えた他はすべて一人で手掛けた、とてもパーソナルでストイックなCDR作品。定評あるソングライティングのセンスも今回はとくにエモーショナル、無駄のないアレンジも素晴らしく、でも最後はやっぱりこの「声」の力だな、と。
4.土井玄臣 / それでも春を待っている
http://www.sunrain-records.com/catalog-3522.html
大阪在住のSSWによる新作が、これレコードからリリース。アコースティックギター、ピアノ、そして柔らかな電子音たちによる白昼夢にも似た皮膜につつまれたサウンド。紡がれる歌詞の淡い情感をそのまま声に変える、リリカルな歌。この7曲入りのCDRのささやかなたたずまいに隠された闇と光の奥行きは、何度も聴き返しても計り知れないものがあります。
同じこれレコードの洞やbavaroisはもちろん、麓健一、oono yuukiら東京のSSWたちとも呼応する感受性。こういう作品と出会えるのが嬉しいです!
*現在入荷待ちです!アーティスト自身による手作り作品ですので、どうぞもうしばらくお待ちください。
5.白波多カミン / ランドセルカバーのゆくえ
http://www.sunrain-records.com/catalog-3515.html
京都在住、職業は巫女という異色のSSWによるデビュー作がギューンカセットから。マイナーコードを基調にしたポップなメロディと、オーソドックスなアレンジ(グランジ以降のメロディアスな、それ)は、90年〜2000年代前半の海外SSWものを彷彿とさせる(そういえば、ジャケットもあの頃のインディ・レーベル風味です)のですが、その上を突き刺さるように飛んでくる日本語の歌詞は、ひとりの女性が内面に踏み込んで、美しい部分も醜い部分もぜんぶ掘り起こそうとした私小説のようで、なんともやるせなく、それゆえにこその強い引力を持っています。レーベルオナーのスハラさん(bass)をはじめ、ズンダスまさを(drums/ちんぷんかんぷん)、岡本千明(violin/ex夢中夢)、タジマアヤ(piano/ノイズわかめ)という布陣の演奏も絶妙なバランス。なにかが始まる予感に満ちた一枚です。
6.YeYe / 朝を開けだして、夜を閉じるまで
http://www.sunrain-records.com/catalog-3537.html
シンガーソングライター、そして作品中すべての楽器をじぶんで演奏するマルチプレイヤーでもあるYeYe。クボタマサヒコ(BEAT CRUSADERS、kuh)氏の主宰するCAPTAIN HAUSからのリリースだったり、後藤正文(ASIAN KUNG-FU GENERATION)氏のソロ作品に参加したりと、各所で話題の彼女ですが、この、満を持してのデビュー作はその魅力がたっぷり詰まっているのに、まだまだ引き出しがありそうな末恐ろしさも垣間見せる、絶妙としか言いようのない8曲入り。透明度の高い声がキラキラしたサウンドに乗っかり、頭の上に広がってゆくこの感じは、誰もが好きにならざるを得ませんね。日本語詞なのにどういうわけか洋楽の匂いがしてくるのも、かのフリッパーズ・ギターさえ彷彿とさせます。大器でしょう。うん。
7.ゑでぃまぁこん / 残光の蟲
http://www.sunrain-records.com/catalog-3480.html
姫路発・国内アシッドフォークの最高峰=ゑでぃまぁこんからスタジオ録音盤の新作が到着です。2011年8月から9月にかけて録音された珠玉の4曲。ゑでぃさんとまぁこんさん2人での曲から、楯川・元山・朝倉という鉄壁の布陣で録音された曲まで、あっという間ながら実に濃密な時間。この人たちほどに、音楽そのものを「うたわせる」ことが出来るグループはそうそういないだろうと思います。人気のライブ盤『魚小屋にて喉ならす』と併せてお楽しみください。
8.bed / still dawn EP
http://www.sunrain-records.com/catalog-3525.html
京都を拠点に、いまや全国区で中毒者を多数生みだしつつあるインディロク4人組bedの最新作。STIFFSLACKからの7インチ・アナログとなります。2人のソングライター・ボーカリスト・ギタリストを擁する彼らの強みは、なによりその楽曲の多様さにあると思います。USインディ〜エモ〜ポストハードコアのエッセンスが丁寧に込められつつも、渋い曲は心を深いところで波立たせるように、ポップな曲はジャンルや文脈を越えてたくさんのひとに届くように、見事な幅広さと説得力を備えての仕上がりになっているのは、気心の知れたメンバーたちが、あくまで自分たちのペースで&バンドの向かう先を見据えての、妥協ない創作の成果でしょう。
