Hatena::ブログ(Diary)

七人のサプライ(ズ)

2011-01-21

そっとくるんでポカンと一時停止

| 13:03

ヒコがお腹にできたとき、いちばん最初に行った病院で、おばさんの先生から、

「仕事はしてるの?」と聞かれて「はい」って言ったら、私の仕事がどんなものかも聞かないまま、

いきなりトーンが上がって「妊娠や出産も立派な仕事なのよ!」と怒られた。

そりゃそうかもしれないけど、すごーくイヤな気持ちになって、2度と行かなかった。

あの先生って、仕事してる妊婦をいちいち怒ってるのかな。大変だな。

子どもを産んだり育てたりすることはすごく大事だし、すばらしい。

でも、仕事も好きだ。

仕事をして得られるすばらしい気持ちと、子どもと過ごして得られるすばらしい気持ちは、違うものだ。

どちらがたっぷりあるからって、違うほうも満たされるというものではない。

私はいま、子どもが生まれる前と比べると、比べること自体が悲しみとなって襲ってくるほど、本も読んでいないし、じっくりとものを考えたり、なにかを作ったりすることができない。でも、それはその悲しみをそっとくるんでおいたまま、いまできること…とりわけ、小さい子どもがいる暮らしを生きている。寝る間を削って死ぬ気でやれば仕事もできると言われるかもしれないけれど、それ、ほんとに死んでしまう。体がひとつだってこと、ずっと寝ないでいることはできないってこと、有限ってこと、乳を出すには食べなきゃいけないってことなどなど、特にもう40なので、しみじみ思う。限りがある。限りがあるから、それを振り分けなくてはいけない。

「我慢してる」というのとも、ちょっと違うのだけど、仕事したいという気持ちはそのままに、とにかくそれをそっとくるんで置いておいて、乳を出し、毎日の送り迎えをし、炊事洗濯をしつつ、〆切のある仕事をして生きている。「子どものために幸せはあきらめる」のでも「どっちもあきらめない!」でもなく、…そうだな、「プリンタのジョブ一時停止」みたいな感じ。

こんなこと言うと、「子どもがいない人」とか「仕事がない人」の「身にもなってみろ」っていう断罪やら断言やらの「つぶて」が飛んできたりするんだけど、そういう「弱いもん勝ち」の「正しさ」や、極端な状況設定による、その中間にただようもの(本当はそっちのほうが断然多いはず)の斬り捨てにはひるまない。私はいま「愛すべき仕事があって、愛すべき家族がいて、でも1日は24時間で、体はひとつ」という状況にある人の、時々見舞われるやるせなさについて記している。それは、どんなに断罪されても、贅沢だと言われても、たしかにあるものだから。「子どもを取るか仕事を取るか」と言われたら、子どもを取るに決まっている。でも、日々を生きるってことはそんなことじゃない。「子どもがなかなかお昼寝しないから、仕事の予定が進まない…どうしよ…」ということで埋め尽くされている。そしてそういう状況にあることが自分だけじゃないということが、具体的に記されていると、別に助け合えるわけじゃないけど、ホッとする、こともある。それもわかんないけど。でも、だいたいこういう状況にある人って、思い詰めすぎていたりするから、もっとポカンとしてもいいんじゃない?と、自分も含めて思っているところだ。

久しぶりに書いて、なんだかとりとめもないですが、いい年になりますように。

ちあやちあや 2011/01/30 00:25 トンビさん お疲れ様です。コメントへのお返事をありがとうございます。
心の育児疲労骨折なのかもしれませんね。私は骨折した時にできた時間を利用して整体やカフェに出かけたり、見たいと思っていたDVDを見て随分元気になりました。町営保育園の一時保育制度にとても感謝しています。トンビさん、もっと真剣にポカンとできる時間があるといいですね。

今、トンビさんが感じておられるやるせなさ、よく解ります。私は息子が生まれてからずっと、やるせなさを感じています。出産する39歳まであまりにも長く好き勝手に生きてきたせいかもしれません。
もう40歳も超えたので、2人目が欲しいなら早く、と思いつつ、これまで感じてきたやるせなさをやりくりする自信が無いため躊躇しているのですが、親しいママ友の2人目の子供はとっても可愛いので心が揺さぶられます。

はじめましてはじめまして 2011/02/01 07:51 「そっとくるんで」という表現にとっても共感し、思わずコメントを残したくなりました。

私は、引越し先の海外で、仕事復帰の目処も、いまいち方向が見えない中での子育て(只今1歳半、毎日絶好調の男子です)で、いわゆる「仕事がない人」ですね。

でも、気持ちの持ちよう、日々の過ごし方はトンビさんと一緒だなあ、と。

ああ、仕事したいな、とかまた仕事をするのに今どうしたらいいんだろう、とか、考え出したらきりがないですが、日々の生活は、まさに、「とにかくそれをそっとくるんで置いておいて、」子供と散歩したり、お母さん友達と会ったり、台所仕事に追われたりしています。

