銀座 新生堂奥村書店 閉店と全店半額セールのお知らせ

戦前の夜店の時代から数えれば、八十年以上の歴史を持つ、銀座三丁目奥村書店さんが五月三十一日をもって閉店を決意されました。それまで、店内の全商品を半額で処分するセールが行われています。
品揃えでは定評のある、読書人にごひいきも多い、なじみのお店がまた一つ消えることになるのは残念です。
それでも、御主人の熟慮の末での閉店でもあり、どうぞご挨拶旁々ご訪問頂きたいと思います。尚今月は、土曜日も営業されると言うことですので、皆様奮ってお出かけください。

と言う訳で、さっそく行ってきました。

急ぎもせずに、ゆっくり一時過ぎに行ってみると、店内はお客で一杯。伺ってみると、七日のセール開始以来、お客が切れず終業もしばらくの間延長しているとのこと。お元気そうな奥さんとも挨拶してきました。

それと、先代が開いていた銀座通りでの夜店時代の貴重な写真が掲示されていたのでとってきました。都市写真の巨匠、影山光洋のオリジナルプリントです。

このカットは先日新刊の出た村上もとか『フイチン再見 2』の一コマで引用されていました。カット中にも「奥村書店」の文字ははっきり見えてました。