また、それぞれの個性を生かしたアンサンブルも、見え隠れする録り音に対するこだわりも、そして内省と枯淡とエモーションを絶妙なバランスで鳴らす日本語詞の味わいと遊び心も、安心して彼らの世界に身をゆだねることが出来る程に確立された、これぞ"bed"な一枚。MP3ダウンロードクーポン付きで、アナログプレイヤーのない人にも安心。限定500枚、ナンバリング入りというのも心をくすぐります。
9.minamitetsu / 詩人・南哲の最期
http://www.sunrain-records.com/catalog-3524.html
よしむらひらくも在籍する東京のトリオによる1st DEMOが入荷。よしむら君の他は、宮原琴音(Bass&Vox)、金川卓矢(Drums)という3人によって結成されている、ということ以外はほとんど情報のないバンドですが、曲の完成度は非常に高いです。よしむら氏のソロ作に比してロック色が強く、ささくれ立った音質も、ダメダメな感じの(これ、褒めことばですよ!)歌詞も、いろんな要素がよくマッチしていて◎。あまりライブもしないバンドのようですが、機会があればぜひ観てみたいです!
10.長谷川健一 / 20100516 live at UrBANGUILD
http://www.sunrain-records.com/catalog-3479.html
長谷川健一・これまでライブ会場限定だった2枚組CDR。タイトルの通り、2010年5月16日、京都UrBANGUILDでのワンマンライブからセレクトした18曲。比較的新しい曲〜定番曲が中心のDISC1、昔の曲やワンマンならではの曲が多めのDISC2と、なんとも豪華な2枚組。UrBANGUILD特有の音響は、ハセケンの歌と呼応してまるで聖堂のように聴こえてきます。事情によりこれまでライブ会場でしか販売されていなかった作品、満を持してサンレインでも取り扱い開始です!!
http://www.sunrain-records.com/catalog-3509.html
ファーストアルバムリリース後、『渚』『サマーハイ』と、二枚のシングルを出すごとに着実な躍進を遂げてきた感のあるシャムキャッツ、満を持してのセカンドアルバムが到着しました。
イマジネーションとユーモアに満ちた日本語詞、音楽的な冒険と引き出しの多さ(ボーカル夏目君はインストのレゲエ・バンドもやっているのだそうです)、バンドとしての一体感、いろんなところから20代らしからぬ渋さ⇔やんちゃさを聴きとることが出来る、キャッチーにして味わい深い快作。2011年のトーキョーがここで鳴っています。
さて、先月のおさらいをしたところで、明日は2011年を振り返ってみようかと。久しぶりにブログの連投予告。これでサボれなくなりました…お楽しみに!
また遅れてしまいましたが、今月前半のチャートです。
長谷川健一のライブ盤、Daniel KwonのCD-R、Danro、ゑでぃまぁこんの新作が初チャートイン。どれも歌の力を感じられる傑作ばかりです。
なかでも、Danielさんは、あまりに素晴らしかったので、思わず年末に京都で企画しているイベントに誘ってしまった(彼は東京・西荻窪在住です)ほど。収録曲ではありませんが、YOUTUBEにはライブ映像もたくさん上がっています。
これは七針での演奏。
あと、いまさら言うまでもない気もしますが、ゑでぃまぁこんの『残光の虫』は、国内のインディうたもの好きはぜったいに抑えておいたほうがいいです。この人たちの、派手さはないけれど、まるで霧が体の外側から中にしみ込んでくるように音を"聴かせる"る魅力
は、ちょっと他に類を見ないと思っているのです。
1.福原希己江 / のろのらのらねこ
http://www.sunrain-records.com/catalog-2885.html
2010年春、七針にて、店主であり鳥獣虫魚のオーナでもある林谷氏と、SSW王舟によって録音された音源(1ビットレコーダーでの一発録りだそうです)さらにマスタリングを王舟がほどこし、完成されたというこの作品、とにかく名演!シンプルなギター弾き語りが実にすがすがしく、まぶしく、自然と涙がこぼれそうになります。この清冽さは金延幸子さんや浜田真理子さんの歌にも通じるはず(この音源はもうちょっと親密で、ひっそりとした感じがしますが、それがまたよい!)。七針に行けばこの人の歌をライブで聴けるのだ…と思うと、すこし東京のひとが羨ましいです(笑)。
2.長谷川健一 / 20100516 live at UrBANGUILD
http://www.sunrain-records.com/catalog-3479.html
タイトルの通り、2010年5月16日、京都UrBANGUILDでのワンマンライブからセレクトした18曲。比較的新しい曲〜定番曲が中心のDISC1、昔の曲やワンマンならではの曲が多めのDISC2と、なんとも豪華な2枚組。UrBANGUILD特有の音響は、ハセケンの歌と呼応してまるで聖堂のように聴こえてきます。事情によりこれまでライブ会場でしか販売されていなかった作品、満を持してサンレインでも取り扱い開始です!!
