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 弁護士・鈴木興治の日記−「明日」は「明るい日」と書く−

2018-06-10

【児童虐待致死事件について】重罰化と再発防止の対応と

03:53

 東京都目黒区で,5歳の女の子が実母と義父に虐待された末に命を落とし、二人が逮捕される事件がありました。私自身、被害を受けた子どもの手紙の内容と、実母と義父がこの子に対してした行為の陰湿残虐性に、大変大きな衝撃を受けました。

 この事件に対する社会の関心は高いようで、2010年7月に私が児童虐待事案の重罰化について書いた記事をわざわざ検索してご覧になった方も増えたようです。数名の方がコメントをくださいました。

 この件について、私はフェイスブック上でいくつかの意見の表明をしましたが、普段フェイスブックをご覧にならない方のために、その内容を引用する形で、記事を書きたいと思います。

 今回の件は、あまりにも子どもがかわいそうな事件で、私は峻烈な処罰感情を禁じえず、「悪質な児童虐待事案については、死刑を含む類型的な重罰化に向けた法改正を検討すべきだ」と述べました。

 フェイスブックの記事はこちら

https://www.facebook.com/suzukikoji2020/posts/610694165979203?notif_id=1528295305551218&notif_t=feedback_reaction_generic

 ただ、私自身、そうした意見表明を行うことが、弁護士としてふさわしい行動だろうか、悩むところもありましたし、他の畏友ともいうべき弁護士の態度や、意見を聞く中で、自身の思考を整理するために、こうした事案に対する弁護士の姿勢について、記事を書きました。

その記事はこちら。

https://www.facebook.com/suzukikoji2020/posts/612606502454636?notif_id=1528470746104873&notif_t=feedback_reaction_generic

 しかし、私は重罰化は必要だと考えていますが、それだけで同種の児童虐待事案を克服できるとは考えていません。他の弁護士が指摘している通り、様々な手立てが必要だということも知っています。

 しかしその中でも重要なのは、親となる世代子育ての意義や知識技術について、十分な情報を得られるようにすること、子育てにより多くの大人がコミットするようにすること、特に、離婚する当事者においては、離婚後の子どもの養育について、しっかり話し合い、関わり続けていくことができるようにすることだと思います。

 以下、フェイスブックで書いた記事を引用します。

児童虐待を防ぐ現実的かつ効果的な方策…離婚に際しての子の養育協議】

 今回のように、児童虐待の被害者が、再婚相手の連れ子、というケースは多いようです。離婚に際して、被害者児童父親と母親との間で、離婚後の子どもの養育について十分な話し合いが行われ、子の養育に父親はじめ逮捕された母親以外の大人がきちんとコミットできる仕組みが作られていれば、悲劇は防げただろうと思います。

 

 我が国では明石市の泉市長が、離婚当事者に向けて離婚後の子どもの養育についてきちんとプランニングするように情報提供をする取り組みを先駆けて行い、最近になって法務省がこれを後追いしています(明石市の丸パクリ、という声も上がっていますが…(苦笑))

 

 家庭問題に取り組む有識者の中では明石市の取り組みは子どもの養育環境を保護・改善する取り組みとして高く評価されていますが、他自治体への広がりが十分ではありません。

 明石市の取り組みはこちら

 https://www.city.akashi.lg.jp/…/youikushien/youikushien.html

 法務省のHPはこちら

 http://www.moj.go.jp/MINJI/minji07_00194.html

 諸外国では、未成年の子を持つ夫婦が離婚する場合、離婚後の子の養育についてカウンセリングを受け、主体的な協議と合意をしない限り離婚ができない仕組みを取っているところが少なくありません。その過程で、DV等高葛藤を抱える夫婦に対するカウンセリングや半強制的な更生プログラムを用意しているところもあります。

 子どもの養育環境の確保、ひいては子ども人権確保を考えると、もはや離婚はプライベートな問題ではなく、パブリックな問題です。離婚について、当事者任せになっている我が国のような制度は、国際的にはむしろ少数派です。こうした仕組みづくりを、今こそ本気で考えるべきではないかと思います。

 一人でも多くの方に、これを読んでいただき、ご意見を頂ければ幸いです。

亮 2018/06/22 01:34 ペンネームは自殺した兄の名前です。そして私は虐待からのサバイバーです。
私達兄弟は毎日のように殴られて育ちました。TVをみるなどの娯楽も許されず、しばしば食事を抜かれ、深夜まで勉強をさせられウトウトすると竹刀で何度も叩かれました。もちろん親に褒められた経験はなく、常に「お前みたいなチビでブスでバカは生きている価値がない」と言われ暴力を受けていました。真冬に水風呂につけられて屋上に放置されたり、髪の毛を掴んで引きずりまわされたりもしました。当時、小学生だった私は学校の先生や親戚など身近な大人に助けを求めたことがありましたが、アザがあっても信じてもらえず「子供が可愛くない親はいない」といわれ絶望感に包まれたのを覚えています。よく虐待の根底に貧困があると言う方がおられますが、我が家は両親とも医師で貧困とはほど遠い家庭です。しかし毎日、虐待が繰り返されていました。
私は小6の夏休みに横浜から徳島の祖父母の元に家出し、祖父母がかくまってくれ、その後私を育ててくれたので今生きています。
しかし両親のもとで育った兄は自殺しました。

