銀座Velvia館の戦略

Suzumeが在籍した大学院のゼミ同期で集まりました。連休の谷間にあいにくの雨。本日のお店は、Korean Dining & Bar 竈 AGUNGI(http://www.midcity.jp/velviakan/shoplist.html)。銀座Velvia館は4月中旬にオープンしたショップ&レストランの商業ビルですが、「Play!新丸の内」のような大宣伝をしていないので、Suzumeは電車の中吊り広告を見て初めて知りました。Webでレストラン一覧を見る限り、それなりに良さそうなのに、周囲でも全く話題になっていません(^^; Suzumeの一番の関心は「薬膳火鍋専門店 天香回味」でしたが、火鍋は数日前に食べたばかりなので、今回は韓国の家庭料理系を選びました。
さて、定刻より早くVelvia館に着き、各階ショップを眺めながら上階へ行くことにしたのですが、想像以上に客が入っていなくてビックリしました。だって、六本木駅や東京駅丸の内口は大混雑って話だし…そっちに客足が流れていることや連休谷間ということを差し引いても、こんなにガラ空きでいいの?
確かに、入っているショップはビミョウです。メンズを意識した各フロアに洗練された空気が漂うけれど、LEONやBRIOやUOMOの勢いに疑問を抱くSuzumeには、これらの店舗にマーケ用アンテナショップ以上の役割が見出せません。いえ、LEON等々の雑誌にケチをつけるのではなく(それぞれ優れたファッション誌だと思います)、購読者が雑誌の提唱する服装やライフスタイルを実践するのか怪しいと思っているのです。仮に実践するとして、彼らが銀座でそういう品々を買い揃えるのでしょうか?いつの時代も銀座にはtradな時間が流れていて、edgeな六本木や表参道との棲み分けが存在する、とSuzumeは思ってしまうのです。中央通りのapple storeのような例外もありますが。例えば、館内にはAmadana直営店があります。オシャレですよね、ここの電卓とかコードレス電話って!Suzumeも眺めるのは大好きです。でも「Amadana(が似合うの)は銀座よりも表参道ヒルズでしょう〜」とも思うのです。まぁ、休日にわざわざ出かけなくても、会社帰りにWindow shoppingできるようになったのは嬉しいです。ただし、この閑古鳥状態では、「見るだけ」目的で店に入りづらいですけれどね。
3月末にミッドタウン、4月末に新丸ビル…と超大規模商業ビルが鳴り物入りでオープンして、その「谷間」になってしまった不運もありますが、三井不動産のビル再開発コンセプトを理解するのは難しいです。交詢ビルもZOE銀座も然り。あ、でもミッドタウンも三井不動産ですねぇ。もちろんSuzumeは利用客の立場なので、美味しい食事ができて店内が空いているのは大歓迎です。
AGUNGIも、Suzume達以外に1グループがテーブル席にいただけでしたので、快適に過ごせました。多分、満席だと奥の座敷席の人が出入りする度に煩わしかったと思いますが、Suzume達で座敷席エリアを占領できましたし。料理も色んな品がちょっとずつ出てきて、それぞれ美味しかったです。特にチャンジャとトッポギは良かったですねぇ。笑顔のキュートな韓国人店員がまだ流暢とは言えない日本語で色々と話しかけてきたのも可愛かった♪
今夜は、人生の(ステップアップの)転機を迎えた人が多かったので、なぁんにも報告事項のないSuzumeは肩身が狭かったのですが、最後にゼミの先生が「…というわけで、幹事のSuzumeさん、ありがとう」と言って下さいました。あらら、先生がそんな思いやりを見せてくれるなんて珍しい。彼も少しオトナになったのかしら(笑)と心の中で思いながら、でもそんな一言が嬉しかったのでした。
★後日談:翌朝、全身がニンニク臭かった。。。(汗)