Age Factory。
Age Factory。
遅ればせながら、去年11月のアルバム『LOVE』で出逢い、もう関係者はじめバンドマンみなさま近くにいる人全て片っ端から薦めまくり、なるべくライブも行きまくっている。
じゃあ、何が良いかと言うと、僕の中では完璧なカウンターカルチャーヒーロー。
要は現在の流行旬主流と全く違う事をやっている。
ここ10年、フェスやSNSなどわかりやすく盛り上げる=バズらせる文化が根付いた。
確かにMCやつぶやきで煽り炎上させた事で音楽シーンは一瞬の盛り上がりになったかも知れないが、そこにぶっとい音楽が無ければ一生の盛り上がりにはならない。
多くの愛すべきロックバンドたちが、この煩わしいシーンに戸惑い苛立ち、でも沿わせる事も大切と必死にシーンに向かいあってきた。
中には悲しくも、表立ったシーンから消えていったものすらいる。
爆死とでも言おうか。
つまんねえなぁ、退屈だなぁと想っていた時に
現れたのが我らがAge Factory。
現在のシーンの流行旬とか主流とか全く気にせず、自分たちのやりたい音楽をただただぶちかましてる。
舞台上でのふてこい佇まい、ふてこい物言い、明らかに中指突っ立てて闘争をおっぱじめてるし、何もかもひっくり返そうとしてる。
極端なやり方かも知れないが、この極端からど真ん中メインストリームをぶち抜くと信じている。
痛快愉快。
正義の壊し屋。
彼らが道を拓けば、より下の世代はぶち壊しやすいし、上の世代でぶち壊してる素敵な皆さんとも混ざり合って欲しい。
僕が本気で応援してるモノ、すなわち全員で切磋琢磨してほしい。
そして、彼らの歌は尖り散らかしただけでなく、日常生活を通して友達や恋人の事を想う温もり散らかした歌もある。
平均24歳の彼らは怒り哀しみだけでなく、喜び楽しさも歌っている。
39歳の僕からすると、同い年くらいの自分を想いだして懐かしいというより、現在進行形の自分に寄り添ってもらえている感じもする。
それが嬉しいからこそ、15も下の若者なのに己を奮い立たされてしまう。
一昔前の音楽雑誌なら『10年にひとりの〜』なんて煽り散らかした逸材だと想うし、それくらい煽り散らかしてもバチはあたらない。
僕ら世代が盛り上がるのは何となくわかる。
でもAge Factoryは、10代や20代の若き世代が本気で好きになれるモノ=本物である。
最終、その世代が盛り上がらないといけない。
だって、あなたたち若き世代のヒーローなんだから。
とにかく、このクソつまんない世界を怒りでぶち壊して、温もりで包みこんでほしい。
頼むぜAge!