諦めたのとも、やせ我慢してるのとも、子育てを仕事に置き換えたのとも違う、子供を生むまでは経験することのなかった生き方です。

そして、今回の記事を読んで、同じように「そっとくるんで置いといて」日々を暮らしてる人がいるんだ、と知ることは、ホッとすることでした。ありがとうございます。

子供も一人ですし、それこそ仕事もしてませんので、ポカンとすることは割とできてしまうところは、トンビさんとちょっと違いますけれど(笑)。よく、海岸ではしゃぐ息子のそばでポカンとしています。

トンビトンビ 2011/02/02 17:29 ちあやさん、はじめましてさん、ありがとうございます!
グチにならないかな…と思いつつ、書いてよかったです。
昨日、たまたま見ていたテレビに「オネエ住職」という人が出ていらして、人生相談を受けていたのですが、「活発すぎる息子」についての答えが「それはあなたの食べさせてるものや、心配りが息子さんに行き届いてるから元気なのよ。あなたの努力のたまものよ。じゃぁ元気じゃないほうがいいの?あなたががんばってるから、エネルギーがあるんじゃないの。いいじゃない、そのままで!」というようなものでした。そんなふうに考えたことなかったので、ちょっと泣きそうになりました。すべての「多動系元気男子」のお母さんに(勝手に)捧げます。

2010-12-19 中耳炎ノイローゼ

| 15:31

こんにちは。すっかりご無沙汰しております。

がばちょです。

相変わらずパタパタとした日々ですがみなさんお元気ですか。

なんでこんだけサボってたのかとかはさておき、大仏の中耳炎による耳鼻科通いが一旦お休みということで診療受付締切時間やら徒歩での往復やら通院ストレスがやっとこさなくなりました。

自分はかかったことがなかったので中耳炎というのをなめてました。

最低でも週2回の通院やら毎日の投薬やら、はっきりいってめんどくさかったです。

中耳炎にかかってる大仏が一番辛いのでしょうが、通院やら投薬は、フルタイム勤務・通院徒歩組の私にとっては大きな大きな負担でした。

結局、5回も切開手術してチューブも入れて今は医療費補助があるので全額返ってきますが治療費も毎月かなりの金額になってました。大仏と同じ保育園にも何人か中耳炎の子がいて、お母さん同士の会話も、どの耳鼻科がいいかとかチューブいいよ!とか通院疲れた〜、がんばろうね〜など情報交換だったりお互い励ましあう内容が多かったです。

今は鼻水そんなに出ることなく平和な日々を過ごしてますが、大仏どうやら耳鼻弱そうということで勇気を出して電動鼻水吸引機買ってみました。・・・・・それが、最高にいいです。

あまりにすばらしいので食洗機に続き大好きな人の名前をつけてみました→トータス!(ちなみに食洗機はまさはる)

「マ○鼻水トッテ」(口で鼻水を吸うグッズ)を日々使ってましたが自分の肺活量に限界を感じ、買って大正解。

重曹と塩を溶かした水を大仏の鼻にチョチョイと入れてトータスを使うと、たいして鼻水なさそうな鼻息でもゴッソリととれるではありませんか。もうコレは快感です。

大仏は非常に嫌がりますが。早くにトータスを買ってれば5回も切開手術することもなかったかも、なんて後悔するくらいです。

今後の通院回数がグッと減りそうでうれしいです。

寒い寒い季節がやってきました。トータス利用しつつ中耳炎再発しないよう大仏の鼻息チェックに余念のないがばちょでした。

みなさんも体調管理お気をつけくださいませ。

写真は食べ残したおにぎりを食べようとしたら突然たけり狂い出した大仏のお腹。ご飯粒ついてます。

f:id:supply7:20101216152809j:image

ちあやちあや 2010/12/25 07:39 とってもお久しぶりの投稿嬉しかったです。
相変わらずお忙しそうですね。私も今年色々ありました。勝手に1年を振り返っていいですか?

4月 左足の小さい骨を骨折。毎日3-5時間外遊びしていて、斜面を走り出す息子を追いかけた時にひねって折れたらしいです。ギプス7週間、リハビリ3ヶ月。育児疲労骨折と名づけました。リハビリが終わるまで長時間の外遊びには付き合えないので町営保育園の一時保育制度を利用すると、1年半の育児疲れを一気に解消。気分がとてもよくなってリハビリしながら就職活動することにしました。
10月 週3日 一日5-6時間の職場(事務パート)に就職。息子は引き続き一時保育園生。
12月 息子と主人がノロウイルスに、、、私は生き延びました。

以上です。何だかがばちょさんの体験を追いかけているようで、不思議に思いました。

ではメリークリスマス!よい新年をお迎えください。

トンビトンビ 2011/01/21 13:10 ちあやさん、ずいぶん日が経ちますが、こんにちは。
災い転じて福となったようで、おめでとうございます。
育児疲労骨折は、精神的なものにも発生するような。最近どうもそれになりかけている気がして、上のような書き込みになったのですが、あえて編み物などしてみると、ひと息つけたりするのが不思議です。
いい年になりますように。