周りの大人たちは本当に虐待に気づいていなかったの?あんなに助けを求めたのに、どうして助けてくれなかったの?
今でもそう思います。

心の闇とかではなくて、ただ単に我が子を可愛いと思えない親は実在します。動物を虐待するかのように無抵抗の子供に虐待を加え続けるのです。ただのリンチです。
私や兄のような者を、どうか救いだしてくれる世の中に変わっていってほしいと思いコメントさせていただきました。

亮 2018/06/22 01:34 ペンネームは自殺した兄の名前です。そして私は虐待からのサバイバーです。
私達兄弟は毎日のように殴られて育ちました。TVをみるなどの娯楽も許されず、しばしば食事を抜かれ、深夜まで勉強をさせられウトウトすると竹刀で何度も叩かれました。もちろん親に褒められた経験はなく、常に「お前みたいなチビでブスでバカは生きている価値がない」と言われ暴力を受けていました。真冬に水風呂につけられて屋上に放置されたり、髪の毛を掴んで引きずりまわされたりもしました。当時、小学生だった私は学校の先生や親戚など身近な大人に助けを求めたことがありましたが、アザがあっても信じてもらえず「子供が可愛くない親はいない」といわれ絶望感に包まれたのを覚えています。よく虐待の根底に貧困があると言う方がおられますが、我が家は両親とも医師で貧困とはほど遠い家庭です。しかし毎日、虐待が繰り返されていました。
私は小6の夏休みに横浜から徳島の祖父母の元に家出し、祖父母がかくまってくれ、その後私を育ててくれたので今生きています。
しかし両親のもとで育った兄は自殺しました。

周りの大人たちは本当に虐待に気づいていなかったの?あんなに助けを求めたのに、どうして助けてくれなかったの?
今でもそう思います。

心の闇とかではなくて、ただ単に我が子を可愛いと思えない親は実在します。動物を虐待するかのように無抵抗の子供に虐待を加え続けるのです。ただのリンチです。
私や兄のような者を、どうか救いだしてくれる世の中に変わっていってほしいと思いコメントさせていただきました。

2017-08-15

8月15日。決意新たに。

| 15:13

 今日は72回目の終戦記念日です。

 我が国の来し方を思い,行く末に思いをはせる一日です。

 私は,家族・家庭の問題を取り扱う「家事事件」を専門の一つにしています。

 その理由・志についてまとめましたので,ご一読ください。

 下記リンク先は,当事務所のホームページです。

 http://suzuki-law.net/kajijikenriyuu%20.php

2017-07-09

平成29年 夏季休業のお知らせ

| 12:26

平素は当事務所をご利用いただきまして,ありがとうございます。

さて,当事務所は,

平成28年8月11日(金・祝)から17日(水)まで

夏季休業とさせていただきます。

よろしくお願い致します。

なお,顧問先様には別途直通電話番号をお伝えしておりますので,この間のご連絡は,そちらにお願い致します。

2017-03-31

3年を超えて…新年度を迎える決意

| 16:20

 大阪で開業してから丸3年が経過しました。

 

 この間,当地でご面識を頂いた方々,地元の商工業関係の方々,弁護士会役員の先生方,諸先輩方,柏原市の地域住民の皆さまには,温かく接していただいて大変お世話になりました。皆様のお陰をもって,この3年,何とか弁護士を続けることができました。私も,私の家族も,ここまで無事来られましたのも,皆様のおかげです。本当にありがとうございます。

 

 この3年は本当に目まぐるしい内容で過ごさせていただきました。多くの方々の温かいお力添えを頂きまして,弁護士業としての基盤をある程度持つことができましたのをはじめ,弁護士会の活動(会務)も色々とやらせて頂きました。その道の第一人者と言われるような先生方と一緒に調査研究活動をさせて頂いたり,シンポジウムの企画立案・コーディネーターをさせて頂いたり,ラジオにも出させて頂いたり,学校や各種団体での出張授業・講演の講師をさせて頂いたり,自治体審議会・協議会委員などの公職も頂戴したり,選挙にまで出させて頂き,元日弁連副会長をはじめお歴々の先生方に応援をしていただくなど,過分のご支援を頂戴したりしました。

 3年前,ほとんど何もない状態の中から始まって,多くの方々との出会いと,温かいご温情を頂く中で,こうしたことができたことを振り返るとき,本当に感謝の思いが尽きません。

 4月から新しい年度がスタートしますが,これまでのある種「バタバタ」「ジタバタ」しながら一心不乱に歩んできた,丸3年のスタートダッシュ期を越え,しっかりと足腰を据えなおし,しこを踏んで,改めて弁護士としての本業はじめ,私が取り組むべき仕事・役割に専心まい進したいと思います。

 これからはより一層,離婚・親子・相続不動産といった専門分野の研鑽に力を入れるほか,市民の皆さんのニーズの適切迅速な把握と,ニーズに合致するサービス提供を実現すべく,私はもとより事務所の体制も強化するなど,気合を入れなおして尽力いたします。

今後とも温かいご指導・ご鞭撻を賜りますよう,お願い申し上げます。

2017-01-03

あけましておめでとうございます

| 16:24

f:id:suzuki-koji:20161205142723j:image:w300:right

謹んで新春の寿ぎを申し上げます。

旧年中は皆々様には大変お世話になりまして,ありがとうございました。

本年も変わらぬご厚誼を賜りますよう,よろしくお願い申し上げます。

平成29年 正月

弁護士 鈴木 興治 拝