格闘技交流セミナーレポート〜その２

午前の大役を終えたワタクシ。前日、色々とあって３時間しか寝ていないワタクシ。かなりクタクタでありましたが、ここでギブアップするわけには参りませぬ。午後は一人の受講者として、遠方よりお越しいただいた一流講師から学ばねば！こんな機会はめったにありませんからね！！
午後一発目は、門馬智幸先生の極真空手セミナー。
まずは礼法と柔軟運動。そして、参戦立ちからの基本を丁寧にご指導いただく。その場での突き・蹴り。どれを取ってもその正確性とキレが凄い！理に適った動きをたゆまず修練されていることが、手に取るようにわかる。

門馬先生と言えば、なにしろ華麗な蹴り技が代名詞。その稽古方法の一端を伝授頂きました。

上段蹴りも単に柔軟性だけで蹴るわけではなく、身体の遣い方がキモなのだとか。目からうろこ(*^。^*)

移動稽古を経て、二人組で攻防練習。私は三谷大和会長と組みました。門馬先生の指導通り三谷会長にローキックを蹴ると「痛ってぇぇ！！俺、下段蹴りイヤです」（笑）そんなに痛いのかと門馬先生に一蹴りお願いしたところ、脳天に響く痛み！やはり何の世界でも一流はちがいますね！ローをカットする稽古は面白いけれど、連打をカットする練習は難しかったです。

最後にいくつか護身の型を教えて頂きました。
さ〜良い写真が撮れたかな、と家内を見やると・・・居ない！！即行で呼び戻す。会場が暑いのでロビーで死んでいた様子。ということで、空手の写真は・・・ありません！(ーー;)　門馬先生、申し訳ありません<(_ _)>

休憩をはさんで、三谷大和会長のボクシングセミナー。
会長は私と同世代。アマでインターハイ・全日本選手権を制覇し、プロでも世界戦を２度経験。世界戦で戦った崔龍洙（チェ・ヨンス）をはじめ、平中信敏、長嶋健吾といった強豪たちと激闘を繰り広げた名ボクサー。現在は千葉県八千代市で三谷大和スポーツジムを運営されています。
構え、ジャブ、ワンツーなど、基本的なボクシングのテクニックを教示頂き、段々と複雑なコンビネーションに移る。本来、ジャブ・ワンツーだけで半月〜１か月くらいかかるのですが、ワンDAYセミナーなので、会長の変幻自在のテクニックを指導いただく。

拳での打ち合いというものを科学・芸術にまで高めたのがボクシング。そこで世界最高の戦いを経験した会長のボクシングは、相手の心と体を意のままに操る領域です。
接近戦で相手の反応を引き出してからの“クロスカウンター”

緩急をつけて、右でフィニッシュ！

相対練習。組手の中での手技を想定して質問する門馬先生

三谷会長が魅せる一流の心技は、シンプルで奥が深く、本当に凄かったです！

セミナーを終えた講師陣。左から極真小山道場の鈴木先生、三谷会長（ボクシング）、門馬先生（極真空手）、島村（太気拳）。

修了後、鈴木先生の運営する極真小山道場（アイエルワイ１F）に場所を移し、有志で懇親会。今回のセミナー開催の経緯と意義、そして思いについて語る鈴木先生。

取材にみえた『フルコンタクトカラテ』の編集のお二方も交えて大いに盛り上がり、５時間半にわたり熱く語り合ったのでした。

二日目は門馬先生の空手セミナーPART２。私と三谷会長はそれぞれ予定があり、欠席させて頂きました。鈴木先生よりご連絡いただき、１日目同様、熱く盛り上がった由。鈴木先生を中心とした武のつながりから生まれた今回のセミナー。これを一回きりの単発ではなく、今後も継続して開催して行きたいと、異口同音の感想が出ました。

正直、今の日本は“武道母国”と胸を張れる状況ではありません。子供たちの体力の低下は凄まじく、若者は若者で草食化。筋を通せる大人はどこへやら。しかし、現状を嘆くだけでは何も起こりません。三人寄れば文殊の知恵、と言います。せっかくこのような場が出来たのですから、お互いに刺激し合って盛り上げて行きたいと感じました。

最後になりますが、ご参集いただいたセミナー参加者の皆さん、先生方に心より御礼申し上げます。ありがとうございました！！

太気拳至誠塾栃木支部は、太気至誠拳法（太気拳）を学ぶ武術・武道の道場です。武道初心者はもちろんのこと、武術・武道・格闘技で伸び悩んでおられる中級者以上の方も歓迎いたします。また、護身・健身（健康づくり）目的の方の参加もお待ちしております。稽古会場：小山市・栃木市・宇都宮市・上三川町。詳細は：http://taikiken-tochigi.jp/practice/
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