2010-11-12

なんだろう?

| 09:06

ミサキンを連れて歩いていると、いろんな人を幸せにしてしまう。

これは親バカでもなんでもなくて、赤ちゃんという存在が持つ独特のパワーのことだ。

赤ちゃんを見ている一瞬、赤ちゃんから笑いかけられたその瞬間、かなり固くなっていた人の心をも溶かす、あの力。

それだけで、その人が抱える悩みを解決するわけではもちろんないけれど、でも、その一瞬だけは、ほんわりとした力に包まれてくれているのが、傍目にもわかる。

赤ちゃん…って、なんだろう。

「そりゃ赤ちゃんだからさ」と言ってスルーされがちなその神秘をいまいちど見つめれば、いろんなことがわかったり、解決したりするかも。

f:id:supply7:20101018162248j:image


赤ちゃん…って、なんだろう。ねぇ、おじさん。

2010-11-05

今日は遠足。

| 12:46

仮面ライダーオーズ(『ガタキリバ』バージョン)弁当。

ふっ…所詮オレも人の子さ。

f:id:supply7:20101105075728j:image

2010-10-29

健康法(集中型)

| 01:50

ふふふ、またこっそりエントリー。別にコソコソしなくてもいいんですけどね、人間不思議なもんで、ほかの人が書いてないのに自分だけ書くのって、なんだかちょっと悪いことしてるみたいな気分です。それがまた楽しかったりして。どこまであまのじゃくなんだ。こうなると「次は何をこっそり書こうかな」なんて、本末転倒な感じです。

さて、日々が必死にすぎてゆきます。必死に過ごしてるのは自分なんですけど、あまりに忙しすぎたりすると、なにかこう、自分というものが一段階離れたところの傍観者になってしまっているような感覚を覚え、日々のほうが勝手に必死にすぎていっているような気になってしまいます。体力的にも精神的にも、自分としては「もう、メーター振り切れておるです!」という状態が、ヒコを育てるにあたっては断続的に発生しておりますし、今はそこに(精神的にはかなり癒し系ではあるものの)ミサキングさんの哺乳という、無条件体力消耗的条件が加わり、我ながら「よく持ってるなー」と思うことしばしば。

いや、でも、これは愚痴ろうという主旨ではありません。多くの生き物が命がけで子どもを産み、育てているわけですから、そりゃそうだろうな、に近いです。シャケなんて、ぼろぼろにやせ細って死んじゃって、みなもにたゆたうんですからね。毎晩、気を失ったように眠るなんて、なまぬるいものです。

いや、そうなんです。心身ともにヘトヘトなんですけど、思うことは「人間、なかなか倒れないもんだな」ということ。死にもしないし、倒れもしない。私ってあんがいタフだったんだな、というのが、ここ5年を通じての度重なる発見事項です。なんだかんだわめいても、死にもしなけりゃ倒れもしない。もうダメだ!と思っても、子どもは容赦してくれないから、次の一歩を踏み出すしかない。

死にもしなけりゃ倒れもしない。たしかにそうですが、疲労骨折というものもあります。じわじわと畳をやぶるタケノコのようなダメージが進行していることも、一方では勘定に入れとかないとな、も、また真実であります。いつもは気にならない小さなことにイラッとするようになったら、それはたぶん、心の疲労骨折進行中です。

そして、私の場合、そのいちばんの「治療」が「集中して仕事すること」なのが、なんというか、貧乏性というか、われながら哀しいのですが、やはりこれも、ここ5年を通じて、はっきりとわかりました。集中すれば、発散できる。仕事できたあとは、ヒコにもすごーく優しくなれます。こないだ「見えるお姉さん」に見てもらったとき、私の「うしろの人」が「人生の価値は仕事だけじゃない」というようなことを伝えたがっていると言われたのですが、それもたしかに最近わかりかけてきたことである一方で、「集中しないと発散しない」という、もはや体質、体癖のようなものも、自分には確実に存在すると実感しています。価値とか成功とかじゃないんだ〜集中して読み書きさせてくれ〜それがオレの心の健康法なんだ〜めぐりめぐってみんなのためなんだ〜と歌いたいです。

話変わって、最後にこっそり懺悔。以前のエントリーでさんざん仮面ライダーの悪口言いましたけど、今はヒコと一緒に見てます。「悪党」の攻撃にはもちろん辟易しておりますが、まぁ、人生の中で仮面ライダーを見るのも今だけだろうと思って、そんならもう、イライラするより一緒に楽しんじゃえ、と開き直りました。ええ、面白いですとも。登場人物の名前なんかを深読みしたり、いちばんのお気に入りの「アンク」という怪物の口調をまねてヒコのウケを狙ったりしています。

では、よい一週間を!またこっそり参ります。