素天堂拾遺

2012-12-19

コミケ83出展のお知らせ 12月29日土曜日)東オ03b 黒死館附属幻稚園

今回のコミケ新刊メインの出品は『ダクダク二号』と『黒死館逍遙 CD総集編』となりました。

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『総集編』は名前のとおり、『黒死館逍遙』全巻をカラー化、若干の本文修正を行ってモニターでの閲覧をしやすく再編集致しました。定価は三千円ですが、既刊分をお持ちの方には二千五百円に割引させて頂いております。お買い求めの際に、自己申告で「既刊もってます」と売り子にお伝え下さい。

二号目となった『ダクダク』ですが、予告では伊東忠太の予定でしたが、準備不足もあり、編集長から却下を申し渡されました。

そこで今回は絹山絹子所蔵の『科学画報』戦前版から、「幻稚園」総力編集の「探偵の科学特集」となりました。

f:id:sutendo:20121219085442j:image A5 124P 800円

内容の一端をお見せしますとまず目を引くのが、昭和五年四月号に掲載された、そうそうたるメンバーによる「探偵及犯罪の科学座談会」です。 当時の科学捜査の最先端、警視庁技師 金澤重威を筆頭に、法医学の権威 高田義一郎、探偵作家甲賀三郎、大下宇陀兒、アマチュア・マジシャンで名随筆家阿部徳蔵の面々が昭和初期の犯罪を語る圧巻の構成となっております。

他の記事も昭和初期の『科学画報』誌から、当時の犯罪科学の水準を窺わせる、選りすぐりの探偵科学エッセイを集めました。他の記事もタイトルだけを以下に挙げておきます。

不木晩年の大まじめな指紋分類の話から、甲賀の心霊術批判まで、虫太郎の先輩たちによる、豪華な品揃えとなりました。

勿論、文中に登場する事件や、人名等も可能な限り調査して、簡便な補注をつけております。素天堂も少し書いてます。

圧巻の二段組120ページ超のボリュームを会場でお確かめ下さい。

早くも新刊到着です。

表紙用紙の色も思ったより沈んで、濃いグレイ系の文字も上品な仕上がりで、K氏共々大満足です。内容はもちろん本全体もいい出来の新刊になりました。

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