我が拳客商売

拳の研究・指導を生業に据えての世渡りの中で起こる悲喜こもごもを、筆の赴くままに書き綴っております

見直し

昨日の稽古の終わりに行ったM君との特訓で、前脛骨筋を強打(5月16日の記事参照)した。体重を掛けると、痛い。

不自然な歩き方になるために、またぞろ膝に来てしまう。自分の油断が招いたこと。悪循環ですね。ここ一年ほど、怪我・故障が続く。そろそろ転換期なのだろうか?

以前、ある先生に「痛みをコーチにして、仕事(=動き)の質を変える」ということを学んだのだが、今はまさにその好機。

これまではどちらかと言うと“功力”を高めることに重点を置いていた。鍛錬、という言葉があるが、“鍛”に寄った稽古だった。

“鍛”えた肉体は、柔らかく練ることでその完成を見る。“練”とは鍛えたものをやわらかく整えてゆくこと。“練”を軽く見ていたわけではないが、怪我はひとつの信号だろうな。

これ、佐藤先生にも言われたことだったな(汗)。

まずは怪我を治すこと。そして、怪我をしない稽古・戦い方を工夫して行くことが、私の課題ですね。

あ、でも老け込む年齢ではないですから、ガンガン行きますよ!鍛えて練るから意味があるんで、鍛えていない身体をいくらこねたって、練り上がるわけないでしょ♪

おやすみ〜