3.埋火 / ジオラマ
http://www.sunrain-records.com/catalog-3438.html
埋火、待望のセカンド。静けさと微熱の中で揺らぐ歌と音像たち、いつまでもそばに置いておきたくなる大傑作です。 推薦コメントにぼく自身も寄稿していますので、それ以上のレビューは控えさせていただきます。が、名盤「わたしのふね」からさらに飛躍を遂げた一枚は、きっと長く愛される一枚になること間違いありません。すべての「うたもの」ファンに、ぜひ聴いていただきたく思います!
http://www.sunrain-records.com/catalog-3453.html
4年ぶりの流通盤、ソロアルバムとしては実に7年ぶりの作品。高橋健太郎さんの家が取り壊しになる数日前に録音され、ひっそりと眠っていた音源に、田代貴之(bass)、エマーソン北村(key)、見汐麻衣(cho)、そして高橋さんご本人(guitar,etc...)と、ゲストプレイヤーの見事な力添えを得て出来上がった5曲に、ホーム・京都UrBANGUILDでのライブを収録した全6曲入り。アートワークは京都在住の画家・足田メロウ氏。かねてから親交のあるトラックメーカー・FRAGMENT主宰の術ノ穴よりりリースです。
5.Daniel Kwon / Don't Look Now
http://www.sunrain-records.com/catalog-3498.html
東京在住・韓国系アメリカ人SSWによる自主制作盤が入荷。ペンシルヴァニア〜石巻〜西荻窪とじつに多様な場所で、4トラックのカセットMTRをつかって録音されたというこの作品。なめらかで端正なボーカルと、やさしくてポップなメロディは、カート・べッチャーやエミット・ローズといったソフトロックの偉人たちを彷彿させるのですが、捻じれたコードワークや不思議な響きのコーラス、突如として挟まれる奇妙な展開などの随所に挟まれる突飛でユーモラスな仕掛けは、ただものじゃない感じをビシビシ伝えてきます。Lampや王舟、ceroのメンバーとの交流も深いとのこと、深く頷かされる作品。素晴らしい。
6.danro / Demo
http://www.sunrain-records.com/catalog-3497.html
ミワサチコ+drgn(dj drgn、exミー愛さしみ)によるデュオ"danro"の自主制作デモが入荷。ざくざくしたエレキギターと男気あふれるドラム、2つの楽器から繰り出されるのは、90年代以降のUSオルタナティヴ/インディの美味しいところをぎゅっと凝縮したようなラウドななサウンド。ちょっと屈折したコード感が癖になります。その上を透明で伸びのある女声ボーカルが飛んで行く、その声はセクシュアリティ(コケティッシュだとか、セクシーだとかいう形容)を越えたところにある「声」そのものの魅力をダイレクト伝えていて、ノイジーなギターや激しいドラミングとの相性もばっちり。このバンドのコンセプトは「ポテンシャル・ハードコア・ユニット」というらしいのですが、たしかにここを通じて何処へでも行ける、(リスナーとしても)可能性に満ちた音源だと思います!
