2006-10-19 佐藤多佳子「黄色い目の魚」 book いわゆる青春小説。適当にハッピーエンドで終わらせず、しっかりドロッとしたとこを盛り込んでるあたりがエライ。高校生のときに読みたかったような気もする。 これまで考えてもみなかったけど、人物画を書くってすごいことだよなあ。 胸がちぎれそうなさびしい気持ちになるのに、いつまでも、そこにいたいと思う。 世界に俺を出していくことはできなかった。だから、世界を俺の中に入れているのだ。 いい顔になりたい―――とふと思った。 「最後は自分だけだ。誰かのせいにしたらいけない」