【書籍】悲しみのイレーヌ+死のドレスを花婿に
2年前に衝撃を受けた作家さんの本が
新たに翻訳されたので入手した2冊。
新たに翻訳と言っても、本国では実はこの
2冊の方が先に出ているそうで、
なるほど続編にあたる「その女アレックス」には
出てきていない人が出ていたりします。
その女アレックスが
・構成で読者を出し抜く
・シーソーゲームのように攻防が入れ替わる
という2要素を含んだ傑作であると
共感していただけるのであれば、
・構成で読者を出し抜く、は悲しみのイレーヌ
・シーソーゲーム攻防、は死のドレスを花婿に
が原点なのかしら。
悲しみのイレーヌについては、
大筋は分かったつもりですが、
実はまだ消化不良な部分もありまして。
とはいえ、見事に出し抜かれた、という
感触はさすがです。
ちょっとグロいはグロい。
ただ、推理小説としてはやはり面白かったですね。
色々なページで紹介はありますが、
多くのページで紹介されているように
どれも読んだことがなければ、
悲しみのイレーヌ→その女アレックス
の順番がおススメです。
※死のドレスを花婿には読み切りです。