7.ジョセフ・アルフ・ポルカ / 空からやってきた緑の三本指
http://www.sunrain-records.com/catalog-3448.html
これは良いバンドに出会いました!最近のUSインディ・バンドっぽいアプローチもありつつ、名コンピ『7586』などに抽出された名古屋アンダーグラウンドの空気を自然とまとっていたり、aotoao(主宰はasunaさん)周辺の脱力かつ鋭角なトイ・ポップにも共通する匂いを感じたり…
この幅の広い音楽性と、自分たちの遊びをエンターテイメントに変えるポップさは、サンレインでもお馴染みのceroやシャムキャッツ、とんちレコードやこれレコードのバンド達といった、今が旬の東京シーンとも確実に呼応しているのではないでしょうか。名古屋のみならずいろんな場所でライブをされているので、もうご存知の方もいらっしゃると思うのですが、今後も要注目のバンドですね。
8.王舟 / Thailand
http://www.sunrain-records.com/catalog-2947.html
KIP HANRAHAN、Jim O'Rourke、青柳拓次といった音楽家たちにも連なる、アメリカーナ的な、乾いた祝祭の空気。mmmのフルート、フジワラサトシのギター、oono yuukiのトランペットなど、ホームグラウンドである八丁堀・七針で出会った音楽仲間たちが"王舟"というメロディを増幅させ、インスト曲においても、もちろんボーカル曲においても、瑞々しさと大きなスケールを同時にあたえながら「うた」を鳴り響かせています。これはひとりのSSWの作品であると共に、素晴らしい人選で完璧なまでに編み上げられたプロジェクト・ワークであるとも言えるでしょう。4曲入り525円のCDR作品ですが、何度リピートして聴いても一向に飽きが来ません
9.ゑでぃまぁこん / 残光の蟲
http://www.sunrain-records.com/catalog-3480.html
姫路発・国内アシッドフォークの最高峰=ゑでぃまぁこんからスタジオ録音盤の新作が到着です!!2011年8月から9月にかけて録音された珠玉の4曲。ゑでぃさんとまぁこんさん2人での曲から、楯川・元山・朝倉という鉄壁の布陣で録音された曲まで、あっという間ながら実に濃密な時間。この人たちほどに、音楽そのものを「うたわせる」ことが出来るグループはそうそういないだろうと思います。人気のライブ盤『魚小屋にて喉ならす』と併せてお楽しみください。
10.Shhhhh / Sol de Medianoche
http://www.sunrain-records.com/catalog-3421.html
東高円寺の魔窟・GRASSROOTSを根城に奇想天外な音を放出し続けるDJ Shhhhh。ワールドミュージックへの深い造詣に加えて、電子音楽から室内楽の領域まで自在に闊歩しながら、独自の世界を紡いでゆく奇想天外な想像力/想像力。この素晴らしき音物語の中では、いとも簡単に「?」が「!」に変わります。なんとも奇妙なねじれが心地よい、まさに黒煙系のマージナルMIX。ジャケとの世界観の調和が見事!!
次点 野村和孝 / Arete School of Patternalization
http://www.sunrain-records.com/catalog-3433.html
旭川〜シアトルを繋ぐワールド・スタンダードなSSW・野村和孝によるツアー限定CDRを委託していただきました。ご本人の解説・コード譜・歌詞を同封した限定199枚!!このひとは、ただ「英語だから」という次元を越えて、ギターも歌もあのシアトル周辺のオルタナ・フォークの流れを、表面から水底まで見事に呑みこんで消化しているように思えます。ほんのちょっとの味付けに加えた音響のセンスや、これは絶対アソビだろうー?と分かるのに、結局はちゃんと聴かせてしまう音楽力。素晴らしい。
入荷まとめ |
10月7日
【新入荷】
「EVISBEATS / いい時間」
待望の新作は、イルリメ鴨田潤作詞、・前田和彦演奏の名曲から始まる「いい時間」の音楽集。朝昼晩エンドレスで聴けるなごみ作です〜
【新入荷】
「Rachael Dadd / Bite the Mountain」
英シンガー・ソングライターが今年初頭に札幌・神戸でレコーディングしたアルバムが入荷。日本のミュージシャンたちとの交流が音楽にも結実した傑作です。
【新入荷】
「Jad Fair & Tenniscoats / Enjoy Your Life」
"世界でもっとも愛らしい音楽"というリードがすうっと身にしみてきます。ユルくて、親密で、そしてきわめて自由なコラボ作。
【再入荷】
「ゑでぃまぁこん / 魚小屋にて喉ならす」
bit.ly/pWnQck
ゑでぃまぁこん、人気のライブCDRが再入荷です。k.d.japonの空気がそのままパッケージされた響き。すばらしいです
【再入荷】
「V.A. / ポンコン人」
ゑでぃまぁこん主宰レーベルからのコンピレーション。付録の「メンバー紹介(ゲスト含む)BOOK」も楽しめる、素敵な作品です。おすすめ。
【再入荷】
「V.A. / ポンコン人」
ゑでぃまぁこん主宰レーベルからのコンピレーション。付録の「メンバー紹介(ゲスト含む)BOOK」も楽しめる、素敵な作品です。おすすめ。
【新入荷】
「TRASH-UP!! / vol.10」
武蔵野発、全日本のトラッシュ・カルチャーを内包するカオティック・マガジンの最新号。140字では何一つ紹介出来ないと思いますが、とにかく濃厚、読みごたえあり!
