カイザースラウテルンの街。


駐車場はチケットのカラーカテゴリーごとに分かれています。
これは、この後どこの会場に行った時もそうだったんだけど、何万人もの人が集まり、帰っていく割には移動がスムーズだった。確かに人は多いんだけど、代表戦の日産スタジアム埼玉スタジアムの帰りの混雑を考えると段違いにスムーズなんだよね。人の分散のさせ方がうまいのか、それともそもそもスタジアムがいつもそれぐらい人がたくさん出入りすることを前提に運営されているからなのかな。

街並みは由来ある古都らしく、規模は小さいながらもかわいらしい建物が並びます。

・・・つづく。

いよいよ日本戦です。

いよいよ日本の初戦・オーストラリア戦の試合日がやってきました。
試合会場のカイザースラウテルンは滞在地からバスで約6時間ということで、バスに3時30分ごろ乗り込み、一路ドイツへ。
日本は島国であるため、違う国に行くのは一大事業だったりする訳ですが、同じユーロ圏というためか、バス移動でも電車移動でも、私はパスポート提示を求められたことはありませんでした。二国間の移動というより、日本で言うなら東北から関東に移動するぐらいの感覚です。

総決起集会。

夜、日本代表の初戦に向けて、ホテルで総決起集会がありました。
あちこちのサポーターの人とこんな感じで話をする事はめったにない機会で、これもまたワールドカップのいい所。
中でも、先日の0-7でTDKに負けてしまった仁賀保での試合に来ていたという方がいて、あの試合について一週間後にオランダで話す事になるとは、本当にびっくりです。

街角のワールドカップ

15時からセルビアモンテネグロ対オランダの試合があるので遅目の昼食を食べながら見られるお店を探しに、市街地へやってきました。トラムには、オレンジの服やグッズをもった地元の人たちが乗り込んできます。試合開始まで間もないので、ドイツまで行くのではなく地元の人が集まる場所で観戦しようとしているみたい。
街はオレンジな雰囲気に染まっています。

ワールドカップ記念切手が発行されたようです。

海外ブランドのショップのウインドウもオレンジ仕様になってます。

多分応援Tシャツの広告ポスター。ドイツ野郎を押し倒せ!ってなノリ。
こういうのが公の場所にあるのは新鮮に感じました。

このような感じで、広場には続々と人が集まってきます。

あまりにも人が多くて、大きなモニターがあるお店はオレンジな人々に押されて極東のさまよえる観光客の入り込む隙はない感じ。
地元の移民や外国から来た人は盛り上がるオランダ人の輪の外から戦況を見つめます。

民族衣装っぽい帽子をかぶった女の子。老若男女、それぞれがオレンジや国旗の3色、国のシンボル的なマスコットをつけてます。ここのメーカーで作った畳一畳の一回り大きいオレンジのビニールシートもマント代わりに羽織ったり、箱乗りした車でブンブン振り回したり、かなり活用されてました。
http://www.calve.nl/acties/wk2006/index.html
オレンジって色のインパクトが強いこともあるんですが、それにしてもみんな楽しそうです。屋根から庭までペナントを張り巡らせている家やデコレーションしている車もけっこうあるしね。

最初はイタリアンの店先で、コーラの箱に載せられたテレビを見てたんだけど、前半を見終わっても頼んだピザが来ないのでケバブやさんに移動。トルコ人のぼうや挟まれながら、パナソニックの大画面で快適に見られました。

この後、エンスヘーデに戻る途中、電車が何かで止まったみたいですが、何とか戻ってこられました。

エンスヘーデの地元チーム、トゥエンテのホーム・アルケ・スタディオン。街の中心部から一駅のところにあり、大きくてきれいなスタジアム。さらに客席を増やす予定があるそうです。

オランダぶらぶら観光。


せっかくオランダにきたのだから観光でもしようか、ということで、今日はエンスヘーデの西南にあり、普通電車で2時間ほどのアーネムArnhemに行くことにしました。いよいよ異国で電車に一人で乗るという割には緊張感もさほど無く、窓口で電車のパスの使用開始の手続きをして時刻を確認してみました。すると、どうも日本で調べてきた路線は工事中だとかで、工事中のパンフレットと乗り換え時間を印刷したものをもらいました。

オランダは日本の九州ほどの広さの国ですが、その中で12ヶ所も工事中とは少し多すぎるような気もするけど、この時刻・乗り換え案内をプリントしてくれるサービスは便利でした。

電車に乗ってガタゴト。数度の乗換えを経て目的地に着きました。アーネムは9世紀以来の古都で、第二次大戦の激戦地だったのですが、一部に残る古い街並みと公園の多さで知られるそうです。まず、オランダ屋外博物館を目指します。

行き先へのトラムがわかりづらく、いろいろな国から着たツーリストが着くバスごとに運転手さんに「これ、野外博物館に行くの?」と聞き、なんとか車中へ。市街地を通り過ぎ、到着しました。


http://www.openluchtmuseum.nl/english
ここは早い話がオランダにあるハウステンボスのようなもの。
オランダのいろいろな地方・さまざまな時代の暮らしや産業を広大な敷地内に建物ごと再現しています。オランダというと風車が有名ですが、私たちが滞在する内陸地にはあまりありません。でも、ここに来ればこんな風におお、オランダ!といった風景を見ることができます。このような施設は国が違っても大体感じが似通ってまして、家族連れやご年配の夫婦、遠足の子どもたちなどが主な客層で、ワールドカップの世界から遠く離れ、かなりまったりとした時間が流れています。

このおばさまはこのお家の解説係で、「せっかくだから写真を撮っていきなさいよ」と、かなりフレンドリーにいろいろお話してくれました。

敷地内はとても広いので、電車に乗って移動します。この電車もレトロな作りです。