我が拳客商売

拳の研究・指導を生業に据えての世渡りの中で起こる悲喜こもごもを、筆の赴くままに書き綴っております

日曜稽古会&壮行会

superbody2010-05-16


久しぶりに全員集まっての稽古。柔軟運動と基礎練習の後、発力(ファーリー)の稽古を行う。苦戦する人、多し(笑)。

良いんです、はじめはゆっくりと丁寧にやれば。大きく正確に丁寧に行ってください。正確に動線をなぞることを根気良くやらないで、動きだけ真似して速くやっても、きっと出来ないでしょう。M君はだいぶ出来ています。

打ち込み、推手を行い、いったん稽古終了。

その後はM君と私だけの10人組手に向けての特訓。彼の奥入昇段は、数ヵ月後に私から高木先生に推挙させていただこうかと思っています。

が、その前に10人組手を見事にこなしてもらわないと、駄目です。

そのための特訓を行ったのですが、接近戦で組討になり、彼が私の足に大内刈りを掛けようとして飛ばした膝が、私の前脛骨筋に食い込む。激痛が走るが、そのまま体重移動で崩してニーオンザベリー&のど輪(笑)。

稽古終了後、小山市内の「おいしい広場」に。

おいしい広場の海鮮うまいもん屋・晤寶(ごほう)さんで、上海に赴任される支部塾生Aさんの壮行会をおこなう。

支部塾生唯一の飲兵衛(?)Aさんには、今回は飲んでいただくために電車でお越しいただくようお伝えした。

支部は禁酒令を敷いているわけではないのだが、飲むのは彼だけ。Aさんはきれいな飲み方をされる。中国社会では酒席は必須だから、楽しい駐在になるんじゃないかな?

Aさんは一昨年のお正月明けに入門された。中学時代の剣道を皮切りに、中国拳法や空手などの経験がある。実は太気拳もある先生に教えを受けていた由。

出世コースからドロップアウトしている私とは違って、多忙な企業人のAさんは、激務の隙間を縫って稽古に来ていただいていた。

昨年は怪我で長期欠場の憂き目にも遭いながら、挫けずに稽古を継続された姿勢は、大いに励みになりました。

任期は一応三年だそうですが、三年なんてあっと言う間。またすぐにお会いできることと楽しみにしています。

支部塾生からのプレゼントは、新作の支部Tシャツ。これを着て魔都・上海で本場の秘拳を撃破して、太気拳の武名を広めて来ていただくことを頼みました(冗談です)。

しばしお別れですが、3年後にはひとまわりもふたまわりも大きくなったAさんにお会いできることでしょう。

再見!


【今日の1枚】
富山合宿の帰り、高岡駅で見つけた氷見牛のカレー。小さくて見にくいけれど、氷見牛の文字の上には「寒ブリで有名な氷見」と謳ってある。おいおい、ここで犠牲になったのはブリじゃなくって、牛だろってーの!(笑)