11月8日
【新入荷】
「DJ mew / BUNKER」
待望の新作は、独創的なチルアウトMIX!!レーベルも推奨しているように鍋のBGMとか、よく合いそうです。仕事もはかどる!!
【新入荷】
5年ぶりの新作!ブラックミュージックを血肉化した日本語のポップミュージック。耳馴染みのよさ故にかえって凄さが突出した傑作。言うまでもないですが、すばらしいです
【新入荷】
「Nomuson Goodfield / Dancing on the turf」
福岡在住のSSWによるデビュー・ミニアルバム。良い声、スケールの大きな楽曲、広範囲に訴えかける力を持った要注目作!
【近日発売】
「SIMI LAB / Page1:ANATOMY OF INSANE」
2011年11月11日発売、2111円、当店の特典はSUMMITステッカーです。 こんなにもとらえどころのないデビューアルバムは、奇跡的!
11月9日
【新入荷】
「TARJEELING / TWILIGHT HOPE」
福岡在住のロックバンドによる5年ぶりの新作。ストレートなロックのフォーマットに満載されたエモーションとロマン。不思議な魅力です。
【新入荷】
「LUVRAW & BTB / HOTEL PACIFICA」
遅ればせながら入荷です!LUVRAW & BTBのセカンドはトークボックス・バレアリック。めちゃくちゃ気持ちいい!
【新入荷】
「LUVRAW & BTB / ヨコハマ・シティ・ブリーズ」
こちらはファーストです!アーバンでメロウ、去年これを聴いたとあるバンドマンが、心底口惜しそうに「モテルやろな…」と言った姿が忘れられません。
【新入荷】
「PAN PACIFIC PLAYA PRESENTS"OLD FASHION VOL.1"」
PPPの7インチを1枚にまとめたCD。ネーミングといい、収録曲といい、小憎らしいほどキラキラして、素晴らしいです。
10月10日
【新入荷】
「danro / Demo」
ミワサチコ+drgn(dj drgn、exミー愛さしみ)による"ポテンシャル・ハードコア”デュオのデモ音源。ノイジーな音像と透明な歌の対比/調和が素敵です。ぜひ一聴を。
【再入荷】
「ミワサチコ / 台所のおと」
昨年制作の、ソロ・宅録(台所)音源。歌の良さを心行くまで味わうなら、間違いなくこれです!
【再入荷】
「ミワサチコ / BEAUTIFUL PLACE」
田代貴之(FUN☆ANA/ex渚にて)、北村茂樹(北村茂樹(蝉/ザ・ムンズ)とのトリオ編成で制作された公式音源。特殊段ボールのジャケもかっこいいです。
【新入荷】
「Daniel Kwon / Don't Look Now」
東京・西荻窪在住の韓国系アメリカ人SSWによる自主製作盤。ストレンジさとポップさが絶妙に交わったソフトロックの名作。いいですねー。
10月11日
【再入荷】
高橋健太郎氏の旧家のい取り壊し直前に録音された、記憶/記録的作品。「うた」が歩いてゆく、そんなイメージ。エマーソン北村、田代貴之、見汐麻衣(埋火)のゲスト陣の仕事も流石。
「青森」という場所柄、日々考えさせられる事が沢山あります。でも、私が好んで聞く歌は原発や震災そのものの歌というよりは、人が人として生きていくと自然に生まれる感情… 喜びであったり悲しみであったり苦しみであったり… そういう歌に惹かれます。
そういう意味で、去年はまず小山内創祐さんの歌に出会い、彼の歌を聴きに行って更に鳴海さんやゆーきゃんさんの歌に出会えてとても幸せな年だったと思います。これから生きていく上で力や癒しとなってくれる歌に出会えたのですから。
長くなりましたが、今年もサンレインさんを通じていろんな方々の音楽を体験出来るのが楽しみです。これからもよろしくお願いします。