ネタ不足?

最近ドラマをわりと見る。「こども警察」は鈴木福チャンの裕次郎ブリが可笑しい。「リーガル・ハイ」はのってる堺雅人さんの独壇場。新垣さんはこのままだと大根美人になりかねない。ジャニーズ主役のドラマは二回目以降は見ないなあ。ジャニーズ人を見ていると、世間的に「優秀な人材とはこういうものだ」というのは充分思い知らされる。
ハリウッドも完全なネタ不足。これはかつてショービジネスを支えた人達、つまり映画黄金時代を作ってきた人達というのは、当時の才能の大集合だった時代で、監督・俳優よりも脚本家が凄かった時代。そういう人達が次々現役から退いた結果だ。そういう人達はニホンの場合はコミックを作る側に。最近のドラマを見ていると、優れたコミックの読者が作っている、と感じる。

ピンポン (1) (Big spirits comics special)

ピンポン (1) (Big spirits comics special)

ドラマの原作がコミックというのも普通になってきた。松本大洋「ピンポン」の映画化のグラフィックをやったが、「ポスターが映画本編の格を上げた」と(業界的には)よく言われたが、広告はそれで良いと思う。それより、コミックを完全に映画化するのにまだ難しい段階だったことを指摘した意見だったか。